IS~一夏とボンゴレファミリー~   作:黒猫の棺

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遅くなりました。ガチで月一になりそうです。もう少し早く更新できるようにしたい…。
感想返せなくてすみません。アドバイスを下さる皆様に多大な感謝を


沢田家にて

 

ツナの後ろに乗って並森駅からバイクを走らせること十数分、一夏とツナは沢田家に到着した。沢田家は住宅街に存在する極普通の一軒家であり、見た目は周りの家と比べてもなんらかわりはない。しかし、一度中には入れば普通では無くなる。とある家庭教師とメカニックが武器の手入れのために銃や刃物を部屋一体に並べていたりするのはまだかわいい方であり、ひどい時だと家に訪れた戦闘狂同士による戦闘が勃発しそうになったり、上半身裸の青年とオカマが筋肉美を競い合ったりしている。

 

 

ツナと一夏が家に入ると、玄関には家に住んでいる人間の他に3人分の靴が並べられていた。いつも家を訪れる守護者たちや義姉のものではない、黒いブーツがあった。

 

「ルッス姐来てるの?」

 

「うん、この前つかなかった決着をつけに来たんだって」

 

ツナの言葉に一夏は苦笑いを返した。この前の決着をつけるということはリビングでは今見たくもないものが広がっているに違いないからだ。正直入りたくないが入らない訳にはいかない。意を決して一夏はリビングの扉を開けた。すると‥‥‥

 

「どうだ!前よりも鍛えあげられた上腕二頭筋は!これでヘボいとは言わせんぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「甘いわ!私のほうがバランスが取れてるわ!私のほうがまだまだ上よぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

上半身裸の男とオカマがポーズを取りどちらの体が優れているかを競い合っていた。一夏は直ぐ様扉を閉めようとしたが、先に2人に見つかってしまい、詰め寄られた。

 

「一夏、帰ったか!俺のほうが鍛え上げられているだろ!?」

 

「沢斑一夏!帰ったのね!私のほうが綺麗よね!?」

 

想像してみて欲しい。学園でのやりとりで精神的に苛ついている状態で上半身裸の野郎2人(?)に詰め寄られている様を。切れて2人を殴っても誰も文句は言わないだろう。しかし、その衝動を一夏は抑え、半目になりながらも2人に告げた。

 

「ただいま、了平兄にルッス姐。とりあえず2人共汗臭いし、野郎の裸なんて見たくもないし気持ち悪いから離れて」

 

一夏の言葉に2人は仰け反り、膝をついた。事の始まりは1年ほど前、ルッスーリアの何気ない言葉から始まった。

 

「笹川了平よりも私のほうが鍛えられてるわよね」

 

その言葉に了平が反応してしまったのだ。毎日の鍛錬により鍛え上げた自分の肉体を侮辱されたと思ったのだろう。ただでさえ短気な面がある了平には我慢ができなかったのだ。

 

「お前のヘボ筋より俺のほうが上だ!」

 

そこから先は売り言葉に買い言葉だった。以来2人はどちらの肉体が鍛えられているかを競うようになった。周りの人間に言わせればいい迷惑である。

 

「あらかっくん、おかえり」

 

「一夏君、おかえり」

 

一夏が2人の横を通ってリビングに入ると、キッチンから奈々と京子が出てきた。かっくんとは奈々が一夏を呼ぶときの愛称である。いっくんだと某兎と被るという理由からそう呼ぶようになったのだ。

京子は了平の付き添いだろう。

 

「ただいま、義母さん、京子姉。ランボや風太は?」

 

「ランボ君ならイーピンちゃんと獄寺君のところに行ったわよ。また何か壊しちゃったんですって」

 

「あははは‥‥‥‥」

 

おそらく、またランボが手榴弾かなにかを爆発させたのだろう。ランボは子供ながら殺し屋を自称している。そのため、ランボの髪の中には手榴弾などの武器が入っている。獄寺がランボを怒っている時に

何らかの拍子で手榴弾が爆発したのだろう。イーピンはランボが逃げないための見張り番だろう。

 

「フウ太くんはビアンキさんと一緒に調べ物があるからって出かけたわね。今日は戻らないって言ってたわ」

 

フウ太は現在ボンゴレの諜報員のような立場にある。能力が使えた時に作り上げた人脈を使い、ボンゴレに必要な情報を集めている。現在は一夏を狙う組織に関する情報を集めている。ビアンキはその手伝い兼ボディーガードだろう。

 

「さあ、ご飯できたわよ。みんな運んで~」

 

奈々の声で一夏たちは料理をテーブルに運んで夕食を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

夕食後、笹川兄妹が帰った後、一夏はツナの部屋で今日の出来事を話していた。

 

「そう…織斑千冬が…」

 

「まぁ、今となっては逆に感謝してるんだけどね。助けに来なかったおかげでツナ兄たちに会えたんだし。だからといって向こうに戻る気はないけど」

 

「一夏が後悔しないって言うんだったらそれでいいけど…。にしてもクラス代表決定戦ってどうするの?代表になる気はないけど負ける気も無いんでしょう?」

 

「当たり前、ツナ兄たち侮辱されて黙ってるほど大人になった覚えはないよ」

 

「入学早々ISでの戦闘で相手が専用機持ちの代表候補生。俺と同じくらいついてないね」

 

「負ける気はないよ。ISをファッションと勘違いしてるような覚悟のないやつに負けたら先生に何言われるかわかんないし。それより、今日ルッス姐はなんできたの?了平兄との筋肉勝負のためだけじゃないでしょ?」

 

「それがね‥‥‥‥」

 

ツナは言いにくそうに口ごもった。ツナがこんな態度をとるときは仲間を気遣って何かを発言するときだけだ。やがて、ゆっくりと口を開いた。

 

「先週、紛争地帯に一機のISが突如現れて、戦闘に参加していた原住民を虐殺した事は知ってるね?」

 

「うん、フルスキン型の珍しい機体っていう話だったけど…」

 

「半日前にもでたらしい」

 

ツナの言葉に一夏は表情を顰める。公にはされていないがISによる虐殺行為が紛争地帯を中心に確認されている。投入されているのは第二世代型だが、リングやISを持たない人々にとっては十二分に脅威になる。襲撃したISはビーム兵器を使い、戦闘に参加していた人々を死体を残さないまでに焼きつくしていったらしい。

 

「先週確認されたものと同じものだったみたい。スクアーロの部隊が任務でその付近にいたみたいで大きな被害が出る前に無力化出来たみたいなんだけど…」

 

「それが何か?」

 

「…無人だったらしい」

 

ツナの言葉に一夏は拳を強く握りしめた。現在、ボンゴレはモスカをはじめとする無人兵器の開発・実験を禁止している。理由は2つある。1つがISとの争いを避けるためである。女尊男卑に染まった現代で無人兵器が開発され、しかも、その性能がISをも上回ってしまったら蔑まれている男性は無人兵器の側につく。そうなったらIS側に多くつく女性との決別は必至となり戦争にまで発展しかねないからである。

 

そして、2つ目は死ぬ気の炎を使用されることを防ぐためである。ストゥラオ・モスカのように死ぬ気の炎のチャージシステムを無人兵器に取り込まれたら無人兵器による死ぬ気の炎を使った大量虐殺が可能になってしまう。そうなれば死ぬ気の炎が公となるだけでなく、ボンゴレ九代目のようにモスカに取り込まれてしまえば、命が尽きるまで暴走する大量破壊兵器になりかねない。

 

「無人兵器の開発は第三世代の開発ですら手を焼いている各国の開発部門では不可能。ということは…」

 

「兎が関わっていると?」

 

「それが妥当だと思う。一夏の話だと実の両親にすら関心が薄いみたいだから。おそらく無人兵器の性能テストが目的ってところだと思う。紛争地帯を選んだのは戦争している人間だから死んでも構わないとか思ったんじゃないかな。死んでも私には関係ないとか言ってそうだし」

 

もしそれが本当なら性能テストのためだけに虐殺行為を行っていることになる。どう考えてもまともだとは思えない。

 

「近々アプローチがあるかもしれない。十分気をつけて」

 

「了解。これでも雪の守護者だからね、遅れを取るつもりはないよ」

 

轟々と暴れ狂う吹雪、氷の意志を持ちて敵を打ち砕くファミリーの切り札となる。それが

 

「ボンゴレ十代目雪の守護者としての使命だからね」

 

そう言って一夏は翌日の準備をするためにツナの部屋を後にした。




使命が全く思いつかなかったので微妙なものになってしまった・・・
もう片方の方は昔の自分の文才に絶望して書きなおしてますのでもう少しかかります。
申し訳ございません
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