電さんと化物提督   作:コントラポストは全てを解決する

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おっそーい!






37艦 スピードだけじゃないんです

昨日球磨、夕立、時雨が『提督に1日2人きりで甘える権利』なるものを使って来た。まぁ、皆頑張ってくれたしご褒美としてならいいんだけど。それは良い、しかし今は言いたいことが一つある……

 

 

 島風「♪~」グツグツ

 

 哲也「……」

 

 

 もしかして、この権利鎮守府皆に有効なの?

 

 

 朝目覚めたら島風がエプロン姿で朝食を作っていた。ドッキリか何かだろうか

 

 哲也「なぁ、島風」

 島風「ん?どうしましたか?あ、ご飯はもうちょっと待っててください」

 

 哲也「いや、あの権利って島風達も使えるの?」

 

 島風「権利ってなんですか?」

 哲也「あれ?」 

 

 島風「?」

 

 

 

 どうやら俺の推論は外れたようだ。ではこの目の前に広がっている光景は何だ

 

 

 哲也「島風、今日はどうした?」 

 

 島風「提督こそどうしたんですか?なんか変ですよ?」

 

 哲也「そりゃ、朝目覚めたら目の前で朝食作ってる島風が目に入ったら変にもなるよ……今日はどうしたんだ?」

 

 

 島風「ああ、そういうことですか。なんとなくですよ、なんとなく」

 

 哲也「あ、そうですか……」

 島風「っと、こんな話してる間に朝食完成。ほら、提督一緒に食べよ?」

 

 哲也「あ、うん」

 

 

 島風が持ってきてものは、目玉焼きと一般的なトーストだった。最初の煮込み音はなんだったんだ……

 

 島風「いただきます」パク 

 

 島風がトーストを食べ始める。俺はなんとなくそれを眺めていた

 

 島風「提督、食べないんですか?」

 

 哲也「え?あ、あぁ、いただくよ」パク

 

 

 島風「……どう?」

 哲也「………うん、おいしい。よく出来てるよ」

 

 島風「本当!やった」

 

 

 島風が小さくガッツポーズを決めている。余程嬉しかったのだろう

 

 島風「じゃぁ提督、あーん」

 

 哲也「お、いただくよ。あーん」パク

 

 

 向けられたパンを1口で食べる。島風はどこかそわそわしていた………これはあれだ、感想を言ってほしいっていうやつだ

 

 哲也「おいしいよ」

 

 島風「うん!」 

 哲也「じゃぁ、お返し、はいあーん」

 

 島風「おぅ!?わ、私はいいですよ。は、恥ずかしい、です///」

 

 

 なんか珍しい反応だな……いや、今までが異常だったのか

 

 哲也「食べないの?ほら」

 

 島風「うぅ」

 哲也「ほらほらぁ」ニヤニヤ

 

 

 恥ずかしがる島風に追い討ちをかけるように、パンを近づける

 

 

 島風「わ、わかりました。食べます!食べますよ!」

 

 哲也「じゃぁ、あーん」

 島風「あ、あーん」

 

 

 そのまま口の中まで運ぶ、その途端島風が驚いたような顔をしていた

 

 島風「て、提督こういう時は『なーんてな』とか言いながらあーんする振りして提督が食べる場面じゃないんですか?///」

 

 哲也「いや、そんなの知らん」

 

 

 島風「そ、そうですか」

 

 

 なんというか、着任当初より大分大人びたな。服装は相変わらずだけど……

 

 

 哲也「ご馳走様でした」

 島風「食べるの早いですね。ちゃんと味わったんですか?」

 

 哲也「俺は食べるのが早いんだ。ちゃんと味わったから安心しろ、美味しかったぞ」

 

 島風「あ、ありがとうございます」

 

 

 さてと、朝食も済んだし今日も出撃するか。それにしても最近、深海棲艦があまりいなんだよな。元帥さんも他所での出現頻度が減ったっていうし、俺がそこまで浄化したのか?………まぁ、減ってる分にはいっか。きっと電も喜んでくれる

 

 

 島風「提督」

 

 哲也「お、どうしたいなz…島風」

 

 

 島風「……」

 哲也「……」

 

 島風「今、割と本気で私と電間違えませんでした?」

 

 哲也「ごめんなさい、割と本気で間違えました」

 

 

 島風「はぁ…」

 

 

 物凄い呆れ顔してる……

 

 

 島風「さっさと電とケッコンしてください。応援しますから」

 

 哲也「なんでそうなる…」

 

 島風「もう、皆待ってますよ?提督と電がケッコンするの」

 哲也「いや練度が足りないだろ、普通に…」

 

 島風「じゃぁ、結婚でもいいですよ」

 

 哲也「そんな投げやりな…」

 

 最近やたら電とケッコンだの早くくっつけだのを言われる。そういうのに興味があるお年頃なのはわかるが、もう少し電の気持ちを考えてほしい。俺だよ?This is the 化物だよ?

 

 

 島風「まぁ、名前間違えた罰として提督の膝の上に座らせてください」

 

 それ罰なのか?

 

 

 哲也「ほら、いいぞ」ポンポン

 

 島風「ありがとうございます」ヨイショ

 

 

 

 膝の上にちょこんと座り、お菓子を食べ始める

 

 

 島風「提督と天津風ってどっちが暖かいんですかね?」

 哲也「俺ってそんな体温高い?」

 

 島風「なんというか両方とも暖かいんですけど、天津風は温かいって感じです」

 

 哲也「よくわからないな」

 

 島風「ぶっちゃけると、湯たんぽですね」

 哲也「……そうか」

 

 島風「はい」

 

 

 ドンマイ天津風……ていうか島風が少し毒舌になってる

 

 島風「…電ちゃんになりたいなぁ」

 

 哲也「え、電に?」

 

 

 今度は突然物凄いことを言い放って来た

 

 島風「だって、提督の温もりを独り占めできるじゃないですか」

 

 哲也「別に電じゃなくてもいいんじゃない?」

 

 

 島風「はぁ…」タメイキ 

 

 

 あ、これは今呆れてますね。わかります 

 

 島風「苦労してるんだね」

 哲也「どこに向かって言ってるんだ?」

 

 

 いきなり壁に向かって島風が喋り出した。少し怖いです

 

 

 島風「なんでもないですよ。それよりそろそろ決着つけてくださいね?もどかしくてもどかしくて夜もゆっくり眠れません」

 

 

 決着って、何に決着をつければいいんだよ。もう、島風の言ってることがわからなくなってきたよ

 

 

 

 島風「まぁ、それはそれとして。提督頭撫でてください」

 

 哲也「あ、あぁ」ナデナデ

 島風「♪」

 

 

 電とケッコンしろとか、決着つけろとか、よくわからないけど…まぁ、そのうちなんとかなるか。それより、島風の髪の毛を撫でるのすごい気持ちいい

 

 

 

 哲也「なでなで」

 島風「はふぅ~♪」

 

 

  

 

 

 

 ちなみに出撃はこの後しっかり行ってきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ただ、一言。お久しぶりです


そろそろ哲也君と電ちゃんがくっつきそう
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