緋弾のアリア〜狂戦士の力を持つもの〜   作:ユウ0725

6 / 7
第6話

「あなたに手伝って欲しいの!」

 

「却下だ。」

 

間髪入れずに俺は答える。

 

「理由については、俺はもう今後の予定で埋まってるんだ。」

 

「予定とは?」

 

「任務と私用で、ロアナプラまで行かなけりゃならんからな。」

 

「「は!?」」

 

おー、驚いてら。

 

「え? ロアナプラって、あのよね?」

 

「そこ以外にどこがある?」

 

「マジかよ。あそこって、各国の有名な犯罪者やマフィアが集まるところじゃなかったか?」

 

よく知ってるな。

 

「そうだ。今後の戦いに備えてそこに顔を出さないといけないんだ。そして、協力してもらう。まあ、知り合いがいるから安心して大丈夫だがな。」

 

「例えば?」

 

「『ラグーン商会』、『ホテル・モスクワ』、『暴力教会』、『三合会』と言った感じかな。あとは、個人で『フローレンシアの猟犬』かな。」

 

「何よそれ、殆ど世界の凶悪犯の上位者じゃない。」

 

驚いてるな。

 

ま、普段だったら会うこともないし、会ったらヤベー所でもあるからな。

 

「遊撃隊とか、敵にしたくないわよ。」

 

「お、遊撃隊のことまで知ってるのか?」

 

「当たり前よ! 元第318後方撹乱旅団・第11支隊よ! ソ連時代に名を響かせたとんでもないところよ!」

 

「でも、俺の敵じゃない。」

 

アリアを一回黙らせる。

 

「さっき上げた名前の所とは何回か対立した。だが、全て返り討ちにした。」

 

2人は息を飲む。

 

「純粋に俺が強いからだ。」

 

「そんなに強いのに何で今まで名前が上がってきてないの?」

 

ああ、それか。

 

疑問に思うのは仕方ないかな。

 

「理由については、俺がこの力を一切制御できてなかったからだ。」

 

思い出すなぁ。

 

何回死にかけたことか。

 

「それまではある施設でコントロールの修行をしてたからな。」

 

「だからなのね。」

 

「その後は修行の一環で、山の翁を倒してこいって言われてから、今に至るかな。」

 

「あんたの師匠はどんな鬼畜よ………。」

 

影の国の引き篭もりババァですが?

 

これは口に出したら殺されるな。

 

「お前、苦労してたんだな。」

 

同情すんなぁぁ!!

 

俺だって好きでやってたわけじゃ無いんだよ!

 

でも、少しは強くなったし、制御も禁止ワードを言われなければなんとかできてるし、まあ、プラスにはなってるんだよな。

 

「協力が無理なことはわかったわ。でも、暇ができれば協力して欲しいわ。」

 

「その時が来ればな。」

 

ま、近いうちに来るだろうがな。

 

その時は、俺の所属する組織と、ロアナプラの全勢力で助けてやるよ。

 

「話は終わりよ。じゃ、失礼するわね。」

 

アリアとキンジは病室を出て行った。

 

「ふ、近いうちにそれは来るよ。その時は全力を持って助けてやるさ。」

 

俺の独り言は病室に消えた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。