「ツーくん。お姉さんは今回も情報屋として活動した方がいいのかい?」
「いや、今回は長期戦になることはないから大丈夫だよ。目的地は・・・世界樹の上なのは確定しているからね。」
ツナは技術班から事前にきかされていたことと、このゲームを始めてから世界樹の方から嫌な雰囲気を感じており、妖精王が今回の事件の首謀者に絡んでいると結論を出していた。
「世界樹だと空中都市か妖精王が関係しているのかもしれないですよ。世界樹の頂点にいる妖精王オベイロンに謁見して、滞空時間が無制限となる高位種族アルフに進化することが、ゲームの大目標なんです。ここから世界樹に行くには・・・ルグルー回廊を通って行くのが近道になりますよ。」
「うん。今回は頼りになる情報通もいるから全員一緒に行動しよう。」
ツナが事前に技術班が調べていた情報を伝えてリーファから最短距離が提示されたこともあり、一行は今日の目的地をルグルー回廊までということにして、先を進むことにした。
一行は特にトラブルもなく(女性がいるということで襲ってきたプレイヤーを20人程撃破し、ツナによる強制退会に近いことをしたくらいで)ルグルー回廊にたどり着いた。すでに現実世界では夕方になっていたため、リーファにはシリカから連絡をする約束を取り付けてログアウトをした。
「ふぅ~~~~。護衛ありがとう。何事もなかった?」
「大丈夫だったんだもんね。」
「ランボは寝てただけ!」
「とりあえずお疲れ様。白蘭さんから連絡があってユニちゃんと一緒に今日の夜には日本に到着するみたいだよ。」
「ランボにイーピンも護衛ありがとう。助かったよ。正一くんもありがとう。へ~~急に来るなんてなんかあったのかな?理由は聞いてる?」
「報告もいいけどお腹すいてるでしょ?リンゴを剥いてあげたから貴方達も食べなさい。」
「ありがとうビアンキ。でもごめん!これからみんなとご飯を食べに行く約束をしているんだ!だから待た今度ね!!」
「ちょ!ツナくん!さっきの件で話があるから僕も一緒に行くよ!!」
「そう。女の子との約束ならしょうがないわね。ランボ貴方は食べるわよね?」
「が・・ま・・ん・・・できないんだもんね~~~~」
「ランボ待つ!!」
ツナは目覚めると横にはランボが一緒に横になっており、しょうがないなという笑みを浮かべながら護衛していたメンバーにお礼を言う。イーピンや正一と話をしていると奥からビアンキがお皿に得体の知れない物(本人曰くリンゴ)を持ってきて食べるように勧めてくるが、ツナはクロームたちと約束があると逃げて正一は報告の途中だからと急いでツナの後を追いかける。ビアンキは相変わらず落ち着きのないと呆れながらお皿をランボに近づける。ランボも最初は紳士に対応していたが匂いに我慢できずに走って飛び出しイーピンがその後を追いかけていった。
「みんな入って大丈夫?」
「パパ!入って大丈夫ですよ。」
ツナは正一と話をして別れた後に女性陣が使っていた部屋まで行き、ドアをノックして入ってもいいか了承をとる。ユイの返事が聞こえるとドアを開けて中に入る。
「みんなお疲れ様。身体に不調がある人はいない?大丈夫?うん。それならよかった。これからみんなでご飯を食べに行かない?GGO組とも情報交換をしたいし。ダメかな?」
ツナは全員の体調を確認するとGGO組も含めて全員でご飯を食べに行こうと誘い、全員頷いたのを確認して、GGO組の部屋まで移動することにした。