電さんと化物提督   作:コントラポストは全てを解決する

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時雨みたいな彼女欲しい…






36艦 家族とか仲間とかってなんだろうね

哲也「今度は夕立と時雨かー」

 

 夕立「ぽい!」

 時雨「うん、ごめんね。いきなり来ちゃって」

 

 哲也「いや気にするな」ナデナデ

 

 時雨「うん///」

 夕立「提督さん、夕立にもして欲しいっぽい」ポイポーイ

 

 

 哲也「わかったよ、ほら」ナデナデ

 

 夕立「んふ~♪」

 

 

 球磨が出ていった後すぐにやってくるとは、そんなに楽しみだったのか

 

 哲也「さてと、何しようか」

 

 

 時雨「あ、間宮さんでドーナッツ買ってきたよ」

 哲也「お、悪いな。今飲み物持ってくるよ」

 

 時雨「うん、ありがとう」

 

 夕立「夕立、コーラ飲みたいっぽい!」

 

 時雨「ゆ、夕立あまり我が儘言っちゃダメだよ。タダでさえ提督の休暇を割いて貰ってるのに……」

 

 

 哲也「いいっていいって、そんなこと気にするな。時雨は何がいい?」

 

 時雨「え、えっと……お茶で、お願い」

 哲也「了解」

 

 

 冷蔵庫の中から飲み物を出し部屋に持っていく

 

 

 哲也「飲み物持ってきたぞー、ほら夕立」

 

 夕立「ありがとうっぽい!」

 

 

 時雨「て、提督その大量のペットボトルのお茶は何?」

 

 

 お盆の上の数本のペットボトルを指す。何茶がいいか聞いてなかったから冷蔵庫の中のお茶類を全部持ってきただけなのだが……

 

 

 哲也「えっと、麦茶に緑茶に抹茶に紅茶だろ。あと烏龍茶とミルクティーに……」

 

 時雨「む、麦茶を貰っていいかな?」

 

 

 何故時雨はこんなに困惑しているのだろうか

 

 哲也「ほら、麦茶」

 時雨「うんありがとう」

 

 

 夕立「ぷはー、っぽい」

 

 

 コーラを渡して1分もたってないのだが、夕立のコーラが既になくなっていた。喉痛くないのかな

 

 

 哲也「夕立、飲むの早いな」

 

 夕立「おかわりほしいっぽい」

 

 夕立のそうゆう遠慮ないところ、いいと思うよ

 

 

 哲也「はい」

 

 夕立「ありがとうっぽい」プシュ

 

 時雨「それより、そろそろドーナッツ食べよう?」

 哲也「それもそうだな。はい取り皿」

 

 

 時雨がドーナッツの箱を開ける。思ったより入ってるな……食いきれるかこれ

 

 

 哲也「随分多く買ってきたな……」

 

 時雨「大丈夫だよ、夕立が全部食べるから」

 哲也「すごいな、夕立の食欲」

 

 時雨「うん……」

 

 夕立「ポムポム」

 

 

 

 時雨と話してる間に夕立はドーナッツを食べ始めていた。食べてる姿が小動物のようで可愛いのだが、どうすればいいだろうか

 

 

 夕立「ん?提督さんも食べるっぽい!はい、あーんっぽい!」

 

 哲也「ん、ああ」アーン

 夕立「美味しいっぽい?」

 

 哲也「ああ、美味しいよ。じゃぁ、お返しにはい、あーん」

 

 夕立「あーん、っぽい!」

 

 ドーナッツを食べさせた瞬間夕立のサイドの髪がピコピコ動く。これ、動くんだ……

 

 

 時雨「……」ジー

 

 哲也「ん?ほら時雨も、あーん」

 

 

 時雨「ぼ、僕はいいよ」

 哲也「いいって、いいって。ほら」

 

 時雨「じゃ、じゃぁ……あ、あーん」パク

 

 

 両手に持ったドーナッツを少女2人が食べてるこの光景。夕立も犬っぽいが時雨も意外と犬っぽいんだね

 

 

 

 

 

 

 それから夕立がドーナッツをピンクの怪物のように平らげて行き、今は綺麗さっぱりなくなってしまった

 

 

 

 夕立「ごちそうさまっぽい……」ゲプ

 

 

 哲也「よく食べたな」

 時雨「これが夕立さ」

 

 夕立「提督さん、腕枕して欲しいっぽい!」

 

 哲也「今日は本当にグイグイ来るね。夕立」

 

 

 夕立「今日はそうゆう日っぽい」

 

 

 なるほどこれが『提督に1日2人きりで甘える権利』か。球磨のときは少し特殊だったんだな 

 

 

 夕立「……ダメっぽい?」

 

 哲也「いいよ、ほらおいで」ポンポン 

 

 

 夕立「ぽい!」

 

 哲也「じゃぁ、反対側は時雨だな」

 時雨「え、ぼ、僕もするのかい?」

 

 哲也「遠慮しない。ほら、おいで」

 

 時雨「し、失礼するよ……」

   

 

 恐る恐ると行った感じで時雨は入ってくる

 

 哲也「居心地はどうだ?」

 

 

 夕立「上々っぽい」

 

 時雨「……心地いいよ」

 哲也「それは良かった。このまま少し寝るか」

 

 

 夕立「提督さん、腕痺れないっぽい?」 

 

 哲也「気にするな、そんなヤワな体はしてない」

 

 

 夕立「じゃぁ、ご遠慮なくっぽい………zzz」

 

 

 返答してから5秒で寝たよこの子

 

 

 哲也「早いな…」

 

 時雨「それが…夕立さ」

 

 

 

 時雨はもう見慣れたのか、何事もないかのように横になっている

 

 哲也「時雨は寝ないのか?」 

 

 時雨「僕は…いいかな。それより提督、たまにはお話しようよ」

 

 哲也「お話か、何がいい?」

 

 

 時雨「そうだね……提督のことについて聞きたい。昔とか」

 

 哲也「俺のことか」 

 

 

 そういえば、最近自分でも忘れてたけど俺両親行方不明の自分の本当の名前すら知らないんだよな

 

 

 哲也「ろくなものがない…」

 

 時雨「荒れてたの?」 

 哲也「いや、そうじゃなくて。よく考えたら俺、元帥さんがいなかったら今頃とんでもないことになってたなって」

 

 

 これからもう少し、敬うか

 

 哲也「俺は親の顔がわからない。もしかしたらもういないのかもな。今の名前も元帥さんから貰ったものだし」

 

 

 改めて考えると、俺って艦娘に少し似てるかもな

 

 

 時雨「いつか見つかるといいね」

 

 哲也「そうだなぁ…もしかしたら、もういないかもしれないけど」

 時雨「そんなこといっちゃダメだよ提督」

 

 

 哲也「あはは、ごめん。でも、時々思うんだよ自分が本当は人間じゃなくて別の何かなんじゃないかって」

 

 

時々だが、自分がこことは違う全く別の場所に生まれて、とても長く生きていた感覚がする時がある。これが思春期か

 

 

 時雨「別の、何か?」

 

 哲也「ああ、人間じゃない別の何か。時々そういう風に考える時がある」

 

 時雨「まぁ、でもそんな能力持ってたら考えちゃうよね」

 哲也「それもそうか」

 

 

 

 

 

 夕立「zzz」ベシ

 

 哲也「……痛い」

 時雨「だ、大丈夫?」

 

 相変わらず夕立の寝相はすごい。空母との宴会の時もそうだったか、これは素だったんだな

 

 

 時雨「……ねぇ、提督」 

 哲也「ん、どうした?」 

 

 時雨「提督はさ、普通の家族とかに憧れたりする?」

 

 哲也「普通の家族?」

 時雨「うん、お母さんとお父さんと子供がいるそんな普通の家族。提督はどう思う?」

  

哲也「それは…結構いいかもな。俺は元帥さんが仕事で基本1人だったから。そういうのもいいと思うぞ」

 

 

 1回でいいから親の顔が見てみたい、どんな人なのだろうか

 

 哲也「時雨はどう思うんだ?」

 時雨「僕も提督と同じだよ。だからさ、いつかこの戦争が終わったら母親になるのでもいいから、家族を作ってみたい」

 

 

 哲也「そっか、じゃぁ時雨の夢が叶えられるように俺も頑張るよ」

 

 時雨「ありがとう、でも無理はダメだからね?提督に何かあったら僕も皆も悲しくなる。それに電だってきっと泣いちゃうよ」

 

 電か、電みたいなお嫁さんが貰えたらきっと幸せなんだろうな……って何考えてんだ俺

 

 

 哲也「電に泣かれるのは弱るなぁ」

 

 時雨「ふふ、だったらもっと皆を頼らないとね。提督のことを1番心配してるのは電だから、後山風かな」

 

 哲也「皆本当にいい子達だよ。俺には勿体ないくらいに」

 時雨「きっと提督だから皆頑張るんだよ」

 

 

 哲也「そういうものか?」

 

 時雨「そういうものだよ」

 

 

 

 皆が俺のために頑張ってくれてるのか、だったら俺も尚更皆のために頑張らないとな。皆には悪いがやっぱり俺は皆には幸せそうに過ごして欲しい

 

 

 

 夕立「……ふ、ふぁあぁぁ」ガバッ

 

 

 哲也「あ、おはよう夕立」

 時雨「おはよう」

 

 夕立「おはようっぽい……どれくらい寝たっぽい?」

 

 哲也「数十分ぐらいか。ちょうど夕飯時だな」

 

 

 夕立「ご飯、提督さん一緒に食べに行くっぽい!」 

 哲也「目覚めもいいな」

 

 時雨「それが夕立だよ」

 

 夕立「?」

 

 

 哲也「さて、じゃあ行くか。今日は俺が奢ってやる」

 夕立「やったっぽい!」 

 

 時雨「ありがとう提督、でも悪いから半分位は出すよ」

 哲也「安心しろ、奢ると言っても間宮券使うから」

 

 時雨「職権乱用はダメだよ」

 哲也「こういう時ぐらいしか使い道ないからな」

 

 

 間宮券を引き出しから3枚だし、ポケットに入れる

 

 

 哲也「よし、行くか」

 夕立「ぽい!」

 

 時雨「まぁ、そういうことなら、いいかな」

 

 

 

 この後、仲良く3人でご飯を食べました

 

 

 

 

 

 

 

 夕立「なんかこういうの家族みたいっぽい!夕立が2人の娘っぽい!」

 

 哲也「はは、そうだな」

 時雨「……ふふ」

 

 

 この時の時雨の顔はとても嬉しそうだった

  

 

 

 

 

 

 




時雨と夕立を同時に撫でてみたい、性格が正反対だから面白い光景が見れそう


次回は演習組とは別の艦娘が出てきます



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