緋弾のアリア〜狂戦士の力を持つもの〜   作:ユウ0725

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第4話

ぼやけた視界から景色があらわになる。

 

保健室のようだ。

 

「あー、またやっちまったか。」

 

教室で何か言われた後から記憶がない。

 

おそらく、禁止ワード言われてバーサーカーしたんだろう。

 

「やあ、目が覚めたんだね。」

 

「よお、エル。悪い目覚めだ。」

 

「仕方ないよ。思いっきり絡めたからね。」

 

どおりで身体中が打撲みたいに痛むわけだ。

 

「流石回復は山の翁を倒しただけあるね。」

 

「勘弁しろ。鐘の音が鳴らなかったから勝てたんだからさ。」

 

それでも剣術化け物、気配消すの化け物、攻撃化け物、遠距離も化け物の存在が化け物をなんとか下したんだからさ。

 

鐘の音が鳴っていたら寒気がする。

 

「それでもだよ。僕たちの所属する組織、そして組合の長として誇らしいよ。」

 

「そうか。」

 

照れるな。

 

あ、組合で思い出した。

 

あいつら大丈夫かな?

 

特にポートラルの長は変態だし、テンペストは露出狂だし、シルヴァニアは四人しかいないし、仲良くやってるかな?

 

「そうだ。彼女たちから連絡があったよ。」

 

「だれからだ?」

 

「屍からだよ。」

 

うわぁ、よりによってあいつからか。

 

「どっちだ?」

 

「黒い方からだよ。『くふっ、そろそろ大きな戦いが始まる。我らの王も参加せねばならない。どちらに着くか決めておけ。敵は任せておけ、所詮は豚と塵芥しかおらんのだからな。』ってさ。」

 

「極東戦役か。それしかねぇな。でも、イ・ウーが解体されるのか?」

 

「いや、予言らしいよ。トオヤマとアリアが解体させるみたい。」

 

そうか。

 

しばらくは様子見か。

 

「ふむ、なるほど。」

 

「で、どうする? 『人理修復機関カルデア』、生存組合『ポートラル』、『テンペスト』、『シルヴァニア』の統合団長たる君は参加するのかい?」

 

「ふっ、もちろんだよ。お前の友がうるさいんだよ。」

 

「ふふっ、確かに彼なら『我の街、我の土地で無粋な真似をするでない!!』って言いそうだもんね。」

 

「そうそう、だから参加する。そして、すぐに終わらせれるようにする。」

 

「そうだね。平穏な日々のために。」

 

そう言ってエルは立ち上がり、保健室から出て行った。

 

それと入れ替わりで、キンジとアリアが入ってきた。

 

俺を目の当たりにした瞬間にアリアは頭を下げた。

 

「ごめんなさい。あなたの事全く知らなかったの。」

 

「ああ、気にしてないさ。俺が、ああなるのはいつものことだったしな。」

 

キンジに目を配らせる。

 

「そうだな。」

 

遠い目をしてキンジが同意する。

 

「あの時は大変だった。蘭豹は一撃ノックアウト、校長は近づけず、狙撃は弾き返す、強襲科の先輩は薙ぎ倒されるって散々だった。」

 

「あの時は前日に腹が立った出来事があったし、それに朝から蘭豹の無茶振りでキレる直前だったからさ。」

 

「それは理解してる。」

 

「さて、昔話はそこらへんで、本題に入ろうか。」

 

二人を俺は見据える。

 

「さて、俺に何の用かな?」

 

 

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