……予定より早く投稿できてよかったです
「頭のおかしい娘だと思った?」
「……はい?」
目の前の堕天使さんに人気のない廊下に連れられ、最初の第一声が
飛んで来た。
僕を説得するために何かしら言うとは思っていたが全く関係のなさ
そうな内容だった
「だから、頭のおかしい娘だと思った!?」
「ふむ…それは堕天使ヨハネさんのことかい?」
「それしかないでしょ!「ヨハネって何?」とか「堕天使?」とか「厨二病な
んだ…引くわ」とか思ったかって聞いてるの?」
「……?…ああ、そう言う事気にしてたんだ」
「うう……普通気にするでしょう」
意外と小心者なんだね……いや、だからこそかな?
なんだか……いや、まだ多くはわからない。だから_
「君にとってその…堕天使ヨハネってどう言う存在なんだい?」
「へ?……私にとって……」
「そう、君にとって」
僕の勘が外れていなければ君にとって堕天使ヨハネは_
「……普通だった…なんの取り柄もない私に憧れを、夢を、仲間を、
居場所をくれた掛け替えのない大切な存在なの!」
…僕の勘は外れてなかったようだ
「それが君の…善子さんの本音なんだね」
「……そうよ、それが私“津島善子”の本音」
「うん……僕らって漫画やアニメの主人公の様に魔法とか、超人的な能力とか
使えないからね…僕も憧れちゃうよ」
「…………まさか貴方も?」
おっと、何か勘違いされたね。残念ながら僕は厨二病と言う物ではない。
でもだからこそ…だからこそ僕は_
「いや、そう言った事は行動はした事ないよ……現実しか見てないつまらない
人間さ……だから僕には君がカッコイイと思うよ」
「か、カッコイイ!?私が?」
「うん……少なくとも俺よりは…いや、そう言った魔法何て使えないと決めつ
けている人なんかよりもずっとずっとカッコイイ」
「……//……あ、貴方頭おかしいじゃないの//」
えぇ…どうやら堕天使さんから見たら僕は頭がおかしいらしい…………
まあいいや、これが僕の本音だからね
「確かに頭おかしいのかもね……でも君も魔法とか使いたいと思わないかい?
僕なら使ってみたい!手から魔法陣を出して炎や氷、風や光を出してみたいよ」
「わ、私だって魔法使ってみたいわよ!」
「でしょ?だから少しでも近づこうとする君の行動や言動はおかしいだなんて
僕は思わないよ……むしろカッコイイと思ってしまうんだ」
「そ、そんな事…初めて言われたわ……」
そうかい、周りの人はつまらない人間ばかりだったのかもしれない。
だって僕はこんなに堕天使さんが素敵だと思ってしまうのだから
「………………ど、どうすればいいかわからないじゃない//……」
「ん?」
「だから…そんな事言われの…は、初めてだから//……」
そう言って堕天使さんは俯いてしまった。
少し顔が赤かったから照れているのだろうか?
まあ今までずっと誰からも認められない日々を送っていたのだろう…
だったらこれからは
「誇ればいいと思う。周りはどう思うか知らないけど、僕は誇ったっていいと思う」
「誇る?誇っていいの?こんな私が私自身を?」
「そうさ!誇ってもいいじゃないか、自分の好きなものを大好きだって
自信を持って君ならさらけ出せると思うんだ」
堕天使さんは僕を見て固まってしまう。
また僕は変な事を言ってしまったのだろうか?僕の本音はそこまで変なのだろうか?
自分の感受性に自信をなくしてしまいそうだよ…
「…………そう…ふふ、アッハッハッハッ!」
どうして急に笑いだしたのだろうか?
僕は真剣に答えたつもりなんだけど…
「えっと、何か面白い事を言ったかな僕?」
「ごめんなさい……貴方みたいな人初めてだったからちょっとおかしくて」
そうかい…やっぱり僕はおかしいらしい
「凄く元気が出た、でも誇るにはもう少し時間がかかりそう。だから今は_
堕天使さんは決めポーズ?を取りながら僕を指差す。
常識的に考えたら失礼だけど目の前にいるのは堕天使だ。無礼なくらいが丁度いい
「先輩の前でだけ誇る事にする。そして喜びなさい!先輩をリトルデーモン一号に
してあげるわ」
「そうだね素直に喜ばせてもらうよ」
良かった、どうやら僕は堕天使さんの…いやヨハネの力になる事ができたみたいだ
「そうだ先輩!私も先輩にアクアのマネージャーをお願い……いや堕天使ヨハネか
ら命ずる!アクアのマネージャーになりなさい!」
「忘れてなかったんだね…」
「何よ!その残念そうな反応は?これは下僕であるリトルデーモンへの命令よ!」
下僕だなんて初耳だよ…眷族じゃなかったっけ?
まあ置いておこう。そうだね…じゃあ
「ヨハネ、アクアのメンバーは全部で何人いるんだい?」
「だからヨハ……へ?」
「アクアのメンバーは何人いるんだい?」
「ぜ、全員で9人よ」
「じゃあその9人全員が僕にマネージャーをやってほしいと思ったらマネージャー
やらせて貰うよ」
「それだと決まったような物……いや、そう言えば」
「どうしたいんだい?」
ヨハネが考え込む仕草をして何やらブツブツ言い始めてる。
こうして見ると頭が回る賢い人に見えるな
「よし!先輩今すぐ説得に行くわよ」
「説得?どう言う事?」
「メンバーの一人に男性恐怖症がいるのよ」
何ですと!?それじゃあ僕がマネージャーになる件はほぼ無理じゃないか。
説得何て出来るものじゃない気もするが…
「説得何てできるのかい?」
「やってみるしかないでしょう?」
「……まあやるだけやってみようか」
「図書室に戻るわよ」
こうして僕らはひと気のない廊下を走り去った。
そして図書室へ_
「ただいま」
「ピギッ!」
ピギッ……?もしや?
「あ!善子ちゃんに先輩!どうだった?」
「ヨハネ!……クク、私は十分にやり遂げたわよ」
「本当に!?」
そう言って国木田さんは背伸びをしながら僕に迫ってくる。
顔が近い…と言うわけではないが、こう迫ってくると少しドキっとしてしまう…
やめて欲しいものだ。と言うか鞠莉姉さんとダイヤ姉さんがいないし
「えっと…アクアのメンバー全員が僕にマネージャーをやって欲しいと思った
ら即決する事にしたよ」
「……善子ちゃん?」
「何よズラ丸!?ここまで説得したんだから十分でしょ?」
「あはは……それより国木田さん、ダイヤ姉達は?」
「正気に戻ったダイヤさんが鞠莉さんを連行したずら」
「ま、鞠莉姉さん……」
ああ、なるほどね。鞠莉姉さんは今頃正座して説教されているのだろう。
いい薬になってくれればいいんだけど……
それはさて置き、先程から赤髪がチラチラ机の端から見え隠れしてる。
そろそろ姿を見せて貰えないだろうか?
「…………そこにいるのルビィちゃんだよね?」
「ピギャ!?」
ありゃりゃ…驚かせてしまったようだ。
そんな中ヨハネが不思議そうな顔でこちらを向いてくる
「先輩ルビィの事知ってたの?」
「まあね……昔時々顔を合わせていたからね」
「そう言えばダイヤさんのこと「ダイヤ姉」って呼んでいたずら」
「僕はダイヤ姉さんと幼馴染なんだ。鞠莉姉さんと果南姉さんも同じ
で昔はよく4人で遊んでたよ。ダイヤ姉さんの家で遊んだ時は当然ルビィ
ちゃんも家にいたからね」」
「そう言う事だったんですね」
「うん…昔から人見知りが激しかったけど……」
「今は男性恐怖症までレベルアップしてるわ」
………参ったね、ルビィちゃんが男性恐怖症の間はマネージャーなどでき
ないだろう。前途多難だね
いかがでしたでしょうか?
次回はルビィ回です