始動
ギルドボンゴレのメンバーはツナから呼び出されて講堂に集合していた。椅子を円なるように並べて全員の顔が見えるように座っていた。明日奈とは逆側のツナの横には見知らぬ少女が座っておりみんな疑問に思っていた。
「忙しい中集まってくれてありがとう。今回あるゲームで起きている問題の解決に協力してもらいたいんだ。嫌な思いでもあるだろうから断っても大丈夫だよ。」
「なに言ってんのよツナ。私とツナの中じゃない夜中だろうと何時だって呼び出してもらって大丈夫よ。」
「明日奈さん!私ではなく私達です!」
「夜中の呼び出しはちょっとてれちゃうかな~」
「明日奈。ユイちゃんの教育に悪いから下ネタに関しては後で語り合おう。」
「私はツナさん専用メイドですから夜の世話でもなんでも致しますわ!!」
「なら私は二人っきりのオフィスで秘密の関係を・・」
「カノン!メイドにそんな業務内容は含まれていないからね!アネットも職務中にはしないから。」
「カノンちゃん大人です~」
「夜の世話?添い寝ならいつでも大歓迎。」
「ふむお姉さん的には夜這いをかけてみるのも悪くはないのだが。そういえばアルゴ、場所は特定できたのかい?」
「おっと。その情報に関しては高いヨ。ゲームと違うから相当苦労したんだ。」
「魔王の根城に関しての情報なら私も買います!」
「ならば騎士としてお供します。」
「職務中ではないならいいのね。」
「パパ。浮気は駄目ですよ?」
「ツナそろそろ。話を進めないと。」
「あ~ごめん。そろそろ本題に入らせてもらってもいいかな。まず、凪を紹介しないとね。」
ツナからのお礼の言葉にメンバーからは気にしないでという答えが返ってくるが、明日奈の夜中でもという発言から徐々に話が脱線してきてしまう。カノンとアネットの発言にはさすがに突っ込みを入れて、アルゴの発言にはなんのことかわからずにきょとんとしており、それを見た何人かは悶えていた。アネットにした返しに反応した何人かは意味深な笑みを浮かべる。
そんな光景を黙ってみていた凪だが、痺れを切らしてツナの袖を掴んでクイクイと引っ張り話を戻すように促す。それを見たツナは凪は相変わらず癒し担当だなと思いながら、凪の紹介を始めた。
「彼女は六道凪。今回のゲームをすでにやっていて、俺の中学時代からの友人なんだ。」
「六道凪です。・・・近々沢田凪になる。よろしく。」
「・・・・・・・・・・・・・ちょっと凪!!なに言ってるの?」
「お母様の許可はもらってる。京子とハルも一緒。ツナは私じゃ嫌?」
「母さん!!いや凪、落ち着いて。凪が嫌とかではなくて・・」
「そうよ!貴女もまだ私たちと同じくらいの年齢じゃない!まだ早いわよ!!」
「私はツナと同い年。」
「パパ・・・浮気ですか?」
「ユイちゃん泣かないで、大丈夫。ツナならわかってくれる。」
「ちょっと沙知、ユイちゃんを使うのはずるいわよ。」
「ならアヤも一緒に泣き真似をすればいいと思う。」
「大丈夫。私は何人奥さんがいても気にしない。ツナなら全員愛せるくらい余裕でできると信じてる。」
自己紹介の最中に凪が落とした爆弾に対して、空気が凍ったがツナがいち早く復活して凪に詰め寄る。それを合図に他のメンバーも次々に声を発し始めた。涙目のユイに凪が近付いて頭を撫でると、凪はツナに笑顔を向けながらファイトと言った。