IS~一夏とボンゴレファミリー~   作:黒猫の棺

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戦闘後

 

「何だあれは!?」

 

ビットに戻った一夏は箒に詰め寄られていた。その後ろには何もいわず黙っている千冬と困惑している山田先生が待機していた。

 

「何がだ?」

 

「何故剣を蹴る様な真似をした!?」

 

「あれは俺の教わった流派の技のひとつだ。その技を使っただけだ」

 

「剣は剣士の誇りにして魂だ!それを足蹴にするなど、お前には剣士の誇りはないのか!?」

 

「俺の誇りは別にある。それを守るためなら他人が恥だと思うことだって受け入れる。それより俺に関わらない約束だったはずだ。お前の言う剣士は約束を違えるのか

 

「くっ......」

 

一夏の言葉に何も言い返せない箒は悔しそうに引き下がった。箒と入れ替わるように千冬が一夏の前に立ちふさがった。

 

「沢斑、初戦にしてはよくやった」

 

「どうも。その上から目線はやめてもらえますか?教師としてありえないと思いますが?」

 

「ここでは私が法律だ。他はどうか知らんがな」

 

「即効教育委員会に訴えられるでしょうね」

 

「沢斑君、ちょっといいですか?」

 

2人のやり取りをこのまま続けさせるとまずいと思ったのか慌てて山田先生が話題をそらそうと話に割って入ってくる。

 

「何ですか?」

 

「これ、専用機持ちに配布している専用機に関する注意事項などが書かれている資料です。量が多くてほかの勉強と両立するのは難しいと思うんですけど....」

 

「いえ、大丈夫です。わざわざありがとうございます」

 

「い、いえ。教師として当たり前のことをしているだけですから」

 

山田先生は一夏の予想外の態度に困惑しながらもうれしそうに答える。一夏は誰にでも箒や千冬に対するような態度をとっているわけではない。誠意をもって接しようとしてくる相手にはそれ相応の態度で接する。自己紹介でも言った嫌いなものに該当していない限り邪険に扱うようなことはしない。ただ2人がそれに該当しているだけの話なのだ。

 

一夏は書類を受け取るとビットを後にした。

 

 

 

 

 

「それで、いつまでついてくる気だ?」

 

一夏はビットを後にしてからついて来ているであろう気配のするほうに問いかける。校舎内なら偶然ですむことだが校舎外の、それも人気のないほうに向かっていっているにも関わらずついてくるのは何らかの意図を持ってついてきている以外にありえない。

 

問いかけてから少し間をおいて木の陰から1人の女生徒が姿を現した。水色のショートヘアに理想的なプロポーションを持った、どちらかといえば活発そうなイメージを抱かせるような印象だった。

 

「やっぱり気づいていたのね」

 

「何のようだ?俺にはつけられる理由がないんだが」

 

「気にしなくて大丈夫よ。この辺のカメラとかは切ってあるからバレちゃまずいことでも話せるわよ」

 

「何が言いたい?」

 

「あなた何者?」

 

一夏はとぼけようとするが女生徒がそれを許さない。確信を持ったように一夏に問いかける。

 

「IS初心者なのに代表候補生を圧倒する戦闘スキル、私の尾行をも察知する敏感性、何より.....」

 

一息おいて持っていた扇子を一夏のほうに向けて告げる。

 

「剣を蹴ったあの技....時雨蒼燕流攻式三の型遣らずの雨。何故あなたがあの技を使えるの?」

 

その言葉に一夏は警戒心を最大に引き上げる。時雨蒼燕流を使えるのは一夏を含め3人。そのうちの1人であり山本の師である8代目継承者である山本剛は人前では久しく使っていないはずなので除外すると山本か自分の戦闘を見た人物、つまり裏の人間の可能性が高い。

 

「お前は....」

 

「そう言えば自己紹介がまだだったわね。私は更識家現当主更識楯無よ」

 

更識.....日本の暗部の家系で当主は代々楯無の名を告ぐとされている。ツナがボンゴレを継いでから交流があり、いくつかの任務を共にこなしている。数年前に継承式が行われツナもそれに参加していたが一夏は別の任務と重なっていたために参加できず写真でしか見たことがなかったため、成長して見た目が違っていたので気づくことができなかった。山本は一緒に任務をこなしたことがあるためそのとき知ったのだろう。

 

「質問に答えてもらえる?何故あなたが時雨蒼燕流を使えるのかしら?」

 

「俺が10代目後継者だからだ」

 

一夏の言葉に楯無は驚愕する。普通の流派と違い時雨蒼燕流は特殊な継承方法から『滅びの剣』といわれ、継承者は剣の才無くしては伝えていくことすら適わない。楯無の知る中でその流派を使い継承できるのはただ一人....

 

「山本武から継承したの?」

 

「ああ、並森に住んでいるからな。帰省したときに教えてもらった」

 

この言葉はもちろん嘘だがおいそれと自分の立場を明かすわけにもいかないため事実を織り交ぜながら説明していく。楯無はその言葉に納得がいかないような表情をするもいったん引くことにした。

 

「まあいいわ。それよりあなた......生徒会に入らない?」

 

 




更新遅れて&短くてすみません。仕事が始まり忙しくて時間的に余裕がありませんでした。
別にSAOホロフラとか艦これイベントやってたり寝落ちしてたりしてたからじゃないんだからねっ!


すみません。がっつりやってました。そんなわけでさらに更新が遅れると思いますがご容赦ください。
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