許嫁と幼馴染と同級生と後輩   作:kikukiri

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……ええと…先に本編を投稿しました。番外編マジで書き進められないです泣
今日ホワイトデーなので今日中にRoot ifを投稿したいなぁーとか思っていたものの…無理です。申し訳ないんですがもう暫くお待ちください。
それと虹ヶ咲編を本編より先に投稿するつもりだったのですが、ちょっと前回の話に付いていけない読者様が多いんじゃないかと思った部分があったので先に本編を進める事にしました


許嫁の温もりに包まれて

 

『私…私…っ…嫌ですわ!優奈が遠くに離れるなんて!』

 

涙を流す少女は僕に訴えてきた。僕が遠くに行くのが嫌だと。

そこで僕はある約束をする事にした

 

『…離れる事はどうにもできない。でも約束するよ。僕は果南姉、鞠莉姉、ダイヤ姉以外に恋はしない』

『本当ですの?…じゃあもう一つ約束してください!必戻って来ると!私達の元に戻ると!」

『わかった。きっと戻ってくるから…それまで僕は他の誰かに恋しないで戻ってくるから』

 

そう言って僕は彼女の事を抱きしめた。歳年上の女の子の頭を撫でながらずっと…彼女が泣き止むまで

 

 

 

 

そして月日が過ぎて行く中で俺は大きな過ちを犯したのだ

 

 

 

 

 

大事な人との約束を破ると言う罪を犯してしまったのだ____

 

 

 

 

 

 

 

 

×××××××××××××××

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「落ち着きましたか?」

 

「うん…」

 

私の胸からゆっくりと離れてゆく優奈。目元を赤くしながらもしっかりと向き合う。

 

「でも…どうして許せるんだ?僕はダイヤ姉にダイヤ姉と果南姉と鞠莉姉以外には恋をしないと約束を交わしたはずなのに……どうして」

 

そう、優奈は私と幼き日に約束をした。私達3人以外に恋はしないと優奈は約束をして内浦を離れて言ったのです。確かに優奈の言う事は約束を破る裏切りです。しかし…

 

「確かにその約束は破りましたが……貴方はもっと大事な約束を守ってくれたではありませんか。ここに…私のいる場所まで戻ってきてくれたではありませんか。私はそれだけで十分です」

 

「………確かに…そうだけど」

 

「そんな難しい顔をしないでください。確かに私に果南さんと鞠莉さん以外に恋をしないと約束を交わした時は嬉しかったですわ。でもゆくゆく考えてみると……その約束はどうでもいいと気がつきました」

「そんな…どうでもいいだなんて…」

「どうだっていいんですよ。だって____」

 

 

これは私が気がついた答え……いいえ、最初から本当はそうであった事を私は笑顔で伝えます

 

 

「誰が相手だろうと、誰が貴方を好きになろうとも関係ないんです。私が…黒澤ダイヤが優奈にとって世界で一番魅力的であると教えてあげるだけで全てが解決するのですから//」

 

 

「っ……//」

「だからいいのです。ちゃんと今の私を見てくださるのであればそれで私は満足です」

 

これで私の言いたい事は全て…いえ、そう言えばもう一つありましたわね

 

「それと…言うまでもないとは思いますが…果南さんと鞠莉さんの事もちゃんと見てくださいね?後は優奈が心行くまま決めてください…何にも縛られずに自分の意思で…きっと優奈の口から私が好きだと言わせてあげますわ」

「ダイヤ姉……」

 

どこか不満気な表情をする優奈。まだ罪悪感が拭いきれないのでしょうか?ふむ…どうしましょうか

 

「優奈……罪悪感を振り払うにはそれ相応の償いをするべきだと私は判断します」

「そうだね、ダイヤ姉さんから貰える罰なら何でも受け入れるよ」

 

罰って…まったく…そんな覚悟を決めていた目をされても困りますわ。でも……

 

「……そうですわね。では目を閉じていてください」

「わかったよ」

 

何の疑問も抱く様子も、戸惑いも、一切の躊躇もせずに目を瞑る優奈。覚悟が…重さが見えてしまいますわ。

こちらとしてはため息ものですわ…

 

 

 

まあ唇を奪うのは優奈に恋してる皆さんに申し訳ないので、今はこれで我慢しましょう________

 

 

「…!?」

 

 

目を閉じてる優奈の頰に自分の唇をそっと当てる。要するに頰にキスをしました。今はこれでよしとしておきましょう……ゆっくりと唇を離して目を開けた優奈と見つめ合う

 

「ダイヤ姉!?////一体何を…」

「ふふ//…」

 

少し混乱してる優奈をそのまま押し倒して抱きついてしまいました。優奈の胸に頰を当てる様に…

 

「優奈もドキドキしてるのですね///」

「そ、そりゃ////…てゆうかこんなの罰とは言えないよ…むしろ//」

「ご褒美ですか?その通りですわ!」

「いや、どうしてそうなるのさ!////」

 

 

顔を赤らめて言ってるせいでやけに可愛いく見えますわ。このまま適当に誤魔化してずっとこのままでいたい。でもそうですね…また少し真面目に話しましょうか。名残惜しいですが優奈から離れてもう一度お互い向き合う。お互いが目をそらさずに…

 

 

「だって貴方は裏切った以上に頑張ったんだもの……迷って、傷ついて、苦しんで、悲しんで、葛藤して……それでも勇気を捨てる事なく貴方は花丸さんとルビィを救い、自分の抱えてる闇を私に打ち明けてくれた…それも自分から…」

「っ…でも裏切ったのは変わりない。やっぱりそれ相応の報いを受けたいんだ」

 

まったく…本当に強情ですわね。裏切りの代償ですか…仕方ありませんわね。では…

 

「分かってます。貴方はそれ相応の覚悟を決めて話をしてくれのはちゃんと伝わりましたから。だから私も一つ優奈の想いを裏切る事にしました」

「裏切るって…?」

「貴方の報いを受ける覚悟を私は裏切ります。優奈も私にした約束を裏切ったのです。私は優奈の裏切りを許します。ですから優奈も私の裏切りを許してください」

 

優奈は少し複雑な顔をする。やがてため息を吐き、諦めた表情をして

 

「わかったよ…僕の負けだよ」

「ふふ…素直でよろしい」

「ダイヤ姉さんには敵わないな……ありがとう」

「別にお礼を言われる筋合いはありません。私は私のしたい様にしただけですもの…さて、それじゃあ話も終わりましたし私の作ったプリンでも食べましょうか?」

「プリン?自分で作ったの?」

「私の自慢の一品ですわ。二人の分とルビィの分も取ってくるので少し待っててください」

 

そう告げて私は部屋を出て行き、冷蔵庫にあるプリンを三つトレイに並べてルビィの部屋へと向かう。部屋の前に立ってノックをすると『はーい』と声が聞こえて来たのでドアを開けてルビィの部屋へと入る

 

「失礼します。ルビィ宿題は終わりましたか?」

「お姉ちゃん…あ!プリン!」

 

ふふ//…プリンを見たときのルビィの表情が可愛いですわ!今回は自信作ですから是非3人で食べたいと思って持ってきました。

 

「ふふ…宿題が終わったのでしたら三人で一緒に食べませんか?」

「あ……はぁ…」

「ルビィ?……」

 

ルビィは口を開けてどこか…悲しそうな顔をしたと思ったら呆れたかの様にため息を吐く。どう言うことか私にはわからないですわ…

 

「あのねお姉ちゃん…そこはちゃんと優奈さんと二人きりで食べなきゃダメだよ」

「え?……」

「ルビィは一人で食べるから優奈さんと二人で食べてきて。二人きりじゃないとできないこともあるよ?」

「でもルビィだって…」

「ありがとう、お姉ちゃん……でも3人で食べるのはまた今度にしよ?でものんびりしてたら果南さんや鞠莉さんに取られちゃうよ?」

「うっ…」

 

先程自信満々に振り向かせるといった手前、実はそれなりに危機感は感じていました。果南さんはデートの約束をして鞠莉さんは私より先に優奈と先程の話しをしていた様ですし…しかしルビィだって私にとって大事で掛け替えのない妹なのです。だから3人で…

 

「お姉ちゃん…せっかくの自信作なんだから優奈さんにあーんしてあげるといいと思うよ?」

「なっ//…まあ考えてなかったわけではないけれど……」

「早く行ってあげて」

 

ルビィに背中を押されて半ば強引に部屋を出されてしまいます。いつの間にか強引になったものです。でも…

 

「ルビィ…ありがとう」

「ううん。お姉ちゃん!がんばルビィ!」

 

ルビィも私の恋路を応援してくれて大変嬉しいです。本当にいい妹を持って幸せですわ…

 

 

 

(これでいいんだよ…………これで)

 

 

 

 

 

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

 

 

 

 

「お待たせしました」

「うん」

「これが私の作った自慢のプリンですわ!」

 

そう言って私は自慢のプリンを部屋の小さなテーブルに置いて優奈の隣へと腰掛ける

 

「ん?ダイヤ姉さん?//」

 

そしてスプーンで一口分すくって優奈の口元へと運ぶ

 

「優奈…あーん//ですわ////」

「へ!?////いや、えっと////」

 

優奈も照れてるのがわかりますが私だって恥ずかしいのです///

 

「口を開けてください//」

「あ、うん///…あ、あ〜ん////」

 

優奈の口へとプリンを運び、口を閉じてプリンを食べる優奈。味はどうでしょうか?

 

「…美味しい!ダイヤ姉、このプリン美味しいよ!」

「当たり前ですわ!私の自慢の一品ですのよ!美味しくないわけありませんわ」

「じゃあ私も一口食べてみましょうか」

「待って」

 

私がプリンを食べてみようとしたら優奈に止められました。なんでしょうか?

 

「ほらダイヤ姉さん…あーん」

「んな//…ふふ…私は動じません!あ〜ん」

「…///」

 

仕返ししようといたずらぽっく笑ってた優奈に対して一瞬動じたものの目を閉じ、平然と食べる私。私は簡単にはやられませんわ!それよりもこのプリン

 

「流石私ですわ!上出来の出来栄え!」

「うん、本当に美味しいよね」

「……あまり残念そうな顔をしないのですね」

「う、うん…美味しそうに食べてるダイヤ姉をみてたらどうでもよくなったよ」

「…そ、そうですか//」

 

なんだか思惑がどうとか恥ずかしがるかとかバカみたいに思えてきましたわ…もっと普通に楽しみしょうか

 

(言えない…ダイヤ姉さんがあ〜んした時の顔が可愛いくてどうでもよくなったとか//)

 

その後は流石に自分達それぞれでプリンを頬張り、食べ終わった後にある事に気づく

 

そういえばこのスプーン…一口優奈(ダイヤ姉)に食べさせたスプーンだ(ですわ)!

 

 

ダイヤ姉は気が付いて____

 

優奈は気づいて____

 

 

「「あ……プッ…あははは!!」」

 

 

お互いの目があった瞬間、今度はお互いがそっぽを向くのではなくお互いが同時に笑い出す。恥ずかしいですけれどそれ以上におかしく思いますわ

 

「関節キス…してしまいましたわね//」

「う、うん////」

 

私はまだ笑ってるけれど優奈は恥ずかしい様で横目を向いて顔を赤らめています。嬉しいのかよくわかりませんが私は嬉しいですわ。好きな人との関節キス//…嬉しくないわけがありません//

 

「デザートも食べ終わりましたしそろそろお風呂にしますか。優奈が先に入ってください」

 

 

 

 

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

 

 

 

お風呂に入って、就寝前にすべき事を全て終わらせて後は眠るのみだ。時刻は22時30分頃と少し眠るには早い時間帯だけど…今日はそろそろ眠りたい。少し疲れてしまった

 

「ねえダイヤ姉さん」

「何ですか?」

「僕はどこで眠ればいいんだい?」

「私のベッドです//」

 

はい?ちょっと行っている事の意味がわからないぞ?または僕の耳は正常じゃないのだろうか?

 

「うーん…ちょっと聞き間違いをしたみたいだ。申し訳ないんだけどもう一回言ってくれるかな?」

「…私のベッドです//」

「うん、ちょっと耳鼻科に行ってくる」

「この時間に病院はやっていませんわ」

 

ドアに向かおうとした僕に容赦ないツッコミが入ってくる。うん知っていた。知っていてもなお、病院に向かわねばと思ってしまったのだ

 

「それにおそらく耳は正常のはずですよ」

「そうだろうか?僕には『私のベッド』とか理解しがたい言葉が聞こえてきた気がするんだ」

「やっぱり大丈夫ですね。今日は二人で眠りましょう…昔みたいに」

「いや、あのですね…」

「優奈は私と一緒に眠るのは…嫌ですか?」

 

反則だよ…潤んだ瞳で見つめられると断れるに断れない。

 

「ああ!もう分かったよ////」

「ふふ//…それでは電気を消しますわよ」

 

二人でベッドに入って電気を消す。もちろんこんな状況で眠れるわけもない。ましてやダイヤ姉さんの方を向くことなどできるはずもなく、僕はダイヤ姉さんに背を向ける様にして目をつむる事にした

 

「優奈…どうせお互いにすぐに眠る事なんてできません。こちらを向いてください。少しお話ししましょう」

 

少し恥じらいながらもダイヤ姉の方を向く。カーテンがしっかり閉じられてなかったのか僅かに月明かりが差し込んでダイヤ姉さんを照らしていた。その姿があまりに綺麗で僕は沈黙し…見とれた

 

「………」

「優奈?」

「ああ…ごめん」

「もしかして…見惚れたんですの?」

「…………うん」

「まあ私ですからね//…見惚れても仕方ありませんわ」

 

昔から変わらないな…こういう自信満々の発言。でも本当にその通りだと思う

 

「そうだね」

「そうですわ」

「………」

「………」

 

互いに沈黙する時間が心地いい。ただ見つめ合うだけの時間が心地いい。こんな綺麗な女の子を見つめられる事を幸福と感じる。昔の幼さがなくなり、大人になって綺麗になったダイヤ姉さん…

 

「………綺麗だ」

「っ//…優奈だってカッコよくなりましたわ」

 

沈黙の中ポツリと口が滑った。無意識に思った事が口に出てしまった。その言葉に僅かに頰を赤くした後、僕にも嬉しい言葉をくれるダイヤ姉さん。でも残念ながら僕はそこまで自信を持てる人間ではない故に返答に困るんだ

 

「どうだろうね…」

「謙虚ですわね…大丈夫です。優奈はカッコイイです。ちゃんと私が保証します。」

「…ありがとう……ねえダイヤ姉さん。今度デートに行こう」

 

……今日の僕はどうにもダイヤ姉に甘えたい様だ。今日ダイヤ姉さんがくれた温かいぬくもりがもう一度欲しい。

恋人でもないのにこんな事求めていいのかわからない。わからないけど……いまだけでいいから…どうかワガママを許して欲しい。

 

「ねぇ…ダイヤ姉……手握ってもいい?」

「…優奈から求めてくるなんて嬉しいですわ。でも手を繋ぐより__

 

ダイヤ姉は僕を抱き寄せ、自分の胸に僕の顔を押し付ける様に僕のことを抱きしめる

 

「今日はずっとこのまま眠りましょうか」

「っ〜/////………」

「安心して眠りなさい…頑張ったのですから……」

「ダイヤ…姉……」

 

優しさが身に染みる。温もりが温かい。今までの辛い想いが溶けていく様な感覚を覚える。このままこの温かい場所で眠りたい。でも眠りに着く前にまだ言わないといけない事がある。

 

「裏切ってごめん…許してくれてありがとう……ダイヤ」

「ええ……おやすみ…優奈」

 

ダイヤ姉の温もりに包まれながら僕は眠りについた____

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?次の本編はいよいよアレですよ!アレとはアレです!分かる人には分かる筈です!
その前に虹ヶ咲学園編を投稿するので少し待っててください。

虹ヶ咲学園編は…この小説内で投稿するのは良くないかなぁーとか思ってます。まだ決めてませんが8割くらいの確率で新規小説として投稿する気がします!その時にはこちらの小説内のあらすじ欄にてリンク貼る予定ですので、もしよければそちらも見てください!まあ僕はいきあたりばったりなのでまだどうなるかわかりませんが笑

それでは感想待ってます!
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