あと章タイトル少し変えました
ルビィちゃんと別れて教室に戻って来た時には既に朝のHRは終わっていた
僕のことは軽い体調不良と先生に伝えられていた。ありがたい。そして問題の張本人、桜内梨子さんは何とHRギリギリで戻って来ていたらしい。正直何とも言えない気持ちが湧いて来た。良かったと言えば良かったんだけど……結局僕が出向いた理由が…まあ結果的にルビィちゃんの手当てができたし……なんか上手い具合に収まっていると言えば収まっている。このままじゃ腑に落ちないけど…このままじゃね
僕は迷わず梨子の席に向かうと梨子はすぐさま席を立ち、風の様にその場をさり教室を出た
「あ………」
彼女の元へ行こうとした足が、手が自然と動きを止めて思考までが一瞬停だけ停止した。そして……嫌な感情が少し沸いて…うん………ショックだ…
「っ………」
声にならない嘆きが僅かに漏れる。何だろう……僕はどうすれば良いんだろう…?それともやっぱり何か知らないうちにやってしまったのだろうか?…それとも本当は?…………いや…中学時代は関係ないか…
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梨子ちゃんが優奈君から逃げてしまった。どうしよう…私と千歌ちゃんからかいすぎたかな?うーん…でもここまで悪化した状態で私達で解決できる気がしない?やっちゃた?私達もしかして取り返しのつかない事しちゃった?とりあえずここは小声で千歌ちゃんと…
(曜ちゃん?どうするの!?なんか思ったよりしゅらば?になってるかもしれないよ!?)
(いや、まさかこんな事になるとは……)
(…梨子ちゃんのことからかいすぎたんじゃないの?)
(うーん…でもさ……これは梨子ちゃんは梨子ちゃんで非がある気がする……だって
振り返る事少し前、優奈君が教室に来る前の出来事______
「ねえ梨子ちゃんってさ、優奈君の事好きだよね?」
「ふぇ!!??」
「へ!?そうだったの?梨子ちゃん?」
うーん…結構わかりやすいと思うんだけど……流石は千歌ちゃん。少女漫画を私より読んでるはずなのに察しが悪い。だって梨子ちゃんが優奈君と話してる時完全に乙女の顔だもん
「……っ///…何を言ってるのかな?//曜ちゃん////」
「いや、隠す必要ないでしょ…」
本当はただ確認だけしてみようと何気なく聞いてみただけだけど。ここで私は閃いてしまった。前に東京に行った時にチラッと見えた本の単語『壁ドン』これで梨子ちゃんをからかってみようと
「梨子ちゃんはやっぱり優奈君に壁ドンされて見たいの?」
そうこのからかうための最初の言葉で…さあこれからいじっていこうかと思ったら……
「ゆ、ゆゆゆゆ、優奈に壁ドン//////#$€£&※〆々@#¥%&£€¥#@$€£&」
もう最後何言ってるのかわからない…こうして梨子ちゃんは完全に自分の世界に入り込んだところで優奈君が教室に来ました。梨子ちゃんは優奈君が来た事で暴走して教室を出て行きましたとさ
______これが事の発端
これさ私悪いのかな?いや悪いんだろうけどさあ…この質問からスタートして梨子ちゃんをいじろうと思ったら最初の一言で終わっちゃった……こっちは不完全燃焼な上に優奈君が暗い顔になって…
と言うか優奈君って…………
いや、とりあえず今はこの状況を打破しないといけないよね……ん?ちょっと良い事思いついた!
「千歌ちゃん!私良い方法思いついた!?」
「本当曜ちゃん!?」
「任せるであります!きっと面白い事になるよ!」
「えー…それ本当に大丈夫?」
「だ、大丈夫だよ!ニシシ」
昼休みが楽しみだなぁ!じゃあ打てる手を打ちますか!
「ねえねえ優奈君___
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僕はあれから何とか気持ちを持ち直し一時限目に挑んだ。そして終わると同時に梨子の元へ向かうもまた逃げられ撃沈。二時限目も撃沈。三時限目現在も撃沈。もう僕の心はハートブレイク状態……これじゃあ曜ちゃんに言われた正気の沙汰とは思えない作戦も実行できる気しない。と言うか僕にできるのか?
そんなこんなを考えてるうちに四時限目始まりの鐘が響いた。もう無理だね。授業なんて聞いてられないよ。
「はぁ……」
(ちょっと曜ちゃん!もう優奈君死にかけだよ?)
(うん…相当きてるみたいだけどきっと大丈夫!)
(ねえ!?それ本当に信用して良いの?だって優奈君死にかけだよ?もうなんか天に昇ってもおかしくなさそうな感じの表情してるよ!?ねえ!?)
(あ、あはは……まあ次は昼休みだから、そこで何とか)
……なんか千歌ちゃん達がヒソヒソ話をしてるけど正直どうでもいい。もうこの授業眠ってもいいかな?でも僕はこの学校唯一無二の男子、眠ればすぐバレるだろう。
まあ起こされてもいいや…ただでさえ寝不足で眠かったんだ……もう………
ん?……鐘の音?…あれ?起こされなかった?僕は目立つからすぐ起こされると覚悟してたんだけどな。
起きた時には授業がちょうど終わっていた。何で起こされなかったか分からないけどダイヤ姉さんに授業中に寝てたと知られたら説教だね。
「おはよう優奈君に千歌ちゃん」
「おはよう曜ちゃん!…あれ?授業終わってる」
「おはよう…やってしまった……」
授業中に眠るとかいつぶりだろう?と言うかノート写してない。
「優奈君!ノートは梨子ちゃんに見せてもらいなよ?私は千歌ちゃんに見せてあげるから!」
「え?」
驚いたけど素晴らしい助け船だ。これで話を聞くきっかけを作れれば…
「え?よよよ曜ちゃん?///曜ちゃんが優奈に見せてあげれば…」
「梨子ちゃん」
「え、や、あの」
「梨子ちゃん」
「え、あ、はい…」
曜ちゃんは威圧で梨子納得させた。曜ちゃんって怖い一面もあるんだな…でもお陰で
「梨子…ノートは後でいいから話を聞いてほしい」
「う////…ちょっと待って////……」
(今だよ優奈君!)
曜ちゃんから何かサイン来てるけど…いいのか?本当にあんな作戦が実行して無事に済むのだろうか?
そもそも僕は梨子の彼氏じゃないのに……でも…
「とりあえずこっち来てほしい//」
「へ////////!?ゆ、優奈/////////////!?」
僕は梨子の手を引いて教室に出た。僕が梨子の手を引く姿を見た生徒が「キャー!」「優奈君って桜内さんと付き合って////」「そんな…」とかいろいろ聞こえて来たけどもうどうでもいい。自分でも恥ずかしい事してるのはわかってる。でもまた逃げられたら困る。
「ちょっと優奈//////どこ行くの/////!?」
「とりあえず人いない場所」
僕らは歩いて体育館前の廊下についた。うん、ここなら誰も来ないだろう……もう逃がさない。もう逃がしたくない。じゃあどうやって話せばいい?その答えは曜ちゃんに教えてもらったこの技しかなかった。
僕は梨子を壁際に追い込む様に手を引き、梨子と正面から向かいあった。そして自分の片方の手のひらを壁にドン!と打ち付け梨子の逃げ場をなくした。そう…いわゆる「壁ドン」と言うものだ
「へ/////!?え//////!?」
(こ、これってもしかして……私が妄想して夢見てたか、かかか壁ドン////////!?)
僕の目の前には驚く表情と共に顔を茹でだこの様に赤くする梨子。恥ずかしい事してる自覚はある。それでもこうすれば簡単には逃げられないはずだ。嫌われてもいい…でも本音だけは知りたい
(優奈が真剣な表情で私を見つめて////////…わ、私もう/////)
「梨子」
「ひゃ//ひゃい/////!?」
「こんな強引なやり方してごめん…でもどうし……梨子?」
「////////」
(も、もう耐えられない////)
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もう崩壊寸前だった。だって優奈が私に憧れの壁ドンをしてくれて真剣な眼差しを向けて///////…いつも妄想や夢で見たりで終わっていたのに今現実に///////…で、でも恥ずかしすぎて耐えられないよ//////
「っ////////ご、ごめんなさい〜///////」
私は耐えられなくなってまた逃げようと手が壁についていない左側へと向かって走った。だってだって嬉しすぎてもう頭回んないもん!/////妄想するだけでも物凄く恥ずかしすぎて優奈に近よれなかったのにリアル何て早すぎるよー!////////
「待って!」
「ひゃ//////」
逃げようと2、3歩足を進めた所で優奈に手首を掴まれる。まるでこうなる事を想定してたかの様に……でも私からすればそれはあまりに突然で…想定外で…思わず変な声を漏らしちゃった……////
「………」
「っ…////」
数秒の沈黙…不思議と息が詰まって声が出しづらい。でもどうしてだろう///?…何だかこの状況が嬉しいと感じてる自分がいる。逃げようとしてたのに……優奈の手から伝わる温もりせい…かな//?
「梨子…一体どうしたの?僕何かしちゃったかな………もし何か自覚もないまま梨子を嫌な気持ちに____
「優奈は悪くないわよ!」
優奈の手振りほどいて私は彼の事を真っ直ぐに見つめて言い放った
「嫌うとかありえないから////…優奈は悪くないわよ……いつも自分のせいにしなでよ」
「ごめん…じゃあ何で?」
「////////…お、女の子にはいろいろあるんです!/////」
「……」
納得…できないよね……授業中もずっと悩ませてたぽいっし…でも何て言えばいいんだろう?まさか優奈に壁ドンされる姿を妄想してたせいとか言えるわけないし////……どうしよう?////////
「分かったよ」
「えっと…へ?」
「梨子に嫌われてないようで良かったよ」
「ちょっと待ってよ!?何で納得できるの?凄く悩ませてたのに…普通納得何てできる訳ないでしょ!?」
「良いんだよ、梨子が必死になって「嫌う何てありえないから」って言ってくれたし」
「でも…」
明るい笑顔でそう言ってくれる優奈が眩しい。優しい、優しすぎるよ……普通じゃないよ。どうして…
「梨子本当に良いんだ。確かに一瞬納得できないかもと思ったけど……でもよく考えたらそんな事はどうでもいいやって…それよりも僕が梨子を悲しませたとか、嫌な気持ちにさせたとかさ……そんな事じゃないなら良いんだ」
「……//」
少しのとまどいと呆れちゃうくらい真っ直ぐな言葉に照れてしまう。何て返せばいいのか分からなくてすぐに言葉が出てこない。どうしよう?どうしよう?///
「伝わったかな?僕の想い?」
「う、うん///……ごめんね…いろいろ」
「いいよ…本当にいいんだ。さあ、教室戻ろうか?」
彼はいつもの優しげな表情を向けて歩きだし、私も隣を歩き出す。こうして二人きりで歩くのって2年ぶりで懐かしくて……私にとっては特別で…嬉しいなぁ///…それに優奈が私の事でたくさん悩んでくれたんだよね?
申し訳なさもあるけど…優奈が私の事考えてくれたんだよね?それって嬉しいなぁ///
でもやっぱり優奈ってやっぱり普通じゃないよね?理由も聞かずに納得できるのも普通じゃないし…と言うか小学生の頃から感性が周りとは違ったのよね
「優奈ってやっぱり変な人だよね?」
「梨子は僕の事をよく変な人って前から言ってたけど…それってどう言う意味?」
「そのまんまの褒め言葉だよ?」
「そっか」
「それで納得するのも変だよ?」
「褒め言葉ならいいよ」
「本当に…変な人」
こうして笑い合いながら二人で歩く時間がまた味わえる事がとても幸せだなぁ………いつか手を繋げるような関係になりたいな////
いかがでしたでしょうか?ご感想いただけら幸いです。
あと次の投稿…もう自分で言っといて守れる気がしないので言いません。必ずまた投稿しますのでまた読んでいただけたら幸いです