「よし!サチの移動も完了したみたいだね。」
ツナは自室にて正一からの報告を受けて”今日はどうしようかなー”と身体を伸ばす。
とりあえず、朝ご飯を食べる為に部屋から出てリビングへと向かう。
「おはようツナ。朝ご飯食べる?いま作るわね♪」
「おはようございますご主人様。アスナさん!ご主人様のお食事は私が作りますわ!」
リビングに行くとすでに何人か集まっており、アスナとカノンがキッチンから顔を出して料理を作り始める。
ツナはソファーに座りながら新聞を読み始める。この新聞は情報屋達が連携して発行しており、昨日のラフコフ討伐の件やボンゴレ・血盟騎士団・風林火山と攻略組を目指すソロプレイヤーが連合を組んだことまで書かれていた。
アルゴが根回しをしてくれたこともあり、ボンゴレメンバーについては写真や容姿、名前等の記述も書かれてはいなかった。
「ツナさん。コーヒーです。朝なのでちょっと濃いめになってるです。」
「ありがとう。キャロ。」
キャロがツナに目覚めのコーヒーを運んで来て、そのまま正面に座る。
「ツナおはよう。そしておやすみなさい。」
「妾も悠久の時を彷徨うとしよう。」
ロアとリリがツナの両隣に座り、ロアはツナの膝を枕に二度寝を始めてしまう。リリは片手で顔を隠しながらツナの肩に頭を乗せる。
「ツナ!ご飯を持って来たわ!」
「ご主人様!カノンのを食べてくださいませ!」
アスナとカノンがキッチンから料理を運んで来る。アスナが洋食でカノンが和食の朝ご飯だった。
「二人ともありがとう。でも量が多いからロアとリリの三人で食べさせてもらうね。ロア、リリも起きて。」
「眠い・・めんどい・・動きたくない・・ツナ。アーン。」
「今回だけだよ。」
ツナは持っていた箸で玉子焼きをロアの口に運ぶ。次はベーコン、サラダと続く。するとロアは満足したのか再び膝を枕にして眠り始める。
「我が眠りを妨げるとは。妾にも・・・アーン。」
「しょうがないな。はい、お姫様。」
ツナはロア同様に三種とスープとパンをリリの口に運んであげる。リリも満足したのか
「美味であった!」
と言いソファーから立ち上がり席を外す。
「ボクにも!」
ユウキがリリが開けた場所に座りツナにオネダリするが、すでに食べ終えた後でご飯が残っていなかった。
「ユウキは食べたでしょ。それに次は私の番なんだから。」
「ユウキとアスナにやるのは流石に恥ずかしいかな〜」
ツナは苦笑いを浮かべながらアスナとユウキ、カノンの頭を撫でロアを抱っこして立ち上がり、庭へと向かう。
「あ!ツナ兄!おはよう!」
「おはようございます。はぐれないように手を繋いでください。ロアまだ寝てる。」
「おはようお兄ちゃん!みんなで釣りをしに行くとこなの!」
「おはよう。モフモフ。ナッツちゃんは?」
「おはようございます。ツナお兄さんも一緒に。」
庭にはホタル・ミーア・ユーリン・ラパン・ロッタがいて湖に釣りをしに行くところだったらしく、たまたま来たツナも一緒にと誘う。
「いいよ。一緒に行こうか。でも溺れないように注意しないとね。」
「「「「「やった!はーい!」」」」」
「あとナッツおいで!」
「あ!モフモフですー。」
一緒に釣りに行くことになり、何点か注意をするツナ。それを笑いながら手を上げて答える五人。ロアはツナの腕の中で寝ている。ナッツを出してあげると、ナッツは嬉しそうに庭を駆け回りラパンがそれを追いかけ捕まえる。
お昼頃まで釣りをしてギルドメンバー一人一匹は食べれる量を釣ることに成功したため、アスナとカノンに夕食は魚と連絡をいれる。
ログハウスまで戻ると買い物組も戻って来ていた。
「ツナさん聞いてください!キズメルさんが悪趣味なバンダナにナンパされたんですよ!」
ツナがリビングに入るとサチが興奮した様子で顔を近づけて来る。
「サチ。落ち着いて、近いから・・・ね。」
「!!」
サチはツナと鼻と鼻がくっ付くくらいの距離になっていたことに気がついて飛び退く。
「キズメル。もしかしてクラインさん?」
「クラインという名前なのか?討伐隊にいたらしいのだが、記憶に残る太刀筋をしていなくてな。」
ツナは悪趣味なバンダナに思い当たる節がありキズメルに尋ねるが、クラインはキズメルの記憶に残っていないらしくツナと周りにいる女の子達はクラインに合掌をした。
「でもしょうがないかなー。キズメルさんだけじゃなくて私達にも鼻の下を伸ばしてたもん。」
キズメルとサチと共に買い物をしていたのはアネット・フィリア・ミルローゼ・アヤの四人であり、クラインはアネット・フィリア・ミルローゼ・アヤにも卑猥な目線を向けていたらしい。サチは見た目の幼さ的に除外されていた。
「そういえばー、私達の方にはサボテンが絡んで来ましたよー」
ユーフィアが思い出したように発言する。
「サボテン?そんなモンスターいたかな?」
「フフッ 違うぞ少年。討伐隊を追い出されたサボテンヤンキーのことだ。モンスターではない。」
ツナが首を傾げながら考えていると半笑いのフラムがサボテンの正体を告げる。すると討伐隊にいた何人かは手を叩き”あぁ あの!”という表情をしていた。キズメルも特徴的な頭を覚えていたらしく頷いていた。
ユーフィアと一緒に買い物をしていたのは、フラム・ブリジット・カーラ・ミリシオン・フルールの五人であり、サボテンヤンキーは討伐隊にいたフラム・ミリシオン・フルールを覚えていたらしく絡んで来たらしい。
どうやら各層の街をリンド他数名で探し回っていたらしい。
「大丈夫だった?」
「はい。半減決着モードのデュエルを申し込まれましたので、僭越ながらギルドを代表してフルールが戦わせていただきました。相手は装備に自信があったらしいので、手持ちの武器と防具を全て破壊したあとに手刀一発で終わらせて来ました。」
フルールが胸を張りながら報告をしてくる。二度と逆らえないように絶対的な力の差を見せるのは間違ってはいない。しかしエゲツないなとツナは苦笑いを浮かべる。
「三人には変わったことはなかった?」
マサムネ・レッド・椿姫を見て質問をする。三人は一緒に行動をしていたらしく。顔を見合わせるが笑いながら特になかったと報告をした。しかし、三人のメモリーには色々な表情をするツナの写真が収められていた。
本編では語られない部分の補足説明
マサムネ・レッド・椿姫はツナをストーキングしていました。そのストーキングはボンゴレ女性陣の間で交代で行われています。味方であることと悪意がないことからツナの超直感も反応していません。ですが、やんわりと気がついてはいます。
サボテンヤンキー
キバオウです。執拗に絡んで来そうでしたので、このような扱いになりました。