???「キャンデロロ家九代目当主、デオンフィール・キャンデロロがここにつかまつる。エチェバルリアの騎操手よ、求めるロマンに命と誇りを賭して、いざ尋常に立ち会うが良い。」
「ただ今より!テレスターレとノブリス・オブリージュによる模擬戦を開始する!双方、礼!」
鉄の騎士と純白の天使が礼をする。片方にはヘルヴィ、もう片方にはデオンが乗っている。
「…さてと、実働試験も無しに何処まで動けるか…」
『悪いけど、勝たせて貰うよ』
「…言い訳くらいは考えておこう。」
ノブリスオブリージュは完成した。但し本体のみ。武器はカノープスとローゼンブレードのみ。天使砲は六本の内四本がダミー、ようは両肩にレーザーキャノン×2という状態での戦闘なんですよ。おまけに完成したのは数日前でろくに実働試験もやってない。どこでどんな挙動するかわからない状態でお送りいたします。
「始めっ!!」
テレスターレが走る、それに応じるように脚部のブースターで数メートル浮き後方に全力で下がりながらカノープスを放つ。バックウェポンの法撃が飛んでくるが、PAに弾かれたいしたダメージにはならない。
「大切な次期量産機のコンペだ…簡単には譲れないよ」
『あのバリア!全然はがれない!』
カノープスは威力を調整していて、当たっても装甲が吹っ飛ぶようなことはない。が、お互いが死なないように、今回“AP制”を導入しているので避けないと実際死ぬ。
「破壊天使砲…発射ァ!」
『キャァァァァア!』
背中のレーザーキャノンを撃つと、テレスターレが膝をつく。これは、APが無くなったことを示す。因みにこのままなんかすると機体が爆散するので注意が必要。
「…勝者!ノブリス・オブリージュ、デオンフィール・キャンデロロ!」
会場の観客が沸き返る。滞空しながら天使砲を格納して、テレスターレを回収し格納庫に戻った。
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「負けちゃいましたね…」
「ノブリス・オブリージュ…貴族の務め、高貴なる義務…か…」
青い髪の少年は、白い機体を見てそう呟いた。
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「わーい!デオンさん大勝利~!えぇ、身体は大丈夫です!まだまだ行けますよ~───コフッ」(吐血)
「デオン!?」
うーん…存外負荷がデカかった…背中に武装載っけただけであんなに重くなるモンなんですね…
「あー、でも、なんか挙動おかしかったなぁ…」
今回、実機のデータが不足していたから、かわりにアリシアのデータを入れたんですが、流石に逆関節と中量二脚では勝手が違いすぎたようで。
「QBしようとしたら警告出た…」
ひっくり返るぞーって。アカン、しぬぅ…
「少し休んだら、みんなで完成祝いやろうって。テレスターレの方と一緒にね。」
「あ、そう…じゃあ少し休む…わ…」
あー、駄目だ、目がー…倒れる……
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「じゃあ、両機が無事完成したことを祝って、かんぱーい!」
「「「「かんぱーい!」」」」
おおぅ、なんで皆そんなに元気なの?
「デオン、見事な引き撃ちだったぞ。」
「ははは…エドガーも毒されてきたね…」
騎士道精神あるなら引き撃ちを許容すんな。
「ところで、ヘルヴィが居ない気が…」
「ヘルヴィならあそこに居るぞ。」
え、何処…あぁ、なんか申し訳なくなるレベルで暗い…。
「エドガー、行ってこい。」
「は!?俺がか!?」
ディーに無茶ぶりされるエドガーくんマジ受難。…とっととくっつけ。
「…デェオン~、何してんのよ~」
「ファッ!?カティさん!?」
うわぁすげぇ酔ってる。あれ、ここにあるの葡萄酒だけのはずなんですが…お酒弱スギィ!
「…あんたってけっこう可愛い見た目してるわよね。」
「う、うん?ちょっと待って、カティちゃん?あの、その手はなんですか?」
「良いでは無いか良いでは無いか~」
えへへへとか笑いながらカティちゃんが近づいてくる。あ、悪魔たん………
「ちょっとこっち来なさい!」
「…へ?うわっちょっ!?」
カティに連れられ、カティの自室に連れてこられる。あの宴会場からは近かったので一瞬だった。
「えーっと?なんすかそれ。」
「見て分からない?メイド服、特注のね。」
青いメイド服なんかもって何するんすか。え、なに!?なんで服ぬがしてんの!?まさかそれ着ろと!?おう、やだよ(拒絶)待ってマジで女装趣味とか持ってないから助けて(ry
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「…デオンがドナドナされたな。」
「あぁ、あれは誘拐なんじゃないか?」
「えぇ、誘拐ね。」
高等部三人衆が口をそろえてデオンが拉致られたと言う。完全に酔ったカティアに連れて行かれるデオンフィール。見たことのない光景にちょっと笑ってしまった。
「皆ー見てみてー!」
「うぅ…死にたい…恥ずかしい…」
カティアの元気な声に釣られて皆が扉を見る。そこには顔が紅く、見ただけで酔ってるとわかるカティアと
青いメイド服を着た、美少女が立っていた。
「カハッ」
「隊長!フィルが血を吐いて倒れました!」
「よし、そのままにしておけ」
そこから宴会場は死屍累々、阿鼻叫喚の巷と化した。
のちに、こんなルールが作られる。
デオンフィール・キャンデロロに女装させてはいけない、と。
今日は仕事早く終わったんでこんな時間に書けた。おかげで最近風邪気味なんですよね。咳が止まらん。
水着イベね、マルタしか居ない。あとなんか今回星5礼装めっちゃ出る。
あ、ウチのカルデア事情なんてどうでも良いですね、はい。それではまた。