ここは文月学園、第2ホール。ここには6人一組の列が並んでいた。
1列目 古沢進 柴崎陣 須川英信
寿蘭 東雲一葉 霧島翔子
2列目 高山公明 田川清徳 原良義和
原良沙織 原良栞 清水美春
3列目 平賀源二 根元恭二 菊入真由美
岩下律子 小山友香 久保利光
4列目 吉井明久 土屋康太 木下秀吉
木下優子 工藤愛子 佐藤美穂
と並んでいた。ここでは高橋先生による説明をうけていた。本校舎でも説明は行われていたが、主犯格の四人は本校舎の指導室の中の補習室で説明を受けていた。説明を受けていたのは、Fクラスの代表にして、高輪財閥の次期社長、坂元雄二。Fクラス副代表の姫路瑞樹。その妹の姫路春。雄二の彼女でFクラス最高幹部、島田美波。そして、ハーバード大学からの一時的留学生、タカナワ・キャッツ・アキラである。
高橋教諭によると、クラスが低くなるにつれて問題は難しくなるということだった。
そして。数分後オリエンテーリングは、始まった。
Fクラス側は、主犯格の5人以外は1問目で脱落した。
しかも問題は【この学園の名前を答えなさい】。そう、奴等は学園の名前すら答えられなかったのだ。5人は、スラスラと答え、本校舎4階、別館へ通じる6階まで後2層と迫ったとき、ある問題が出題された
問題【悪名高い財閥の名前は?】【初代会長の名前は?】
と出題され、3人はこう答えようとした。
姫路「勿論、吉井財閥です!会長は、明久くんです!」
美波「吉井財閥よ!会長は、吉井よ!」
春「吉井財閥です。ちなみに会長は、吉井明夫さん。美波ちゃん。会長は吉井って当たり前じゃない。(笑)」
が二人は違った。
雄二「おまえら、違うぞ。恐らくここは、」
アキラ「高輪財閥ですね。会長は、坂本雄一さんです。」
五階に上がり、問題に答えた5人は6階にたどり着いた。問題に答え別館にたどり着いた5人は前に一クラス全員が立ち塞がっていた。
それは、Eクラスだった。その前に立っていたのは、Eクラス代表の三善美子だった。なぜそんなことになっていたのかというと、時間は30分前にさかのぼる。
Sクラス側
進「先程明久がまた倒れた。恐らくこの気配のせいだろう。」
陣「気配?なにも感じないが?」
一葉、蘭「なにかしらいるのかしら?」
進「ああ。明久がブルブル震えて倒れたと言うことは1つしかない。あの女が居るんだ。」
進ら、吉井財閥関係者は気づいていた。アキラが潜んでいたことに。オリエンテーリングは、Sクラスは、開始5分で全員終わっていたのだ。
その時明久についていた秀吉から伝言が入った。
秀吉「伝達。アキラ殲滅のために、Eクラスから投入していく。少しでも叶わないと思ったら次のクラスに助けを求めること。明久が目覚める時間稼ぎをやって欲しいのじゃ。」
全員「おぉーーーー。」
次回、Sクラス連合と5人が戦います。