「ふう…ギリギリ間に合った」
今僕の目の前には教室のドアと言う怪物がいる。
そう、このドアの向こうには女子の世界が待ってる。
そんな世界に男子が一人飛び込んで行くのだ。
さらには毎日ここで生活をして行かねばならない。
憂鬱……足が重い。きっと羨ましいとか思う人もい
るのだろう。
実際こんな状況を体験してみてほしい。
中々厳しいよ?いや、冗談抜きでさ……
「ふふ…今日は転校生を紹介します。それもただの
転校生じゃないので皆さん驚くと思います」
え?驚くってなに?まさか男子だって事を伝えられてないはずは…ね?
「それでは入って来てください」
嫌です!……とか言えるわけないよね。
覚悟決めてこの地獄の門(ドア)を僕は開けて教壇に立つ。
反応は「男子!?」「どう言う事?」「男子だー!」などなど…
嘘だろ…鞠莉姉さん
「えー、東京から来ました紫 優奈です。この学校に編入したのは理事長が
共学化を考えていたためです。最初のテスト生と言う形で編入させていた
だきました。これからよろしくお願いします」
「はい、それじゃあ紫くんの席はあそこの桜内さんの隣です」
ん?桜内?……いやまさか…まさかね。
そう思いつつ先生の指す方を見ると見覚えのある人物がいた。
「梨子…?」
「優奈!?」
「あれ?知り合いなの?じゃあ桜内さんに校内の案内をお願いしてもいいかしら?」
「…………噓、こんな事って」
「桜内さん?」
「あ、ひゃい!」
「校内の案内を「是非やらせて下さい!」」
「ふふ…じゃあお願いします」
まさか梨子と再会するなんて……どんな偶然だろうか?
いや奇跡と言ってもおかしくないんじゃないだろうか?
内浦を離れた間は東京暮らしで、その時出会ったのが
今俺の隣にいる少女、桜内 梨子なのだ
「じゃあHRは終わります。皆んな柴くんと仲良くしてね」
そう言って担任が出て行くと複数人の女子が寄って来た。
これは転校生特有の質問攻めかな?意外とここの女子は
積極的だなぁ。自分から行くのは気がひけるから助かる。
案の定質問攻めにあってる間梨子はオレンジ髪の女の子と
銀髪の女の子と何やら話してた。
「ねぇねぇ?梨子ちゃん、東京にいた時の友達なの?」
「う、うん。小、中が一緒だったから…それで」
「凄いね!まさか同じ場所に転校して来るなんて…」
「……奇跡だよ」
「え?千歌ちゃん?」
「これはきっと偶然じゃないよ!奇跡だよ!」
「あー……多分これ」
ん?オレンジ髪の娘がこっちに?梨子との話が終わったから
質問しに来たのかな?
「柴くん!」
「は、はい?」
「Aqoursのマネージャーになって下さい!」
………………はい?
僕が困惑してると銀髪の娘が「あー…」と呟いてる。
呟いてないで助けてと目でサインを送ると梨子と一緒に
こっちに来てくれた。
「あーえっと〜……ごめんね?千歌ちゃんいっつもこんな感じで…」
「千歌ちゃん、説明を省きすぎ…と言うか説明も何もないけど」
「梨子……」
「優奈……えっと…久しぶりだね」
「久しぶり、まさか転校先で再会するなんて思ってもなかった…
そのピアノはもう大丈夫なの?」
「うん!大丈夫!心配してくれてたんだ……ありがとう」
「別にお礼なんて…だってあの時の梨子辛そうな顔してたから」
「ふふ…やっぱり優しいね優奈は」
「……っ//」
梨子ってずるいと思う。
ふとした時に見せる笑顔によくドキっとさせられる……
「はいはいストッープ!!二人だけの世界に入らないでよ!」
「千歌ちゃん!ここは一旦引くであります」
「えーなんでさ!曜ちゃん」
「二人が再会の喜びを分かち合ってからでもいいでしょ?」
「ごめんよ、えっと…」
「私は渡辺曜、こっちは幼馴染の高海千歌ちゃん、これからよろしくね」
「うん、よろしくお願いします」
「むー…後で絶対話聞いてね。それじゃ」
渡辺さんは気を使って高海さんと席に戻った。
まあ再会した事もあっていろいろ話したい事もあったしありがたい。
渡辺さんありがとうございます
「梨子、そういえばさっき高見さんがアクアって言ってたけど…」
「うん、実はスクールアイドルやってるの、私と曜ちゃん、千歌ちゃんに
他3年生と1年生を合わせて9人で」
「そうだったんだ」
「私がアイドルって変…かな?やっぱり私って地味だし……」
「全然変じゃないよ、その……俺は梨子可愛いと思うし」
「////…あ、ありがと////」
「むむ…まさか梨子ちゃん」
「どうしたの?曜ちゃん」
「千歌ちゃん!あれを見るであります!」
「梨子ちゃんと柴くんがどうしたの?」
「梨子ちゃんの表情見てみなよ。あの惚気た表情を」
「え?梨子ちゃん!?」
「にしし……これはおもしろそうであります」
なんか曜ちゃんも同級生枠に入れようかなとか思いました。
ちょっと考え中です。
あとヤンデレ要素を果南ちゃんに入れようかなとか考えてます。
ではでは