先日から電達の執務の量を増やせとの要望があり、増やした結果かなり俺の仕事が減ったため、時間を持て余している
なので深海棲艦の反応はないが念のためと警備のため海に来ています
哲也「やっぱり静かだなぁ…」
元帥「まぁ、今は何もないからのぉ。近くに小さな島はあるが」
哲也「休憩ついでによって見るか」
目視できるほどの距離にある小さな島に辿り着く。小さいと言えども鎮守府が建てられそうなの面積はあった
哲也「ここにも鎮守府建てられないかな」
元帥「無茶を言うな、警備が薄すぎじゃ」
哲也「冗談ですよ。第1こんなところまで来る人なんて……ん?」
なんとなく近くの砂浜に目向けると人影が見えた
元帥「ん?どうしたんじゃ?」
哲也「いや、すぐそこの砂浜に人影が見えた」
元帥「本当か?」
哲也「ああ、少し見てくる」
哲也「やっぱり…」
近くに行って見るとやはり人だった、服が敗れ焦げた単装砲のようなものを持っていた。どうやら艦娘のようだ
元帥「艦娘か?」
哲也「はい。意識がないみたいですし取り敢えず、うちに連れて帰ります……元帥さんいいでしょうか?」
元帥「ああ、こちらもその子の元手を探って見よう」
哲也「よろしくお願いします」
彼女を背負いひとまず鎮守府に帰ることにした
鎮守府
鎮守府に帰還後、医務室のベッドに寝かせたあと点滴を打ちしばらく側にいた。寝心地が良くなかったのか彼女は三十分ほどで目を覚ました
哲也「大丈夫?どこか痛いところとかあるか?」
???「だ、誰…っぽい?」ビクビク
かなり怯えた様子で俺に質問をしてきた。これは少し話し方に気をつけないと余計怖がらせちゃうかな
哲也「俺は黒木哲也だ。ここの提督をしている君は?」
夕立「夕立…ぽい……」
哲也「夕立か、よろしく」
夕立「よろしく……ぽい」
ぽつりぽつり弱々しく話す夕立、よく見るとかなり細く衰弱していた
哲也「ちょっとまってて」
夕立「?」
それから調理場までりんごを剥いて来た。具合が悪いときは取り敢えずりんごだって誰かが言っていた気がする…
哲也「林檎だけど食べてくれ」
夕立「……いらない…ぽい」
とは言いつつもチラチラ林檎を見ている夕立。やはりお腹が空いているのだろう
哲也「大丈夫、毒とかは入ってないから」
試しに一つを半分ほど食べて見せ、それを夕立に渡した。夕立は安全だと知り林檎を食べ始めた
夕立「ご馳走様、ぽい」
そして1分もしないうちに全て平らげた
哲也「お粗末様でした…これからどうする?一応今上の人に頼んで夕立がいた鎮守府の提督を探してもらってるけど、場所知ってるなら送るよ?」
夕立「!…い、嫌っぽい…あそこには、帰りたくないっぽい…」ガタガタ
哲也「夕立?」
夕立「提督さん、お願いします…少しの間だけでもいいからここにいさせてください…ぽい」ダキッ
夕立は何かに怯えるようだった。抱き変えしてあげると少しだけ震えが落ち着いた
哲也「…少し、夕立の話しを聞かせてくれる?」
夕立「…ぽい、夕立は……」
……夕立は前の鎮守府で捨て艦にされたらしい。夕立のいた鎮守府はいわゆるブラック鎮守府というもので、休みはなく、艦娘に暴力を振るうのは当たり前だったという
哲也「…話してくれてありがとう夕立」
夕立「こちらこそ、ありがとうっぽい。話したら少し楽になったっぽい…」
夕立をここに移籍できないだろうか…元帥さんに聞いてみよう
「」プルルルル
そんなことを考えていると携帯がなる、きっと元帥さんだ。夕立の件聞いて見るか
元帥「哲也か?彼女がいた鎮守府が見つかったぞ」
哲也「ありがとうございます……あの、元帥さん」
元帥「ん、なんじゃ?」
哲也「夕立を、ここに移籍できないでしょうか?」
夕立「!」
元帥「うーむ…」
やはり難しいだろうか…しかし夕立がいたあの鎮守府に送ってしまっては夕立を見殺しにするようなものだ。それだけは絶対嫌だ
哲也「やはり難しいでs…」
元帥「んー、別に問題ないかな」
哲也「…え?」
元帥「実は、彼女のいた鎮守府の出撃報告を見たんじゃが彼女轟沈扱いになっておる」
哲也「じゃあ…」
元帥「ああ、しっかり見てやるんじゃぞ」
哲也「……良かった…」
いや、よくはないか轟沈扱いされてたんだし
元帥「じゃ、わしは仕事があるからそろそろ切るぞ」
哲也「はい、ありがとうございます」
元帥さんは「皆としっかりな」と言い残し電話を切った。俺は安堵の息を吐きながら夕立に報告する
哲也「夕立、ここに来ないか?」
夕立「!……いいっぽい?」
哲也「ああ、その…言い難いけど向こうじゃ夕立轟沈したことになってるらしいから。今すぐでもこっちに来れる」
夕立「提督さん……」
哲也「どうする?」
夕立「…もちろんお受けするっぽい!提督さん、これからよろしくっぽい!」
哲也「うん、よろしく夕立」ナデナデ
夕立「んふ〜♪」ナデラレ
夕立が我が鎮守府にやってきました
二時間後
夕立がこっちに配属され、緊急で艦娘達を招集し夕立を紹介した
それからすぐ夕立の姉妹艦である時雨に案内などを頼み、それらを全て終えたのがついさっき。今はというと……
夕立「提督さん〜♪」スリスリ
哲也「おっと、夕立は人懐っこいなぁ〜」ナデナデ
俺は夕立に懐かれていた、元気になった夕立を見て何かに似てると思ったが犬だこれ
山風・電「「…」」ムスー
時雨「2人とも、顔が怖いよ…」( ̄▽ ̄;)ハハッ
電「ライバル、増えたのです…」ジー
山風「フー…」イカク
時雨「あはは……夕立あまり提督迷惑かけてはいけないよ」
夕立「夕立、迷惑っぽい?」ウルウル
ぐッ、こんな目されたら断れないじゃないか……まぁ、もとよりそのつもりはないが
哲也「そんなわけないだろ、うりうり〜」
夕立「ぽい〜♪」
電「」ジャキッ
山風「」ジャキッ
時雨「ちょっ、2人とも艦装は…」
山風・電「「司令官さん(提督)が悪いのです(悪い)」」
この後俺は何故か執務室なのに砲撃をくらった
---------------
哲也「山風ちょっといいか?」
山風「…なに?」
哲也「--鎮守府って知ってる?」
山風「!」
哲也「何か知ってるのか?」
山風「あたし、が…前いた、鎮守…府」
哲也「……そうか」
夕立は犬っぽいだから短時間ですぐ人と仲良くなれる…夕立のコミュ力が欲しいのです
そして山風は夕立と同じ鎮守府出身だった。ということはそこの提督が山風を……よし、ちょっと皆でボコしに行こうぜd('∀'*)
まぁ、冗談は程々に。次回からブラック鎮守府偏始まります。哲也君の出撃姿はしばらく拝めません。ご了承ください