緋弾のアリア〜狂戦士の力を持つもの〜   作:ユウ0725

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第7話

飛行機に乗ること数時間、目的の場所についた。

 

「また、ここに来ることになるとはな。」

 

俺は街並みを見ながら溜息をつく。

 

「相変わらずの掃き溜めだな。」

 

周りにはゴロゴロと柄の悪い人相をした人や、あからさまに俺を狙う目をしてこちらを観察している者達がいる。

 

「俺は餌じゃねぇっつーの。」

 

再度溜息をつく。

 

「よお、見ない顔だな? いいとこ紹介してやるぜ?」

 

「いえ、そういうのはいいんで。」

 

やっぱ絡まれたか。

 

「あ? 俺が紹介してやるって言ってんだ! 黙ってついて来やがれ!」

 

「この街で逆らっては行けない人物」

 

「あん?」

 

「一人はバラライカ、二人目はシスター・ヨランダ、三人目は二挺拳銃」

 

「んなこたぁ分かったんだよ!」

 

男は手を上げようとするが、それを俺は遮る。

 

「そして、四人目………いや、これは、最後の会社かな? カルデア所属の職員だ。」

 

「は?」

 

その瞬間、男はピンボールのように飛んで行った。

 

「そう、俺の事だ。文句あるなら掛かって来な。容赦なく捻り潰して、ブッ飛ばす。この街では弱肉強食なんだろ?」

 

俺は、モーニングスターを地面に叩きつけて威嚇する。

 

その瞬間、傍観していたゴロツキはそそくさと去っていった。

 

「これで歩きやすくなるな。」

 

「あまり騒ぎを起こさないでもらいたいものだね。」

 

後ろから声をかけられた。

 

近づいてくるのは知ってたからほっといたけどね。

 

「やあ、久しぶりとでも言おうか。」

 

「そうね。久しぶり坊や。」

 

「ハッ、老いぼれはさっさと引退しやがれ。」

 

「そっちの会社に勤めている方の方が老いぼれじゃないのかい?」

 

「バカ言え。アイツらは老いぼれじゃなく、バケモンだよ。」

 

まさか、ファーストコンタクトがバラライカとはな。

 

「頼みがあって来た。」

 

バラライカは驚いた顔をする。

 

「ほう。坊やが頼み事なんて、明日は銃弾の雨でも降るかしら?」

 

「お望みなら振らせてやるが?」

 

「それはやめてちょうだい。」

 

バラライカは焦った声を出す。

 

「お前のとこのオフィスに、レヴィ、ヨランダ、ロベルタを集めてほしい。これから大きな商売話だ。ただし、降りるなら今の内だ。降りたら、地の果てまでも追いかけるがな。」

 

「断れないじゃない。まあいいわ。明日、オフィスに来てちょうだい。」

 

「頼むぜ。マジで大きな話だからな。」

 

それだけ言い残し、俺は、目的の場所に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よお、繁盛してるか?」

 

「こんな寂れたところに何の用だ。」

 

「お前から寂れたとか言うなよ。なに、情報収集さ。ここに雇わせたアイツがいるだろ?」

 

「ああ、そろそろ来るはずだ。」

 

入り口が開く。

 

「今日、頑張ろうかしら。」

 

「いや、毎日頑張れよ『マタ・ハリ』。」

 

そこに姿を現したのはサーヴァントである彼女だった。

 

「あら! マスター来たのね! うんとサービスしちゃうわ!」

 

早速俺の隣に座り出す彼女

 

「いや、仕事で来たんだよ。」

 

「そろそろ始まっちゃうのね。私、怖いわ。」

 

「お前が前に出ることはないから安心しろ。」

 

目の前に酒とベーコン豆が置かれる。

 

「奢りだ。彼女には争いも収めて貰ってるからな。」

 

「んじゃ、遠慮なく。」

 

早速食べる。

 

「味、変わんねぇな。」

 

「そりゃそうだろ。俺がやってんだからよ。」

 

「それもそうか。」

 

無心になってもそもそと貪る。

 

さて、明日からどうしようか。

 

そんなことを考えながら、飲んでいるといつの間にか、朝になっていた。

 

やべぇ、酒臭いままあそこに行かなきゃ行けねぇんだな。

 

ま、いいか。

 

どうせ荒くれ者の集まりだし。

 

余程の悪条件を付けられない限りは、大人しくしとくし、付けられたら暴れるだけだ。

 

俺は会計を済ませると、バラライカのオフィスに向けて歩き出した。

 

「………お前さんとこのマスターはどうなってやがるんだ?」

 

「私が知りたいくらいよ。」

 

カウンターの上には、空になった酒瓶が六本置いてあった。

 

酒瓶にはテキーラと書いてあった。

 

 

 

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