緋弾のアリア〜狂戦士の力を持つもの〜   作:ユウ0725

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第5話

薄暗い建物の中、そのホールに集まる四名の人影がいた。

 

「くふっ、もうじき大きな争いが始まる。」

 

「あたし的には争って欲しくはないんだケド。」

 

「はっ、争いじゃと? 下らん。儂に勝つことは彼の方しかできんて。」

 

「ふむ、この『万能の天才』でも、それは予測はできてなかったね。」

 

四者それぞれの意見を出す。

 

「所詮は豚と塵芥しかおらん。我らが勝利は確実だ。」

 

「かばねる、それはちょっとないと思うな。」

 

「何故じゃ?」

 

黄色いコートの女性は資料を広げる。

 

「見てみてよ。Rランクに鬼、吸血鬼、英雄の子孫がいるっしょ? 挙句の果てには『あの石』の神が出てくるかもしれない。」

 

「ふむ、人外とな?」

 

顎に手を当て、考える仕草をする銀髪赤目の女性

 

「そそっ、だから簡単には難しいと思うな。」

 

「ほほぅ、ならば『カルデア』より、本物の鬼を派遣しようか?」

 

「なんと!? そのようなものが実在するとな!?」

 

「ふふん、前任の所長が仕上げてくれた『英霊召喚システム』によって、もういるのさ。」

 

そう言ってモナリザ似の女性は懐から写真を出した。

 

「こっちが『酒呑童子』で、こっちが『茨木童子』さ。幼く見えるけど力は本物だよ。」

 

三人は久々に見る人外に対して興味深々だ。

 

「いや、今回はいい。儂の所から次女を出そう。あやつは卑屈すぎての、ちぃとばっかし自信を持って欲しいからの。」

 

「おお!! むぐ姉ですか!? あのおっぱい揉み放題の!!」

 

「貴様、儂の姉妹に手を出す気か?」

 

殺気が飛ぶ。

 

それに焦った黄色いコートの女性は冷や汗を流しながら手を左右に振る。

 

「いやいやいや、そんなことするわけないじゃないですかぁ。もう、ジョークですよジョーク!!」

 

「ふん。」

 

モナリザ似の女性は柏手を打った。

 

「さあ、無駄な争いは辞めにして、本格的に話そうではないか。」

 

三人は一斉に振り向く。

 

「まずは人材の派遣と滞在する戦力の確認、あとは、彼と共に宣戦会議に出る人を一名選出する。これでいいかい?」

 

三人は頷く。

 

「私の所からは彼女を選出しよう。滞在する戦力はこの三名だ。」

 

写真を取り出す。

 

一人の写真は銀髪に褐色の肌に白い紋様、そして三色の剣を持った女性だった。

 

次に出された写真は、緑色のマントを羽織る青年と、金髪に派手な衣装を纏った赤い剣を持つ女性、最後に狐耳と尻尾があり、青い和服を着た女性だった。

 

「この四人は戦力的にも申し分ない。しかも、最後の彼女は結界も張れて、呪術も使える。」

 

「ほう、妖の術か。」

 

「モフモフしたいですねぇ。」

 

「くふっ。」

 

「ならば次は儂の所かの。儂の所は四人しかおらん。故に一人しかだせん。一番下の『ほとり』を選出するかな。」

 

その女性も写真を出した。

 

「其奴は、英雄の一部を移植したせいか、ちぃーとばっかし連携が取り辛かろうが、優秀じゃ。そして科学者故」

 

「ほほぅ。科学者とねぇ。」

 

「はいはい! 次は私の所からは、『ひさぎん』と『あやねる』を選出するよ! おおっと、理由は一番二人が強いからだぜ? といっても、『つづりん』がうちにはいるから問題はないのです!」

 

「ほほぅ、あの二人を出すか。」

 

「なんじゃ、知り合いか?」

 

「ちょっとな。少しチェスで完膚なきまでに叩き潰したが。」

 

「さっすが、全国三位の実力者!」

 

「ふん、次は私か。」

 

三人の目が一斉に向く。

 

「くふっ、私の所からは…………私自身が行こう。なに、他の奴は連携が取りにくい戦い方か、毒を使う奴だからな。それを考えた故に私が自ら赴くのだ。」

 

「おおぅ、組合の長が自ら動くとは!」

 

「くふっ、私の強さは彼がよく知っている。」

 

「話はこれで纏まったということでいいよね。よし、我が『カルデア』に招待しよう。」

 

モナリザ似の女性が指を鳴らすと、そこにいた四人は消えた。

 

 

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