単純にライフル、マシンガン、小銃、ハンドガン 等 と書くかと思います。
「うーん。やっぱり私はサブマシンガンがしっくりきますわね。モンスターも近距離で殺せますし。」
「我 彗星の如く現れ 敵を打ち滅ぼさん。」
「私とリリはスナイパーね。でも弓矢とは違ってアシスト機能があるから狙っている感じがしないのよね。アシストなしでやってみようかしら。」
「ううう〜油と鉄の匂い・・・メルヘンとは程遠いいです。」
「まあまあキャロちゃん。終わったらALOでもプレイしましょ。」
「この光剣というのは面白いな。しかし軽すぎるのが難点か。しかしナイフでは射程が・・・」
GGO組は砂漠でモンスター狩りをしながら荒野へと移動していた。リリとブリジットが狙撃、レッドとキャロ、ヨルコが中近距離、キズメルが近距離という形で基本装備を整えることにした。もちろん、予備装備として各自武器一式はアイテムボックスに入っている。
「む・・・あちらから戦闘音がする。引き返すか?」
「本当ですのキズメルさん!?なら倒しに行きましょう!プレイヤーへの攻撃は許されていますから。」
「ええ!!わざわざ行く必要ないですよー。」
「鎮魂歌を奏でようぞ。」
「リリちゃんもノリ気なんですか!?キズメルさんどうしましょう。」
「私達の戦闘がどれくらい通用するのかを確認するいい機会かもしれない。ブリジットとヨルコも構わないな。」
「私は大丈夫よ。プレイヤー相手なら予測線に反応してくれるからアシストなしのちょうどいい練習になるわ。」
「私はリーダーに従いますよ。」
キズメル達が向かおうとする先では、一人のスナイパーの少女が廃墟を駆け上がっていた。
「あの男には戦場で笑えるだけの強さがある。」
「あの男を殺して、私も」
少女が廃墟を駆け上がり、外へとライフルを向けると、荒野に仁王立ちしている男から予測線が自身へと集まってきていた。男が引き金を引き弾丸の嵐が少女を襲う。少女は躊躇せずに窓枠に足を掛けて一気に身を躍らせた。同時に弾幕が今までいた場所に降り注ぎ、バシッという衝撃と同時に少女の左膝から下を吹き飛ばした。
しかし、少女は止まらない。未だHPも残っている。少女は男の真上付近まで飛び上がると落下しながらライフルを男に向ける。男も負けじとミニガンを上に向けて少女を追撃して行く。
「終わりよ」
呟くと同時に少女はトリガーを引いた。すると男の額から胴体へと貫通し、男はHPを失って消滅した。
少女は片足で受け身を取り砂場に転がる。
「アハハ やったわ。やってやったわ。」
少女は勝利に笑みを浮かべていたが
カタタタタタタタタタタタタタタ!!
自身の真上をマシンガンの弾が通過し近くの岩場に直撃する。その直後、ズドンッ という音が二発響き。
一発目で岩を破壊、二発目で岩から飛び出したプレイヤーの頭に直撃していた。
その後もライフルとマシンガンの猛攻が岩場に降り注ぐ。岩場からプラズマ・グレネードが少女に向かって投げられた。少女は身をよじり逃げようとするが、片足では思うように動けずにいた。すると少女の上を三体の影が通過に、一人がプラズマ・グレネードをマシンガンで弾き返し、残りの二人はそのまま跳躍し岩場を飛び越えながら残りのプレイヤーを仕留めていた。
すると少女の元に一人のプレイヤーが駆け寄ってくる。
「大丈夫ですか?いま回復をしてあげますからジッとしててくださいね。」
その女性は回復キットを少女にあててHPを回復させる。少女は目を動かして、遠くから二人のプレイヤーと岩場にいた三人のプレイヤーがこちらに向かってくるのを確認していた。驚いたことに六人全員がGGOでは数少ない女性プレイヤーだった。
「どうして助けたの?私達は赤の他人よ。」
「あの状態の貴女を見捨てることなんてできませんよ。」
「ナイスファイトだった!!スナイパーなのにアクティブじゃないか!気に入ったよ。私はブリジット!よろしく!」
「あんな戦いを見せられたんだ。それを邪魔するのは野暮というものだろ。私はキズメルだ。」
「今度、私とも殺し合いをしましょう。貴女となら心踊る戦いができそうだわ。私はレッドよ。」
「あんな戦い方もあるなんてびっくりしちゃいました!格好良かったです。私はキャロといいます。」
「轟く雷鳴に一対の閃光 我が聖痕に刻み込まれたし!我が名はリリ。」
「リリちゃんも褒めてるのよ。私はヨルコ。私達向こうにいたんだけど、戦闘音がしてこっちに来たのよ。そして貴女の戦い方を見ていたの。そしたら反対側の岩場にもプレイヤーがいて、勝ち残った方を襲う感じがしたから警戒していたのよ。」
「そうなんですか、ありがとうございます。私はシノンといいます。」