緋弾のアリア〜狂戦士の力を持つもの〜   作:ユウ0725

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第3話

あの後、教務科に呼び出されて、蘭豹にこっぴどく怒られた。

 

まぁ、人間辞めてますランキング殿堂入りした俺が暴れたからだろう。

 

「はあ、戻ってきてから疲れる。」

 

別にバーサーカーしなくても普通に勝てるんだけどさ、その戦い方も問題だからね。

 

「あ、藤原君なのだ!」

 

ぴょこぴょこと歩いてきたのは平賀さん。

 

「お、アレは出来たのか?」

 

「勿論バッチリなのだ!」

 

そう言って取り出したのは斬糸のグローブだ。

 

どういうものかと説明すると、目に辛うじて見えるようなワイヤーで相手を巻き取ったり、切り刻んだりするものだ。

 

「試してもいいか?」

 

「勿論なのだ!」

 

俺は平賀さんと訓練場に行き、早速試してみた。

 

「うん、手に馴染むし、使い辛くもない。」

 

丸太に向かってワイヤーを振るう。

 

すると丸太は6つに切断された。

 

「ほお、いい感じじゃん。」

 

「お気に召したようで良かったのだ!」

 

だが、使うとなると周りを巻き込んだりしそうだな。

 

慣れるようにしなくてはな。

 

「ちょっと、ワイヤーが鋭いから扱いには注意してもらいたいのだ!」

 

「わかった。これでアイツらボコボコにできる。」

 

「武偵憲章は破らないで欲しいのだ。」

 

「分かっている。」

 

そんなやり取りをして、平賀さんと別れた。

 

そして、ひさびさに教室に戻ってきた。

 

さて、入ろうかとすると、銃弾がいきなり飛んできた。

 

それを難なくはたき落とす。

 

ちょっと、イラッと来たかな?

 

俺は教室のドアを蹴破る。

 

クラス全員がこちらに注目する。

 

「おい、俺に向けて銃弾撃った奴出てこい。」

 

教室中に『あ、やばい奴来た。』という空気が流れる。

 

「ん? 俺は聞いてるだけだが、誰なんだ? なるほど、遠山か、遠山なんだな?」

 

「俺じゃねぇよ! 勝手に決めるなよ! 撃ったのはアリアだ!」

 

「なぜ、出てこない?」

 

「お前が、その武器持ってるからだろうが!!」

 

「あ? これか? これは俺なりの銃を構えてますアピールだよ。」

 

「いやいやいや!! お前のは洒落にならねぇよ!」

 

「そうか。んで、俺に向けて発砲した奴は?」

 

クラス全員がアリアを指差す。

 

「そうか、そのちっこいのか。」

 

その瞬間に何かが切れるような音がした。

 

「おい、ちっこいの、悪いことしたら『ごめんなさい』だろう? そんな事も出来ないのか? ちっこいの、それにここは小学生が来るところじゃない。分かったかちっこいの?」

 

「ばっ!? おい!?」

 

「ん? 何か悪いこと言ったのか?」

 

「ちっこいのとか言うなよ!!」

 

何言ってんだコイツ?

 

「だ〜れ〜が!!! 小学生でちっちゃいかぁぁぁぁ!!!!」

 

「おお! キレたキレた。」

 

「お前な! 煽るなよ!」

 

「ちょっとはかっこいいからって、馬鹿にして!!!」

 

「「「「「「あ」」」」」」

 

「皆さん! 逃げてください!!」

 

担任の高天原ゆとり先生が焦ったように言ったが遅かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの馬鹿!!

 

「馬鹿アリア! それは言ってはいけない言葉だ!」

 

「何がよ!!」

 

「アイツにカッコいいとか言ったらダメなんだ!!」

 

「うっさいわね。当たり前のことを言って何が悪いのよ!」

 

「アリア、お前死ぬぞ?」

 

一周回って冷静になったのだろう。

 

「え? それはどう言う『グルァァァァァァァア!!』っ!」

 

「誰が、誰がカッコいいだぁぁぁぁぁ!」

 

「何なのよ!」

 

アリアが後ずさる。

 

「おい! 逃げることに専念しろ!!」

 

アリアとキンジが窓から飛び降りる。

 

「逃すかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

二人の顔近くをモーニングスターが過ぎ去る。

 

「ちょっと! 今の当たってたら死んでたわよ!!」

 

「お前が原因なんだよ!!」

 

「グルァァァァァァァア!!」

 

人間離れした跳躍で、正面に回られた。

 

マズイ。

 

そう思った時、藤原を鎖が拘束した。

 

「ウゥゥ! ガアァァァ!」

 

もがくが解けそうにない。

 

「やあ、無事かな?」

 

そこには緑の長い髪をした男性(?)がいた。

 

「はぁ、間に合ってくれたか。」

 

俺は脱力し地面に座る。

 

「ねえキンジ、アイツは何なの?」

 

「ああ、アイツは人間辞めてますランキング殿堂入りした奴だ。」

 

「は? まさか、あのランキングの?」

 

「それ以外に何があるんだよ。」

 

「え? 嘘? だって、それまでは山の翁とか言う人だったじゃない?」

 

「アイツが超えたよ。アイツの二つ名は『凶戦士』だ。」

 

アリアは呆けてしまった。

 

 

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