電さんと化物提督   作:コントラポストは全てを解決する

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長かった…短いけど、長く感じた


11艦 司令官さんとの日常、なのです 後編

『電、せめて君だけでも生きろ』

 

 

 

 また、怖い夢なのです……もう、嫌なのです…

 

 

 『これを俺だと思ってくれ』

 

 

 

 電は司令官さんと一緒にいたいだけなのに、どうして…

 

 

 

 

 『電……さよなら』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 司令官さんは電と約束してくれました。ずっと一緒にいてくれるって…だからこんな夢どうってことないのです……どうってこと、ないのです……

 

 

 

 

 哲也「電?大丈夫か?」

 

 

 

 電「…司令官、さん?」 

 

 

 

 目を覚ますと横で司令官さんが寝ていました…良かった、ちゃんといるのです……

 

 

 

 電「なんでもないのです…また、怖い夢を見てしまったのです」

 

 

 哲也「そっか、まあどんな夢かは聞かないけど。お疲れ電」ポンポン

 

 

 電「はい、なのです」

 

 

 

 

 あれは夢、怖い夢。司令官さんはここにいる……大丈夫なのです…大丈夫…… 

 

 

 

 哲也「本当に大丈夫か?顔が青白いよ?風邪?」

 

 

 

 電「いえ、本当に大丈夫なのです。ありがとうございます司令官さん」

 

 

 哲也「…電が言うなら大丈夫か。それより結構寝たな、ご飯どうしようか」

 

 

 時計を見ると5時を回っていました。本当によく寝たのです……子供扱いされないでしょうか?…

 

  

 

 電「確か冷蔵庫の中にカレーの材料が……あ、でもルーがないのです…」

 

 

 哲也「買ってこようか?」

 

 

 

 電「今からだとお夕飯が遅くなっちゃうのです……あ、肉じゃが作れるのです」

 

 

 

 哲也「おぉ、じゃあ今夜はそれで」

 

 

 

 

 「」コンコン

 

 

 

 お夕飯が決まり、いざ準備というところで誰かが訪ねて来ました。こんな時間に誰でしょうか

 

 

 

 

「」ガチャッ

 

 

 

 雷「こんにちは、電」

 

 

 電「雷ちゃん、こんにちはなのです。どうしましたか?」

 

 

 

 雷「少し司令官借りたいんだけどいい?」 

 

 

 哲也「ん、俺か?」

 

 

 

 雷「ええ、そうよ。いいかしら?」

 

 

 

 電「はい、大丈夫なのです」

 

 

 雷「ありがとう、ごめんね電」

 

 

 

 電「電は1人でも大丈夫なのです」

 

 

 雷「ええ…」

 

 

 

 

 

 そして、雷ちゃんは司令官さんとどこかへいってしまいました。電も夕飯の支度をするのです

 

 

 

 電「電の本気を見るのです!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 --------------------------雷

 

 

 

 

 なんとか電の許可をもらえた、昨日から辛そうにしてたのでできるだけ司令官と離させたくなかったが今回ばかりは仕方がない

 

 

 

 哲也「で、雷俺に話とは?」

 

 

 雷「電のことよ」

 

 

 哲也「電?俺がいない間に怪我でもしたのか?」 

 

 

 

 雷「違うわ昨日のことよ」

 

 

 

 哲也「昨日…というと俺が怪我して帰って来た時か」

 

 

 雷「ええ、司令官が帰って来た時あの子何してた?」 

 

 

 

 哲也「えっと、夕飯の支度してたな」

 

 

 雷「そう…」

 

 

 

 

 電、我慢したのね… 

 

 

 

 哲也「で、それが?」

 

 

 

 雷「えっとね、あの子司令官が怪我したって聞いた時泣いてたのよ。ずっと」

 

 

 哲也「え、電が?」 

 

 

 雷「ええ、相当ショックが大きかったみたい。私のところに転がり込んで来たわ」

 

 

 

 「司令官さんがいなくなっちゃうのです!」っていいながら泣きついてきて慰めるのが大変だったわ…

 

 

 雷「今の電は司令官に心配させないように我慢してるわ」

 

 

 哲也「もしかして今も泣いてたり?」

 

 

 

 雷「可能性はあるわ。電を早く楽にしてあげて司令官…それができるのは司令官だけだから」

 

 哲也「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 というわけでこっそり覗きに来たわ。司令官は…

 

 

 

 哲也「大丈夫か、電…今すぐ飛び込みたいけど…でも、今行ってもとぼけられて終わってしまう…ああ!」 

 

 

 

 雷「司令官落ち着いて」

 

 

 哲也「…すまない取り乱した」

 

 

 

 

 全く司令官の電loveには困ったものだわ。さてとじゃあ始めましょう…電、悪いお姉ちゃんでごめんね

 

 

 

 

 

 

 電『えっと、牛肉、白滝にじゃがいもに人参と麺つゆ…』

 

 

 

 雷「しっかり家事できるのね…」

 

 

 

 これなら司令官のお嫁に行かせても大丈夫そう…ってそんなこと考えてる場合じゃないわね

 

 

 

 

 

 哲也「…」ソワソワ

  

  

 

 

 

 電『えっと、お鍋は…あったのです…ん〜』

 

 

 

 

 戸棚の上の方にある鍋を取ろうと必死で背伸びしている

 

 

 

 哲也「…これから下の戸棚に入れるか…」

 

 

 

 

 

 

 電『あとは…司令官さん、味付けは濃い方が…ぁ…』

 

 

 

 これは、まずいわね…司令官が今にも突撃しそう…

 

 

 

 

 電『大丈夫……約束だってあるのです』

 

 

 

 電がたったまま俯き、動かなくなってしまった

 

 

 

 

 

 電『…今だけ、なら……』

 

 

 

 

 

 電『司令官さん……ぅっ…グス』 

  

 

 

 

 

 

 

 雷「司令k…」

 

 

 

 

 哲也「電!」

 

 

 

 

 

 

 

 -------------------------電

 

 

 

 

 お夕飯の支度を始めるのです。材料は…

 

 

 

 

 電「 えっと、牛肉、白滝にじゃがいもに人参と麺つゆ… 」 

 

 

 

 

 材料は揃ってるのです次はお鍋なのです…

 

 

 

 

 電「えっと、お鍋は…あったのです…ん〜」

 

 

 

 

 

 お鍋が、高いところにあって取りにくいのです…電の本気を見るのです!

 

 

 

 

 電「と、取れた…」

 

 

 

 

 これで、準備は整ったのです。後は…あ、味付け。司令官さんは薄口でしょうか濃口でしょうか

 

 

 

 

 電「司令官さん、味付けは濃い方が…ぁ…」

 

 

 

 

 

 

 今はいないんでした……だ、ダメなのです。意識しないように意識しないように

 

 

 

 

 司令官さんは雷ちゃんのところにいってるだけなのです

 

 

 

 

 

 電「大丈夫……約束だってあるのです」

 

 

 

 一緒にいてくれるって約束してくれたのです

 

 

 

 電「…」ジワ

 

 

 

 電「!」フルフル

 

 

 

 ………今は、司令官さんがいないのです。少しだけなら泣いて大丈夫でしょうか? 

 

 

 

 電「…うぅ……」ポロポロ

 

 

 

 気を緩めたら、涙が止まらくなっちゃいました

 

 

 

 電「司令官さん……グス…」

 

 

 

 哲也「電!」 

 

 

 

 

 電「え?」

 

 

 

 司令官、さん?

 

 

 

 

 

 

 ----------------------哲也

 

 

 

 

 俺は馬鹿だ、大切な人が苦しんでることに気づけない大馬鹿野郎だ

 

 

 

 

 電「司令官さん、なんで?」ポロポロ

 

 

 

 

哲也「電…もう、泣かないでくれ」

 

 

 

 

 

 電「!…ち、違います司令官さん!こ、これは…玉ねぎが目にしみただけなのです」

 

 

 

 そんな見え透いた嘘をいう電

 

 

 

 

 

 哲也「電、ごめん…気づいてやれなくて……こんな俺がいえたことじゃないけど、我慢しないでくれ」

 

 

 

 

 

 電「司令官さん…」  

 

 

 

 

 

 

 こんな馬鹿な俺でも、電の力になれるならなんだってしてやる。大切な人も救えないで深海棲艦なんか救えるか

 

 

 

 

 

 

 哲也「電、前に言ってくれたよなもっと頼ってくれって。俺も同じだ電が辛いなら俺に頼ってくれ」

 

 

 

 電「……司令官さん、失礼します」ダキッ

 

 

 哲也「ああ」ギュッ

 

 

 

 そうして電は俺に抱きついてくる

 

  

 

 電「怖かったです、司令官さんが大怪我したって聞いたとき死んでしまうんじゃないかって」グス

 

 

 

 哲也「うん…」

 

 

 

 

 電「それで、その日の夜に司令官さんがどこかに行ってしまう夢を見て余計怖くなって」

 

 

 

 

 

 哲也「大丈夫、俺はここにいる」

 

 

 

 電がみた怖い夢ってこれだったんだ……

 

 

 

 

 

 

 電「司令官さんから離れられなくなって、でもそれで泣いたら司令官さんに迷惑かけてしまうから…」

 

 

 

 

 

 

 哲也「俺はそんなことで迷惑に思ったりしないよ」

 

 

 

 

 

 電「ごめんなさいなのです…でも、気付いたら我慢しちゃってて…」 

 

 

 

 

 哲也「我慢しなくていい」

 

 

 

 

 電「はい、ごめんなさい…なのです」

 

 

 

 

 

 

 

 哲也「俺の方こそごめんな……それと、ありがとう心配してくれて」

 

 

 

 

 

 

 電「どういたしまして…なのです。司令官さんもありがとうなのです。電を助けてくれて」グス

 

 

 

 哲也「ああ、どういたしまして」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから、電が満足するまで抱きしめて解放した

 

 

 

 電「司令官さん、あの…一つだけ我が儘を言ってもいいですか?」

 

 

 哲也「ああ、一つと言わずいくらでもいいぞ」

 

 電「その…また指切りしてもらっていいですか?」

 

 

 哲也「いいよ、指出して」

 

 

 電「」スッ

 

 

 

 

 電が出してきた指に自分の指を絡める。そして指切りげんまんの歌を歌い指を切った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  




次回「衝撃的告白」




後書きに書くネタがなくなってきた…




明日から諸事情で投稿ペースがかなり遅くなります


ご了承くださいm(_ _)m
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