ナイツ&マジック“NEXT”   作:アストラル饅頭

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歪んだ愛、守るべき物、守れなかった物、壊してしまった物、壊した物、その全てを見て、考える。


本当に只のACプレイヤーだったのか?と。


歪んだ愛、白百合の花

カーンカーンと、どこぞの工廠みたいな音が鳴り響いております。みなさまお早う御座います、またはこんにちは、それかこんばんは。デオンフィール・キャンデロロです。

 

今日も格納庫は怒号が飛び交い、活気に溢れています。どこからともなく運び込まれてくる物資、鋼を打ち付ける音、そして世紀末な声を上げながらバーナーでシルエットナイトを炙る者。絶対火力過剰だと思うんですけど。……!?シルエットナイトが直ってる!?

 

まぁそんなわけで、その一角に位置するこの第5ハンガー、そこにはいま、純白のシルエットナイトが製造されています。

 

これまでの逆関節とは違い、普通の人型をしているそれは、今までのアリシアとは違い、ヒロイックなシルエットをしています。

 

機体名はノブリス・オブリージュ。フランス語で“貴族の務め”を意味するこの機体の特徴は、なんと言っても、その背中のラックから伸びる三対の羽。なんとこれ、なかにカノープスと同じような紋章を仕込むことでレーザーキャノンとして使える見た目と実用性を兼ね備えた素晴らしい死加重スタビライザーとなっております。

 

「…さっきから誰と話しているの?」

 

「…何やってんだ俺…」

 

何をしているんだ…俺の出番は基本的に問題が起きてからなのでやることが無いときは本当に座っているだけ。指揮は全部カティちゃんがやってくれるので正直眠い。…毎晩ヤるのは構わないけどこっちの身も考えてほしい。…これって女性の方が言うセリフじゃないんですかね?

 

「…ふぁぁ…」

 

寝ちまおうか、と考え、瞼をおろした瞬間。

 

朝のHR十分前を告げる鐘が鳴る。

 

「…ここまでー、早く教室行ってー」

 

「「「はーい」」」

 

作業をしていた男達が一斉にノブリスオブリージュから飛び降り、そそくさと各々の教室に向かう。しゃーねぇー、いきますか。

 

「…ねむ」

 

あー…行きたくねぇ……

 

 

____________________

 

「はいおはよう、休日明けの学校はどうだ?諸君。因みに私は今すぐにでも帰りたい。」

 

「じゃあ帰っていいですかー?」

 

「構わんが、法撃が飛んでくると思え。今日も一日頑張りましょう。はい、仕事終わり!職員室で寝よ…」

 

……ここまで五分。朝のHRは基本これで終わる。

 

「ってあぁ、忘れていた。転校生が居る。カティアを失って絶望にくれているおまえら、美少女だぞ、泣けよ。」

 

転校生…?このタイミングで?なぜ?とか言ってみる。言ってみなくない?なんかパワードスーツの扱い勉強する学園とかで言ってそう。

 

とか考えていると、入ってきた。白髪に、緑色の目、白い肌にどっかのご令嬢かなにか?と思えるような優雅な素振り。…ん?なんか逃げろと本能が言っている。

 

「…本日からこのクラスに転校となりました、BFF所属、リリウム・ウォルコットです。どうぞ、宜しくお願い致します。」

 

リリウムかー…良い名前だな、なんか狙撃前衛の機体で四脚とコンビ組んでそう。…は?リリウム?

 

「…はぁぁぁぁア!?!?」

 

「あっ、デオン様♪」

 

何この子、いやいやいやいや、何者だい?(財団)

 

「ん…」

 

「むっ!?」

 

しかもキスされた…ああああ何この子怖い怖い怖いこy(ry

 

 

 

キスされた瞬間、記憶がよみがえる。これは…天敵ルート?でも一貫して一人称…まて、なぜ“リリウムが居る?”

 

 

 

「お久しぶりです、あ な た ♪キャッ」///

 

あー…なるほど…やっべぇ奴に絡まれた…

 

 

 

______________________

 

「…デオン様?どちら様ですか、その方は?」

 

「あーえーっと」

 

「妻です」(断言)

 

「お前はトーラスにコジマを注ぐような発言すんな!」

 

格納庫まで連れてきて、事情を話した瞬間腕にとりついてくるカティちゃん。かわいい。でもなんか殺意が…リリウムからの殺意が…

 

「へぇー、私のデオン様にそのような…」

 

「あら、貴方のではないでしょう?私のデオンよ。勘違いしないで。」

 

「…そんなにOBの噴射炎で炙られたいのですね。いちどそこのローゼンタール製ネクストで炙られてみては?」

 

「あなたこそコジマ爆発で消し炭になりたそうな顔をしているわよ?AA食らってみる?」

 

「ふたりとも落ち着い──」

 

「「はい?」」

 

「あっ、なんかすいません。」

 

あーもう怖い…リリウムもカティちゃんもそんなカリカリしないの、皆仲良く、ね?

 

「人類皆友達だったら国家解体戦争なんて起きませんでしたよ?」

 

「人類が互いをわかり合えれば国なんて要りませんよね?」

 

せやな、反論できない。あーもう助けて皆…

 

願いを込めてノブリスオブリージュの方を見ると、全員が一斉にそっぽ向きやがった。あんにゃろうども…

 

「──私はもう一緒に寝たし!」

 

「なっ、本当ですか!?デオン様!?」

 

エスカレートしていくなぁ…これ、終わる?

 

 

ほんと、誰でも良いから

 

 

 

 

 

助けて……………




適当感ハンパない。しゃーなし。あとACネタが薄いなぁ…

あ、そうだ。因みにデオン君がですが、名前の元ネタはシュヴァリエ・デオンからとっています。つまり男女、女装すれば女にしか見えないと言うことで。…ねぇメイドデオンって知ってる?

はい、出てくるのは暫く先!仕方ないね。


はい、それではまた!
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