プリキュアオールスターズ×仮面ライダー~bの復活とsの暴走 ~   作:鈴木遥

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フレッシュ×仮面ライダー鎧武~ここからは、私たちのしあわせゲット~(後編)

・戒斗と紘汰の加勢により、『闇の同盟』側から形勢は一気に逆転した。

 

『仮面ライダー鎧武 極アームズ』に変身した紘汰は、

能力で『火縄大橙DJ銃』を召喚。大砲モードで追い込みながら、フレッシュ一同が追撃する。

 

「ダメ、全然効かない!」

 

「ヘルヘイムの力か......何でアイツが......!」

 

「葛葉さん、何か知ってるんですか!?」

 

「......俺はちょっと前まで、『フェムシンム』って奴等と戦ってた。そいつらもあの女と同じように、あの蔓を操って戦う連中だったんだ。」

 

ノーザは、度重なった攻撃を、蔓で塞ぎ、一瞬のうちに回復。スティックによる3連撃も呆気なく受けきられた。

 

『プリキュア・ハピネスハリケーン!』

 

「小賢しい!」

 

パッション渾身の一撃も、今のノーザには掠りもしない。

 

「そんな......!!一体どうすれば......!?」

 

切羽詰まった紘汰は、思いきって叫んだ。

 

「俺から提案がある。皆聞いてくれ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紘汰とフレッシュ一同が、ノーザに苦戦中、もう一局の戦いに決着が着こうとしていた。

 

「オノレェ......!猿の分際で......!」

 

「どうした?高貴なる『フェムシンム』の戦士よ。息が上がってるが......。」

 

戒斗の挑発にいきり立ち、レデュエは再び蔓を召喚。

 

「ふざけやがって......フザケヤガッテェェェ!」

 

譫言の様に戒斗を呪い、蔓を緑の針に変えると、一斉にバロンに向けて放った。

 

蔓は大爆発を引き起こしたが、バロンは何事もなかったかの様に、悠然とそこに立っている。

 

ただし、その手には、先程まで持っていなかった大剣があった。

 

「見ていたぞ。貴様が先程、呉島の奴をバカと罵ったのを......面白い話だが今の貴様は......。」

 

体に巻き付いた蔓を引きちぎり、剣の刃先にエネルギーをためると、レデュエに向けて思い切り振りかぶった。

 

「......バカ以外の何だ?」

 

エネルギー波は斬撃の波と化し、レデュエ、全身に亀裂を入れた。

 

「オ......ノレ!猿、ガァ!!」

 

動揺し、立ち尽くすレデュエに避ける暇はなく、種族の驕りとバロンへの憎しみに溺れながら、レデュエは爆発四散した。

 

 

 

「つまらん。所詮は奴も、『フェンシンム』の看板に驕っただけの無能だったか……。」

 

「戒斗さん……。」

 

かろうじて意識を保った光実が、変身を解いた戒斗に話しかけた。

 

「相変わらずだな貴様も。あれだけ攻撃を食らって意識を保つとは。頑固なのか頑丈なのか……。」

 

クールに返す戒斗だが、昔と違い、そこに軽蔑の響きはない。

 

 

「何者なんですか?闇の同盟って。それにプリキュアも……。」

 

「俺も詳しくは知らん……それより、今はこちらの決着が重要だろう……。」

 

残る一局、入る隙のない決戦を、二人の男は物々し気に見守っていた……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ノーザの驚異的な再生能力。それは、彼女が持つミキサーの様な腕輪の力だ。

フレッシュ一同も、それに薄々気付いていた。だが、それならどうするべきなのか、不明瞭だった答えは、ある意味紘汰によってもたらされたと言っていいかも知れない。

 

紘汰の提案は、専用武器『火縄大橙DJ銃』に、最大限のエネルギーを溜める事で、ノーザのヘルヘイムによる再生能力を消滅させ、同時にプリキュアの浄化技を叩き込む作戦だった。

 

 

だが、流石にラビリンス元最高幹部だけあって、苦戦を強いられていた。

 

銃にエネルギーチャージし始めると共に、ノーザは紘汰を狙いだした。

負けじと反撃に出るフレッシュ一同。四方からバラバラに攻撃するが、四人の猛攻を前に全く怯まない。

 

「く……強い!」

 

「ㇵハハハハハ!どうしたのあなた達。もっとアタシを楽しませてよ!!」

 

四人を押しのけ、紘汰の射程距離に入ったノーザ。だが、攻撃の準備が整っていたのは、ノーザの方だった。

 

ミキサーのトリガーを引くと、手の中に赤い光弾が出現。

 

『ミキサー・ヘルヘイム・スカッシュ!』

 

重く低い効果音と共に、紅い光弾は紘汰へ放たれた。

 

『プリキュア・ハピネスハリケーン!!』

 

だが、それは彼を包み込んだ『紅い旋風』にはじき返された。

 

「何……!?」

 

『パッションハープ』を構えたせつな/キュアパッションが、本日最初の必殺技を放った。

 

「ナイスせつな!」

 

激励するラブ。と同時に、銃のエネルギーは最大限になり、ノーザへ向け一気に放たれた。

 

休む間もなき連撃。ノーザに避けきれよう筈もなく、直撃した光弾は彼女の体を包み込み、腕輪を粉々に破壊した。

 

「今だ!プリキュア!」

 

紘汰の合図に応じ、四人は胸元のクローバーに力を込め、『キュアエンジェル』に強化変身。

四人はそれぞれハートのエネルギーを一つずつ形成し、ラブの元へ届ける。

それは融合、巨大化し、敵の元へと放たれる。

 

『想いよ届け!プリキュア・ラビングトゥルーハート・フレッシュ!!』

 

鎧武の光弾に包まれたまま、ノーザは怒りと屈辱に沈み、ブラックホールへの忠誠を誓いながら爆発四散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝った......のか?」

 

「いや、まだ事件は終わってない。レデュエは、逃げたみたいだ。」

 

 

ようやく目覚めた貴虎の疑問に答えたのは、いつの間にか真横にいた、金髪の紘汰だった。

 

「葛葉......!?」

 

「貴虎、しばらく町を空けるよ、沢芽を頼んだ......。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

四ツ葉町ダンスコンクールで起きた事件は、住民に詳しい情報が伏せられたままで幕を閉じた。

......が、しょっちゅうプリキュア達の戦闘を目撃している四ツ葉町市民たちには、見え透いた隠ぺい工作だ。

 

大会は延期となり、行方不明者を二人出す大打撃となった。戦いの後、ラブ達は沢芽市の貴虎邸に呼び出された。

 

四人を見て、貴虎はまず質問を投げた。

 

「まず、聞きたい。君達は大会を襲った連中について、どの程度知ってる?」

 

紅茶をすすっていたせつなが、コップを置き直して答えた。

ラビリンスの事、タルトの話にあった、ブラックホールなる存在の事、他にもプリキュアがいること等々......。

 

「信じられんな......俺達の知らない所で、そんな大きな戦いが起こっていたとは......。」

 

「貴虎さんは、奴等について何か......?」

 

「残念ながら大したことは......だが、奴等の一味、『フェムシンム』と我々がかつて戦っていた事は間違いないな。東さんの話が正しければ、『ブラックホール』とやらは我々仮面ライダーとプリキュアのかつての敵を使役するらしいな......恐らく、レデュエに結晶化された二人の片割れも、奴の元に......。」

 

 

「じゃ、やることは決まりだね!」

 

威勢よく立ち上がるラブ。視線が一斉にラブに注がれる。

 

「ラブ、何か手立てが?」

 

「ううん、ミキタン。何も?」

 

「なんだそりゃ。」

 

美希のツッコミにも退く事なく、ラブの目は決意と自身で輝いている。

 

「でも、やることは一つだよ。サウラー達を拐った奴は逃げちゃった、恐ろしい奴が地球を狙ってる。......ね?

今やる事は、『ブラックホール』を追いかける事、そうでしょ?」

 

「......同感だ。」

 

貴虎が、ゆっくり挙手した。

 

「ま、目標がなけりゃ何も始まらないわね。」

 

「ラブちゃん!二人ともきっと 帰って来るって!私、信じてる!」

 

「 ウエスターにはまだ言いたい事があるもの、精一杯頑張るわ!」

 

「っしゃー!けってーい!」

 

「あ、 ラブちゃんそれ先輩の……。」

 

と、 話が和やかに進む中、一人の男が部屋に入ってきた

相当焦っていたらしく、息が切れている。

 

 

「…… どうした?」

 

「 主任が探せとおっしゃっていた葛葉紘汰の存在が確認されました。 同時に、ブラックホールなる謎の現象の確認もできました。」

 

「 ご苦労。場所はどこだ?」

 

「 ネットワークを駆使していた情報によると、いちご坂という 東京近郊の 町だそうで。 何の因果か両者ともそこで確認できました!」

 

「同じ 場所でだと?興味深いな…… 今そこで回せる車はあるか?」

 

「ワゴン車でしたら 一台ございます!」

 

「……と、言う訳だ。済まないが、私と来てもらえるか?」

 

漸く見えたゴールに、テンションの上がったプリキュア達の返事は言うまでもなく……。

 

「オッケーです!」

 

 

 

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