期間が空いてしまいましたので短めです。
「さっきはありがとう。おかげで助かったわ。私はシノンよ。」
「こちらこそ素敵な戦いをみせてくれてありがとう。おかげで身体が疼いてしょうがないわ。今から私とも一戦どうかしら?きっと気持ちいいと思うのよ。」
「レッドさんストップですよ~。私はキャロと言います。よろしくです。こっちで発情しているのはレッドさんです。モンスター狂いの戦闘狂ですが、人間もいけるんで気をつけてください。」
「人を変態みたいに言わないで頂戴。私はちゃんと人を選んでるわ。貴女も戦いたくてしょうがないんでしょ?強さを求めているように見えるもの。」
「また次の機会にでもお願いするわ。さすがに今は疲れてるのよ。」
「あれだけの戦いをしたのだから疲れていて当たり前だろう。私はキズメルだ。よろしく頼む。」
「私はブリジットよ。よろしく。」
「我が名はリリ。漆黒の夜を統べる者よ!暗黒面に堕ちる前に我が眷属となることを望まん!」
「彼女はリリちゃんで、えっと・・・お友達になりましょう。でいいのかな?私はヨルコです。よろしくお願いしますね。」
キズメル達は襲撃者を撃退した後に、シノンの回復を待って見渡しのいい場所に移動をして自己紹介をしていた。
「それにしても女性だけのパーティは久しぶりに見たわ。このゲームって血生臭いでしょ。なかなか女性プレイヤーがいないのよ。私が知っているのはSHINCっていうパーティとピトフーイ、有名どころはこんなところね。」
「ピトフーイ・・・有毒鳥類ですか。あえてその名前を使用しているとなると癖がありそうな人物ですね。」
「ヨルコは物知りだな。」
「ううう やっぱりメルヘンじゃないからですよ。私だってツナさんから頼まれなければやりませんでしたもん。」
「シノンはどこか決まったパーティに入っているの?」
「私は基本的にはソロで活動しているわ。たまに助っ人や協力プレイをする仲のプレイヤーはいるけど、決まった相手はいないわね。」
「なら私達とパーティを・・・・・・その前にお客さんのようね。」
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「ふふふふふふふふふふふ 楽しい!楽しい!」
いままでモンスターばっかり狩ってきたけど、この昂揚感!気づかれずに近づいてPKをする感覚!超最高!
今日はどんな獲物がいるのか楽しみだな~。
「見つけた。数は・・・・・六、いや七人。見たところ話しこんでてこっちに気づいてはいないみたい。よし!次の獲物はあの人達に決ーーめた。」
岩陰に隠れながらプレイヤー達を襲っていた小柄なプレイヤーが無防備に座り込んで話している集団を見つけて静かに近づいていた。