「…報償?っすか?」
「貴様!国王様に対して無礼であるぞ!」
王様に城に呼ばれて何かと思えば先のベヘモス討伐の褒賞を取らせるとのこと。んー…ネクスト作れる所もほしいし人もほしいし物資もほしいしとにかく自由な場所がほしい。(強欲)…あーでも
「では国王様にひとつ」
「何でも申したてい」
「では、褒賞はひとつ。…法を破らせてほしいのであります。」
まわりの貴族がどよめく。…あー、これもしかして殺人とかと思われてる?
「…ふむ、ものにもよるが…その法とはなんだ?」
「簡単な話で御座います。ある方との結婚を認めてほしい。これに御座います。」
貴族の方々がこんどは口を開けポカーンとしている。あんたら表情筋凄いな。リアクション芸とかしてみたら?
「…よかろう。相手の歳は?」
「16に御座います。」
「…大いに幸せになるが良い。相手を不幸にはするなよ。」
やったぜ。国王様に認められたぜ。これで16でも結婚できる。カティとの約束も果たせるな。
「ありがとうございます。では私はこれにて。」
そそくさと退散してカティの所に向かう。ちょっと走り気味で。
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「国王様、よろしかったので?」
「構わん、奴には騎士としての誇りがあるように見えた。ならば、たとえ歳が足りていなかろうと認めても問題なかろう。」
「わかりました、ではそのように。」
国王様は知らない
その誇りが騎士としてではなく、リンクス及び変態技術者としての誇りであると……
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所変わってライヒアラ学園内、日は落ち火の明かりが薄暗く道を照らしている所で、揉めている声があった。
「…止めてって言ってるでしょ!」
「なぁ良いだろ?ちょっと遊ぶだけだって」
「ふざけないで、私は急いでるの。」
「まぁそう言わずに~」
緑色の髪を揺らしながら路地の奥で、少女が目の前の男の手を払っていた。
「ちっ、いい加減に…」
肩を押さえられ、押し倒される。少女がもがくが身体の大きさも力も足りない少女では悪あがきに過ぎなかった。…胸は足りてるが。
「止めっ───」
少女が声を上げようとした瞬間、大通りの方から声が聞こえてきた。
「…何をしている?」
腕を組み、なんか井上和彦みたいな声で話し掛けてくる。…この時わたしには救世主のようにも見えた。
「なんだ?てめぇ?」
「…私は…親しいものからは銀翁、と呼ばれている。」
殴りかかる不良の拳を払い、その鳩尾に拳を叩きこむ。ねじるようにして入れられた拳は不良の肋骨を砕いた。
「…ほぅら直撃だ。いかんいかん、生き残れんぞ、そんな事ではな。」
「ガッ」
吹っ飛ばされた不良はそのまま壁にぶつかり気絶した。
「な、なんだお前!」
「ヒィィィ」
情けない声を上げながら、不良が走り去るが、その先にも二人の男がいた。
「クズが…空気にもなれんか、貴様ら…」
「まぁ、不足は無かろう。…いいか、俺は面倒が嫌いなんだ。」
長身のコートを着た二人の男が不良に対して明確な殺意を送る。それを受けた不良は気絶した。
「フン…」
「これはどうする?」
「放っておけ、じきに目が覚めるだろう。」
「あ、あの…」
少女が不良を囲んでいた男達に呼びかける。
「…銀翁、貴様が助けると言ったんだ、お前が行け。」
「…これは逃げだが…同時に事実だ。」
「はいはい、全くウチの男連中は…」
銀翁とよばれた男が少女に近づく。
「大丈夫か?全く、最近の若いのはのぉ…」
「あ、あの、ありがとうございました…」
「気にするな、勝手にやったことだ。」
「私は、メイと言います。」
「メイちゃんか、良い名前だ。かつて同じ名前の戦士を見たことがある。」
「そうなんで…すか?」
「そうだ、いい子だった…」
「銀翁、そろそろ行くぞ。」
「分かった、じゃあ又な、メイちゃん。」
手を振り男達が、どこかに行く。その後ろでメイは、とてつもない衝撃を受けていた。
「あの声は…オッツダルヴァさん、銀翁…まさかネオニダス?それにあの声…メルツェル…まさか…またここに?」
瞳孔が定まらず、座ったまま呆然としていた。
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「…感づかれたかのぉ?」
「言い過ぎだ、銀翁。相手はカラードランク18位だぞ。」
「メイ・グリーンフィールド……元GA所属のリンクス、か……」
男達は、夜の闇の中に消えていった。
これもともと、6話7話のネタをくっつけただけなんですよね。なんでなんか変なんです。
ちなみにデオンくんは長かった入院生活も終わり、学園に戻った辺りですね。国王に呼ばれたのはその後ですし。つまり後半は逆行していると。
後半のあの三人衆…いったい何カ旅団なんだ…?
あ、別になんか革命起こしたりはしませんよ?めんどいですし。
それではまた。