--時間は少し遡り哲也がまだ大本営にいた時--
電「え?司令官さんが大怪我を?」
元帥「うむ、何をしたのか全身包帯だらけじゃ。帰って来たらしっかりみてやってくれ」
司令官さんが怪我をする、それはつまりよほどのダメージが入ったということ。焦りと不安が駆け巡る
電「し、司令官さんの命には別状はないのです?」
元帥「ああ、問題ないなずだ」
電「わ、わかりましたのです」
そうして電話を切り、司令官さんが帰って来た時のために準備を整える
夜9時過ぎ、司令官さんは帰って来ました
哲也「ただいまー」
電「司令官さん!お怪我は大丈夫なのです?」
帰ってきた司令官さんは体中に包帯を巻き、顔にはガーゼが貼ってあり酷い状態でした
哲也「ちょっとかすっただけさ、問題ない」
問題大ありなのです、右腕に至ってはまだ血が滲み出てるのです……
哲也「いい匂いがする……もしかしてご飯作ってくれたの?」
電「は、はいなのです。えっと、食べられますか?」
哲也「ああ、いただくよ。ありがとう電」
怪我を除けば司令官さんはいつも通りでした。普通にご飯を食べて普通にお風呂に入って、そしてその後も何も無かったかのように就寝しました
夢を見たのです……
『電、ごめんね。約束果たせなくて…』
『え?司令官さん?』
『せめて電だけでも生きて。ごめんね…』
『ま、待ってください司令官さん!』
『電 、さよなら…』
電「!」ガバッ
電「…はぁ、はぁ……」
怖い夢を見てしまいました……いままでみた夢で1番怖かったのです…
電「……」チラッ
哲也「ZZZ…」
電「……」ホッ
大丈夫、司令官さんはここにいる。今のはただの悪い夢なのです…大丈夫、大丈夫……
『電、さよなら…』
電「!」
落ち着くのです、電は大丈夫、司令官さんもここにいるのです
……なのになんでこんな怖いのでしょうか…
哲也「……ん〜、電〜」
電「…」
…司令官さん……電の我が儘お許しくださいなのです
「」モゾ
電「し、司令官さんのお布団に入ってしまったのです…」
とても暖かくて落ち着くのです…それに、司令官さんが近いのです
電「少しだけ、少しだけなのです…落ち着いたら自分の布団に戻るのです」
哲也「電〜」ギュゥ
電「ぁ……」
司令官さんにハグされちゃったのです……ずっとこうしてたいのです
電「…ってダメなのです。少しだけって決めたのです」
電が怖くなくなるまでの少しだけの間だけ
電「……少し、の…間、だけ……」
電「………ZZZ」
結局、私はそのまま寝てしまいました…
翌朝
哲也「電ー、起きろー朝だぞー」
電「はにゃぁ……ふあぁ」
哲也「おはよう、電」
電「ふ…あぁ…おはようございますなのです司令官さん」
哲也「うん。それより起きたら電が隣にいたから驚いたよ。寝ぼけてたの?」
結局電はあのまま寝てしまったみたいなのです
電「ぁ…え、えっとごめんなさい司令官さん…昨日怖い夢を見てしまって…」
哲也「いいよ、気にしてないから」ナデナデ
電「はぅ…」
司令官さんは優しいのです。一緒にいるとお胸がドキドキしてしまいます
電「し、司令官さん…そろそろ……」
哲也「ああ、ごめん。なんか久しぶりに電にあったような感じがして、つい。実際には1日しか経ってないんだけど、不思議だね」
電「い、電も司令官さんと久しぶりにあったような感じがしたのです……えっと、改めておかえりなさいなのです」
昨日は1日離れただけだったのに時間がとても長く感じました。それにあんな夢も見てしまったから余計に…
哲也「うん、ただいま。元気にしてた?」
電「はいなのです、元気元気なのです」フン
今のは少し恥ずかしかったのです…
哲也「それは良かった」
電「えっと、今日はどうするのです?」
哲也「うーん、元帥から処分貰ったしなあ。適当に休むか」
哲也「電も今日は自由にしてていいよ」
電「わかりましたのです」
自由……それならずっと司令官さんといられるのです
それから、司令官さんと鎮守府のお庭に行ったり、皆と遊んだり、一緒にご飯を食べたりしたのです
哲也「電、無理に俺に付いてこなくてもいいぞ?」
電「その…電もやることがなくて、一緒にいてはダメでしょうか?」
怖くて一緒にいたいなんて絶対言えません。司令官さんに気をつかわせちゃいます
哲也「ああ、そういうことだったか。ごめんな気が回らなくて」
電「い、いえ司令官さんは悪くないのです。電の我が儘なので…」
哲也「…」ナデナデ
電「はぅ…///」
やっぱり司令官さんに撫でると心臓がバクバクします。なんなのでしょうかこれは
球磨「イチャつくなら他所でやれクマ」
多磨「コーヒーがココアみたいだにゃ」
そういえばここ球磨さんと多磨さんの部屋でした。迷惑かけてしまったでしょうか
電「ご、ごめんなさいなのです」
哲也「別にイチャついてはないだろう」
球磨「充分イチャついてるクマ、そこら辺のリア充が砂糖吐けるぐらいイチャついてるクマ」
さ、砂糖吐いちゃうなら病院に行ったほうがいいのでは……
哲也「なぁ、多磨」
多磨「なんにゃ」
哲也「トイレ行きたい」
球磨「また唐突だクマ」
哲也「少し行ってくる」
球磨「さっさと行けクマ」
多磨「にゃ」
哲也「あ、そうだ二人とも今日は休みだからゆっくりしてくれ」
球磨「球磨達はいつも休みみたいなもんだクマ」
多磨「そのことは木曽に聞いたにゃ。朝礼寝坊してスマンにゃ」
哲也「いいさ、眠かったんだから仕方ない」
やっぱり司令官さんは優しいのです。でも、なんででしょう…司令官さんが他の子と楽しそうにしているのを見ているとモヤモヤするのです
球磨「なんというホワイト鎮守府」
多磨「にゃ」
球磨さん達と別れて司令官さんの部屋に帰って来ました。司令官さんはトイレにいます。さすがに男性トイレがここ一つしかないのはどうかと思いますが…
哲也「ふぅ、スッキリ……さて、やることがなくなってしまった」
電「なのです」
気づけばお昼をすぎてるのです。やっぱり司令官さんといると時間の流れが早く感じます…
司令官さんは何をしようか考えていました
哲也「……寝るか」
電「なのです」
司令官さんらしいのです
……また、あの夢を見てしまいそうで怖いですが、司令官さんと一緒なら大丈夫なはず、なのです…
おい、哲也ちょっと表出ろ…電が怖がってんのに何1人寝てんの?電ねとr…ガチャッ←鉄のわっかを付けられる音
ピーポーピーポー
よし、悪はさった…
まあ茶番は置いておこう。それより読んでてわかったかも知れませんが電ちゃんまだ自分の気持ちに気づいていません。まだ、スタートすらしてません
これがくっついたら皆砂糖どころかソーマチン(砂糖の3倍甘い)吐きそう