許嫁と幼馴染と同級生と後輩   作:kikukiri

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ちょっと期間が空いてしまいました、すみません!
1月中に投稿するつもりが、ちょっとお話が変な方向に進みかけてしまったので……その修正に時間がかかってしまいました。申し訳ないです。





幼馴染とデートの約束

あらから何とか喧嘩は収まり今現在_

僕は作詞のため高海さんの家の前にいます

 

「ここが高海さんの家…まさか旅館だったとは」

「びっくりした?」

「うん…結構驚いたよ」

 

ご立派な家だ……僕の元いた家とは比べ物にならない。

まあ鞠莉姉さんの家と比べたらあれだけど、それでも十分だ

 

「さあ行こう!ただいまー!」

「お帰り千歌ちゃん」

「「お邪魔しまーす」」

「いらっしゃい、果南ちゃん、花丸ちゃん……あら?」

 

ドアの先にいたのは高海さんのお姉さんと思わしき人物。

高海さんと似た顔立ちに、おしとやかな雰囲気、何より美人だ。

内浦って美人だらけだね……

 

「初めまして、先日から浦の星に通っている柴 優奈です」

「あら!貴方が…千歌ちゃんから聞いてるわ。高海 志満です。随分イケメンさんね」

「そ、そうでしょうか//……あ、ありがとうございます//」

「ふふ…何もない所だけどゆっくりしてってね」

「はい…っ〜!」

 

なぜ腕をつねられるのだろう?しかも両腕……何で国木田さんまで?

 

「優奈のバカ…」

「……ずら」

「あらあら…両手に花ね」

「はは……」

 

刺々しい花だね。できればもうちょっと優しい花がいいな…

 

「ほらほら三人共早く行くよ!」

「お邪魔します」

 

僕らは急かされて高海さんの部屋へと向かう……はずが僕は

お姉さんに呼び止められた。

 

「ねえ?…えっと優奈くん…だっけ?」

「はい」

「好きな子はいるの?」

「……恋愛的な意味でしょうか?」

「もちろん」

 

ですよねー…まさかお姉さんにそんな質問されるとは予想外だ。

純粋な疑問なのだろう。元女子校に立った一人の男子。

そうなると男女関係が気にもなるのだろう。

 

お姉さんの顔はニヤニヤしてるけど…半分はからかっているのだろう。

少し尺だけど……まあいい機会かもしれない。

 

「……」

 

ふと目を閉じ、自分自身に自問自答する。

 

(今の俺は恋をしてるのだろうか?今目を閉じれば誰か心の中に

思い浮かんでしまうのだろうか?……)

 

「…………」

「……?」

 

 

思い浮かんだものは____________

 

『何して___________』

『これは____________』

 

『それさ________________________

 

 

 

 

「…………少し考えたんですけど、どうやら僕はまだ恋はしてないようです」

「そう……」

「では、僕はこれで」

 

僕は高海さんの部屋に向かうためお姉さんに背を向けた。

そこで不意にお姉さんが口を開く

 

「ここで素敵な恋ができるといいわね」

「…………そうですね」

 

それだけ言い残して僕は高海さんの部屋へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

「ここかな?」

 

僕は高海さんの部屋と思われるドアの前に立つ。

久しぶりの女子の部屋。なんかやけに緊張する…

ドキドキしながらノックをする

 

『入っていいよー』

「お邪魔します」

「遅いよ優奈!何話してたの?」

「ただの世間話しだよ」

「本当ずら?さっき志満さんと話してた時の先輩」

「顔、少し赤かったよね?」

「…記憶にございません」

「優奈?私の目はごまかせないよ?」

 

どうしよう?逃げ道がない。くっ…仕方ないじゃないか。だって美人だし?

おしとやかだし?しっかりしてそうだし?なんか大人の魅力と言うものを

感じてしまったんだ!きっと全国の男子が僕と似たような事を感じるはずだ!

 

「そんな優奈にはお仕置きが必要だね?」

「なっ…一体何を……」

「後でのお楽しみだよ…フフ」

 

イタズラする表情で果南姉さんは不敵に微笑む。一体何を企んでいるんだろうか?

 

「でもとりあえず…」

「え?…」

「最初はハグだよ♫」

「え、へ///」

「ずら!?」

「大胆だねぇ〜」

 

だからいろいろ当たってるんだよ!///理解してるの?

本当に…本当にかな姉は////……

 

「かな姉///国木田さんと高海さんも見てるから////」

「…?皆んな私がハグしてる姿何て見慣れてるから大丈夫だよ」

 

そう言う問題じゃない!僕男子!男の子ですから///

かな姉さんみたいなスタイルの女性は特に不味いんです!

思春期の僕には刺激が強すぎる////……

 

「果南さん、先輩」

「ん?」

「そろそろ…作詞始めるずら」

「……そ、そうだね」

「あはは、ごめんねマル」

「それと…後で先輩にお話があるずら」

 

今の国木田さんの表情いつになく真剣で、そして…悲しげだ。

さっきの表情とどこか重なる気がする。そんな後輩を放ってな

んか置けるわけもなく……

 

「わかったよ」

 

これで彼女の悩みが解決するのであれば本望だ

 

「よし!じゃあ頑張ってこー!」

「今回の曲は何をテーマにしてるんだい?」

「恋!恋の曲が書きたい!」

「恋?千歌にかけるの?」

「うーむ…千歌には難しいかもしれないけど今は果南ちゃんがいるじゃん!」

「へ?」

 

なるほど、確かに書けるのではないだろうか?

と言うかこのテーマ…まあ音楽にはありがちなテーマだけどこのタイミングで

ぶっこまれるなんて……僕は神様に試練でも与えられてるのだろうか?

 

「ちょ、ちょっと待ってよ千歌///協力はするけどどうして私が///」

「だってねぇ」

「…ずら」

「な///…ねぇじゃないよ////」

 

果南姉さんが顔を赤らめて追い込まれてる…恋する乙女な部分が出てる。

いつも僕にハグして攻めてくるかな姉が…これはある意味チャンスかもしれない!

普段攻められてる分ここでお返しができるかも……

 

「果南ちゃん!お願い!」

「マルも恋の詞見てみたいずら」

「っ〜///や、やだよ!?恥ずかしいもん//////」

「かな姉、僕もかな姉が書いた恋の詞、見てみたいな?」

「優奈まで///…優奈に見られるのが一番恥ずかしいんだってば///////」

 

かな姉が顔を真っ赤にして抗議している。でもかな姉は僕のお願いには

弱いはずだ…昔通りならね?

 

「ダメ…かな?」

「うぅ…いくら優奈の頼みでも///」

「果南ちゃん!」

「果南さん!」

「かな姉……お願いだよ」

「っ〜//////うぅ…///じゃ、じゃあさ優奈//」

「うん?」

「私と今度の土曜日、デ、デートしてよ////」

 

……………………why?

 

「え?……え?…」

「いいじゃん!それくらい///…それとも嫌なの?」

 

嫌なわけじゃない。かな姉と一緒にお出かけするなんて普通の男性なら

飛び跳ねて喜ぶものだろう。だって美人だもん。

 

でも、デートをした事を許嫁ともう一人の幼馴染が知ったら面倒くさい

事になる事間違いない…でも作詞するのにこれも必要な事なのだろう。

それにいい機会かもしれない。どんな形になるかわからないけど、いず

れ答えは出さないといけないのだから

 

「…わかった。じゃあデート行こうか」

「本当に!////……えへへ///」

 

これでもかと言うくらいニヤニヤするかな姉…でもこうして喜んでくれる

姿を見れるのはとても役得だ……それに可愛い///…し//

 

「……こんな果南ちゃん初めて見たよ」

「……意外ずら」

 

 

 

こうしてかな姉とデートに行くことが決まり、本日は解散となった。

僕と果南姉さんは一足先に外へ。国木田さんはお手洗いを済ませてる

 

 

「優奈は淡島だよね?一緒に帰ろ?」

「ごめん、ちょっと僕は国木田さんと話を済ませてから帰るよ」

「……むー」

 

わかりやすく子供みたいに頰を膨らませるかな姉は、もはや姉さんとしての

威厳を全く感じられない。ただ甘えたがりな一人の女の子だ。

 

こんなかな姉がどうしようもなく可愛いく見えてしまい、どうにも頰が緩ん

でしまう。しかし後輩の事を疎かにできるわけもない。ここは我慢して貰おう

 

「後輩だって大事だからさ…それは果南姉さんも一緒でしょ?」

「それはそうだね……うん、マルのこと頼んだよ」

「もちろん」

 

かな姉と別れて僕は一人、国木田さんを待つ。

どうか可愛い後輩の悩みを解決できますよに

 

そう夕焼けに願いながら僕は一人黄昏る事にした

 

 

 

 

 




さて…いかかがでしたでしょうか?今回は珍しく、少しシリアスなシーンがありましたね。
次回は特別編…もとい過去編を書きます。
どう言う表記になるかわかりませんが、優奈くんの過去を描きます。

本編は……まあ過去のお話を書いてからになるかと思います。行き当たりバッタリなので確実とは言えませんが、一応そう考えてます。

次回はバレンタイン日に投稿できたらいいなぁ……と言うかバレンタインに投稿しなきゃ
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