IS~一夏とボンゴレファミリー~   作:黒猫の棺

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今日のとある科学の超電磁砲Sの内容が神すぎて何度も見ているうちにこんな時間に・・・w


物語のきっかけ

「すみません、10代目」

 

一夏が中学3年生の冬、ボンゴレファミリー日本支部司令室で一夏はツナに土下座をしていた。

 

 

あの日…第2回モンドグロッソの日、一夏はツナの義弟となった。

ツナは一夏を救出した後は織斑千冬に一夏を引き渡す予定だった。しかし、一夏から今までの境遇や誘拐犯の目的、そして千冬が一夏のことを助けに来なかったことを聞き、死にたがっている一夏を見てランボたちのように自分の家族にならないかと誘ったのだ。一夏もツナの優しさや暖かさを感じ、この人なら信じられると思い、ツナの提案を受け入れた。当初はボンゴレには関わらせないつもりだったが、一夏からの強い希望によりファミリーの一員としても受け入れた。

 

 

そして一夏がツナの義弟になってから2年、一夏はボンゴレⅩ世雪の守護者兼大空部隊副隊長という役職に付いた。一夏が使うのは雪の炎という特殊な炎だった。守護者はそれぞれ自分の属性の部隊の隊長を務めているが、一夏の炎は復讐者の扱う炎と並ぶ異質な炎だったため、ツナが隊長を務める大空部隊の副隊長を務めることになった。ちなみに、大空部隊だけ、属性が入り交じっている。大空自体がまれな炎であることと、属性が入り交じっていたほうがツナの有事の際に便利だからである。

 

 

武器は長刀を使用している。一夏はボンゴレに入ってからは山本とスクアーロに剣を指導してもらっていた。元々剣道をしていたため、素人よりも基礎はできてたが、山本やスクアーロが教えるのは剣道ではなく、人を殺めるための剣術である。なので、一夏が今まで触れ合ってきたものとは次元が違うのである。そのため、2人は一夏を基礎から鍛え直すことにした。山本からは時雨蒼燕流を、スクアーロからは実践訓練や剣技の基礎を習った。ボンゴレ二大剣豪と謳われる山本とスクアーロ直々による指導、そして一夏自身の覚悟の…足を引っ張りたくないという後ろ向きな覚悟から守りたいという前向きな覚悟への変化により一夏はメキメキと実力をつけていき、ボンゴレの中でも指折りの実力者となった。

 

 

その一夏がツナに土下座をしている原因は3日前の高校受験にあった。一夏は藍越学園の受験会場に向かっていた。本当ならツナの母校である並盛高校への進学を考えていたが、学費が藍越学園のほうが安いため、奈々たちの負担が少しでも軽い方にしたのだ。奈々はそんなことは気にしなくていいといってくれたが、一夏が譲らなかったので藍越学園を受験することになった。

 

しかし、ここで問題が発生した。急遽試験会場が藍越学園近くの市民ホールに変更になったのだ。

この場所は他の高校も試験会場として使用しているため、多数の誘導係が動員されていた。近くの指導係に試験会場を聞き、そこに行くとISが鎮座してい。た。どうやら藍越学園とIS学園を聞き間違ったらしい。

 

(男がIS学園の入試会場を聞くわけ無いだろう。変態じゃあるまいし…)

 

そう思いながらISに近づいていった。ツナやファミリーのメンバー、今自分が大切だと想っている人たちに出会えたのはISがあったからだ。その点は感謝している。けれどもそれを差し引いても一夏はISが嫌いだ。ISが無ければ自分は見下されることもいじめられることもなかった。

あんなに辛い思いをすることはなかった。そう考えると無性に殴りたくなってしまったのだ。その衝動を抑えられずにISを殴ったところ、ISが起動してしまい、その場面をIS学園の試験官に見られてしまったのだ。

 

流石にこのことでボンゴレの権力を使うわけにもいかず、一夏はIS学園に強制入学させられることになってしまったのだ。IS学園は全寮制なので平日は帰宅することさえ出来ない。最初の1週間は寮の部屋の準備のため自宅から通うことになるため、ツナの補佐ができるが、それ以降はツナの補佐官という自分の役割をはたすことができず、ツナや他の守護者に迷惑をかけてしまう…そのことが一夏は耐えられなかった。

 

 

「気にしなくていいよ」

 

「しかし‥‥‥」

 

一夏顔を上げるとツナの微笑んでいる顔が目に入った。

 

「そんなことで迷惑だなんで思わないよ。それに…」

 

一夏の頭に手を置きながらツナは言葉を紡いだ。

 

「家族の、弟が困っている時に手を差し伸べるのは家族の、兄の務めだよ。俺たちはその務めを果たすだけだ」

 

だから気にするな‥‥‥‥‥‥そのセリフを聞いた瞬間、一夏は泣き崩れた。

 

ツナたちと出会う前は家族であった千冬にすらそんなことを言ってもらえなかった。

 

誰にも助けてもらえなかった。

 

けれどツナは誰もしてくれなかったことを当たり前のようにしてくれる。それが嬉しくてたまらなかった。

 

「ありがとう…ツナ兄」

 

その2ヵ月後、一夏はIS学園に入学した。

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