許嫁と幼馴染と同級生と後輩   作:kikukiri

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最初に言っておく!……この話、前半面白くない気がする

それと、お気に入り100件超えてましたね。ありがとうございます!
ちなみにAUも1万超えてましたね。たくさんの方に読んで貰えてとても嬉しいです!
これからも暇つぶし程度に読んでいただけたら幸いです!


許嫁からのご褒美

「ここがリビングかな?」

 

さっきまでいた和室を後にし、居間と思わしきドアをコンコンとノック

した。

 

「すみません、柴で_

「優奈!」

「グフ!」

 

すぐさまドアが開けられたかと思いきやいきなり押し倒されたよ。

一応怪我人なんだけど……犯人は…え?ダイヤ姉さん?

 

「どうしてダイヤ姉さんがここに?」

「ダイヤ、離れなさい。優奈君が困っているでしょう?」

「え!?…おばさんまでここに?」

「こんばんは、優奈君。六年ぶりですわね」

「お久しぶりです……いろいろ積もる話しがあるんですがとりあえず」

「そうね、ダイヤ!いい加減に離れなさい!」

「はっ!…す、すみません」

 

慌てた表情でダイヤ姉さんはすぐさま離れてくれた。

助かった…と言うか国木田さんのご両親も居たんだね、今気がついたよ

 

「娘さんは本当に彼が好きなんですね」

「あ!//…は、はしたない姿を見せてすみません///」

「全く…本当にすみません国木田さん」

「いえいえ、若さの特権ですよ。それより優奈くんだったよね?

こちらに座ってくれないかい?」

「は、はい」

 

僕は案内されたソファに座った。その隣にはダイヤ姉さん、向かいには

おばさんと国木田さんのご両親が…なんか緊張するな

 

「優奈くん、お茶とコーヒーならどっちが好き?」

「えっと…じゃあコーヒーで」

「わかったわ、ちょっと待っててね」

 

国木田さんの母親がキッチンまでコーヒーを入れに…少し申し訳ないが

ここはご好意に甘えよう。ちょっと喉が渇いているし…

 

と言うかあの人本当に母親か?随分若く見える。でも姉妹にしては離れす

ぎているようにも見える…やっぱり母親だと思う。

それにしても国木田さんと似ているね

 

「優奈君、花丸は確か君の部屋に行っていたはずだけど…?」

「くにき…花丸ちゃんなら今は布団で寝かせています。ちょっと心配かけ過ぎた

みたいで…すみません」

「そうだったのね。はいコーヒーどうぞ」

「ありがとうございます。いただきます」

 

僕はコーヒーを一口いただいて、ご両親とおばさんに向き直った。

やっぱりこう…緊張してしまうね

 

「優奈君、花丸を救ってくれて本当にありがとう」

「それは私もです。ルビィを助けてくれてありがとうございました」

 

そう言って国木田さん達三人は深々と頭を下げる

 

「い、いえ!僕の方こそ…こうして手当てしてくださってありがとうございました」

 

僕は手当てしてくれた事に感謝すると、三人共頭を上げてくれた

 

「そんな事は当然だよ」

「貴方はうちのマルちゃんとルビィちゃんを身を呈して守ってくれたんだもの…凄く

感謝してるわ」

「そ、そんな…僕は別に」

 

ここまで感謝された事もないから返しに困る…

特にこんな立派な人達に言われると余計にだ

 

「優奈君」

「は、はい」

「立派になりましたわね」

 

おばさんはニコっと笑って言ってくれた。

やっぱり似てる…ダイヤ姉さんと

 

「……そ、そうだと良いんですけど」

 

ダメだ、褒められ慣れてないから照れてしまう。どうもよそよそしい

感じでしか返答できない

 

「あらあら?自信がないんですの?」

「…いや、自信がないとかじゃないんです。照れてるだけです」

「ふふ、可愛いらしいところもあるのね?」

「……返答に困りますね//」

 

ダメだ…さっさと話を進めよう。どうにも苦手だ

 

「ところで逃走した人達はどうなったか知りませんか?」

「警察に通報したがまだ連絡は来ていないよ」

「そうですか…」

「君はこの事件の重要参考人だ。明日警察署で事情聴取を行いたいと

警察側は言っていたよ」

「わかりました…明日か」

 

チラっとダイヤ姉さんを見る。すぐさまニコっと笑ったので察してくれたらしい

 

「学校側には私から言っておきますわ」

「ありがとう」

「ふむ…もう夜も遅い。優奈君家まで送っていこう」

「ん?時間?」

 

自分のスマホを見ると時刻は…21時頃。あれ?もう定期船なくね?

 

「そう言えば優奈、自宅は何処ですの?」

「……淡島ホテル」

「「「「へ?」」」」

 

この場いる全員が全員が?を頭に浮かべているのだろう…顔にそう書いてある。

まあそうなりますよね

 

「えっと、沼津への引っ越し準備が終わるまでです

「…な、なるほど」

「納得しましたわ」

「でもそれだと定期船がないと…」

「そうんですよね……」

 

本当にどうしようか?

 

「それじゃあ今日は一日うちに泊まって行くといいわ」

「え?…いや流石にそれはご迷惑です」

「そんな事ないわよ、ね?」

「もちろん。我々は君に感謝しているんだ…せめてこれくらいね?」

 

ふむ…幸い教科書類は貰ったばかりだから明日の荷物に困る事はない。

でも着替えは……まあジャージあるから大丈夫と言えば大丈夫か。

でもな〜……

 

「黒澤さんもどうですか?もう遅いですし…ね?」

「そうですわね……じゃあダイヤだけお願いできますか?」

「え?私だけ?」

「ダイヤちゃんだけでいいんですか?」

「はい、ダイヤも優奈君の事が心配で心配で…だから今日一日くらいは

優奈君も近くにいる場所にいさせてあげたいんです」

「そうですか…わかりました」

「ちょっとお待ち下さいお母様!明日は学校がありますのよ!?

着替えも何も準備が整っていません」

「私が後で届けるから大丈夫よ。それでは国木田さん、ご迷惑お掛けします

が…どうかよろしくお願いします」

 

ちょっと待て、僕泊まる事が決定してない?

……まあいいか。ここで泊まらないとあそこまで言ってくれた国木田さん達に

悪い気がするし

 

「わかりました、それでは気おつけて」

「はい…そうだダイヤ」

「はい?」

 

おばさんがダイヤ姉さんを呼んで何やら耳打ちしてる。

少しニヤけた表情をしてるからロクでもない事吹き込んでる気がする

 

「それじゃあ」

「ちょっとお待ち下さいお母様!一体何を…」

「それではよろしくお願いします」

 

おばさんは姉さんの言葉に耳を貸さずに帰って行った

 

 

 

 

 

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

 

 

 

 

……で、まあ鞠莉姉さんへの連絡だのかな姉への連絡だの食事やお風呂だの

を終えて現在借してもらった寝室で一息ついてる

 

「疲れた…」

 

本当に今日は疲れた一日だったと思う。女子校に行って、出会い、再開を果たし、

拉致されかけた後輩を助けた。

……まあ他にも鞠莉姉さんにキスされそうになったり、かな姉にハグされたり、

ダイヤねえに抱きつかれたり…こんな濃い一日は人生で初だろう。

 

時刻は日付が変わる直前……疲れたしもう寝ようか。

寝るにもいい時間だろう_

 

 

コンコン

 

 

「ん?どうぞ」

「失礼しますわ」

「ダイヤ姉?」

 

ご丁寧にノックをして入って来たのはダイヤ姉さんだった

 

「となり…いいです?」

「うん」

 

ダイヤ姉さんは体育座りのように膝を曲げ、体重を僕に預けるよに傾いて座る。

お風呂上がりのシャンプーの香りが僕を変な気分にさせそうだが気にしない

事にしよう……

 

「……ありがとう…花丸さんとルビィを救ってくれて」

「…先輩ですから」

「先輩なんて関係ないでしょう?」

「………」

「貴方はきっと誰がピンチに陥ってもその手を伸ばすでしょう?」

「.…この手が届くかどうかは別として、全力で伸ばすと思う」

「ほら、先輩なんて関係ないでしょう?」

 

僕の事を見透かしてるかの様にフフっと得意げに微笑んで言うダイヤ姉。

ふむ……確かに関係ないかもしれない。でも_

 

「助ける理由には関係ないかもしれない…でも気持ちは違うと思う」

「……と言うと?」

「僕の中で特別何だ…国木田さんもルビィちゃんも」

「特別…それは一体どう言う意味ですの?」

 

冷静ながらも僕に寄りかかる力が強くなってるよ。

何か勘違いしてるようだ

 

「後輩に寂しそうな顔をされた時…黙っていられなかった。困ってるのと

は違う。僕があの娘達の笑った顔が見たいと思ったんだ」

 

僕は今日出会った後輩二人とルビィちゃんの寂しそうな顔を思い出す。

みんな別れ際には寂しげな表情をしたのだ。

何かできまいかと思った…結果、黒澤家に向かおうとしたのだ

 

あれ?なんか腕つねられてる?

地味に痛いよ…

 

「姉さん、腕をつねるのやめてもらえませんかね?」

「お断りしますわ!」

「……なぜ?」

「それは…その…一年生の三人の内、誰かを好きになったのですか?

だとすれば許せませんわ!」

「いや、そう言った感情は別だよ」

「……わかりましたわ」

 

少し心配そうな顔をしながらもつねっていた手を離してくれた。

ダイヤ姉さんに嘘なんてついた事ないから信じてくれたのだろう

 

「優奈…」

「ん?」

「貴方の中で私は特別ですか?」

 

……ああ…この不安気な表情を僕は知っている。

空白となっていたこの六年でダイヤ姉さんは変わった

 

昔のダイヤ姉さんはもっと甘えたで泣き虫だったんだよ?

でも今は、生徒会長と言う大役を担って、綺麗になって、凛としていて…

とても強くなったと思う。

 

……でも不安を感じる彼女表情は昔のダイヤ姉さんと何も変わらない。

これが彼女の今も変わらない“弱さ”だ

 

こんな表情をした時は__

 

「ダイヤ姉は僕の人生で一番最初に出会った特別な人だよ」

 

頭を撫でながら安心する一言を、これが昔から変わらないやり取りである

 

「そ、そうですか//」

「うん」

「では…」

「へ?__

「ご、ご褒美です////……どうですか?///」

 

ダイヤ姉は僕を抱き寄せ自分の胸に顔を当てたのだ。

や、柔らかな感触と何故か甘い香りまでする///

 

「………///」

「な、何か言ってください!//////」

「いや…えっと……柔らかいです///」

「そ、そうですか///」

「………///」

「………////」

 

沈黙、言葉が見つからない。このままではおかしくなりそうだ

 

「で、では、ここまでですわ//////!お、おやすみ!///」

「…………///」

 

ダイヤ姉は慌てて部屋を出て行った。

残った僕はと言うと…

 

 

「眠れるわけないじゃないか……///」

 

 

 

寝不足が確定した瞬間であった

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
今回の話を書くのはとても難しくて悩みました。
結果これです…………もう自分ではこんな感じでいいのかどうかわからないです。
ダイヤ姉さんの可愛いさが伝わっていればいいな…

それと年内に次回を投稿できればいいな…

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