電さんと化物提督   作:コントラポストは全てを解決する

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ながもん……





38艦 たまにはゆっくり飲むのもいいと思います

哲也「長門は俺と食事で良かったのか?」

 

 長門「まぁ、食事というより飲むだけだが…それでいい」

 

 

 

 島風とは昼前に別れ、午後に今度は誰が来るのかと待っていたが誰も来なかった。結局夕食後に長門が「一緒にどうだ」と誘いにきただけだった

 

 哲也「でも俺、お酒ダメなんだけど」

 

 長門「無理強いはしないさ、提督に任せる」

 

 

 哲也「了解」

 

 

 そろそろ酒にもチャレンジしてみるか。前に大和に無理矢理飲まされた時があったがあれは全部リバースしたのでノーカンで

 

 

 

 

 

 

 長門とともに間宮に入る、夕食時もすぎたせいか店の中はガランとしていた。俺と長門は店のカウンター席に座る、それと同時に間宮さんからメニューを渡された

 

 間宮「ご注文はどうしますか?」

 

 長門「私はいつものでいい、提督はどうする?」

哲也「えっと、とりあえず1番アルコール度数が低いヤツください」

 

 間宮「畏まりました、少々お待ちください」

 

 

 長門「なんだ提督もやはり飲むのか」

 哲也「まぁ、そろそろね」

 

 

 前に鳳翔さんに酒苦手とか言ったけど、そもそも飲んだことないじゃん俺。あれが雰囲気に飲まれるというやつか。

 そんなことを考えていると、間宮さんがお酒と料理料理を持ってきた。どうやら長門のいつものには料理も含まれているらしい

 

 

 ちなみに俺はお茶のようなものを渡された。多分ウーロンハイとかいうものだろう

 

 

 長門「じゃぁ、提督。乾杯」

 哲也「乾杯」

 

 

 長門と乾杯をし1口飲んでみた、少しムワッとするがこれがお酒の味か

 

 

 哲也「なんか、微妙…」

 

 長門「まぁ、初めてなら仕方ないだろう。その内慣れるさ」

 

 哲也「本当に慣れるのかこれ」

 

 

 早速だが、少しクラっと来ている。これをホロ酔いというのだろう。というか世の大人はこれよりアルコール度数が高いものを飲みながら上司や後輩とワイワイガヤガヤできるのか。すごいな

 

 

 長門「無理はするな、私の目的は提督と話すことだからな」

 哲也「了解、それで何を話すの?」

 

 

 長門「世間話さ」

 

 

 酒を1口飲み、長門は話し始めた。最近の艦隊の様子や友人との出来事、姉妹でのことなど色々話してくれた

 

 

 そして他愛もない世間話を話始めてから1時間、長門が話の内容を変える質問をしてきた

 

 長門「なぁ、提督。子どもは好きか?」

 

 哲也「うん、好きだよ」

 長門「そうか、私もだ。あの純粋さや無垢な笑顔が堪らなく好きなのだ」

 

 哲也「なるほど」

 

  

 長門は小さい子が好きなのか、意外だな。いや、お姉さんやってるし子供が好きなのも意外ではないか? 

 

 でも、自分が知らない長門の1面が見れて良かったな。お酒ってすごい

 

 

 長門「提督よ…」

 哲也「うん」

 

 長門「小さい子は可愛い、それはもう抱きしめたいぐらいに」

 哲也「うん」

 

 

 長門「つまりな」

 哲也「うん」

 

 

 長門「駆逐艦って最っ高じゃないか?」

 

 

 哲也「……うん?」 

 

 幻聴かな、今長門が危ない発言した気がする。ていうか顔赤いじゃん、長門もお酒弱いのかよ

 

 長門「駆逐艦こそ正義だ、異論は認めん。提督もそう思うだろう?」

 

 哲也「うん、そうだね」(適当)

 

 長門「だろ?だろ!」バン!!

 哲也「お、落ち着け長門」

 

 長門「ああ、駆逐艦を膝の上に乗せて撫でたい。お菓子を食べさせてあげたい、一緒に昼寝したい!」

 

 

 長門がカウンターテーブルをバンバン叩きながら抗議するように訴えかけてくる。周りに間宮さんしかいないのが救いだった。これではビッグセブンの誇りもズタボロになってしまうだろう

 

 間宮「な、長門さん落ち着いてください」

 

 長門「……すまん、取り乱したな」

 

 

 これが長門の裏の顔なのだろう。お酒って本当に怖い。飲み過ぎないように気をつけよう

 

 長門「それで提督、駆逐艦に懐かれるためにはどうしたらいいだろうか?」

 

 哲也「とりあえずその邪な考えを捨てよっか」

 

 

 何言ってるんだろうこの人。いつものあの凛々しい長門はどこへ……

 

 長門「提督は駆逐艦にたくさん好かれてるというのに、なぜだ。この差はなんだ……」

 哲也「だからその思想を捨てようね?それと鼻息荒げないで怖いから」

 

 長門「むぅ…」

 

  

 通常時は落ち着いていると思うが、今の状態の長門が駆逐艦の前に出たら確実に怖がれるだろうなぁ

 

 

 哲也「女の人にもロリコンっているんだね…」 

 長門「私はロリコンではない、好きになった子達が偶然ロリだたっただけだ!」 

 

 哲也「変わらないよ…」

 

 

 もう、お開きにしたい。酔っ払った長門は無理だ、俺の対応範囲から外れてる。外れまくっている。もう、疲れたよ早く話題変わらないかなー

 

 長門「まぁ……私の話はここまでにしておこう。付き合ってくれて、ありがとう提督。すまんな」

 

 哲也「いや、いいよ。長門の意外な1面知れたと思えば……」フゥ

 

 

 長門「じゃぁ、次は提督の話でもするか」

 

 哲也「俺の?なんかあったかな……」

 長門「そういえば、電とはどうなったんだ?」

 

 

 また電の話か、多分……というか絶対またケッコンがどうのこうのとかになるよな。この際だから聞いてみるか

 

 

 哲也「なぁ、長門なんで皆俺と電をケッコンさせたがるんだ?」 

 長門「?、なぜそんなことを聞く。提督は電が好きなのだろう?」

 

 

 哲也「え?」

 長門「え?」

 

 

 待て待て待て、俺が?電を好き?どっからそんな噂が出て来た

 

 哲也「俺が知らぬうちにそんな噂がたってたのか……」

 長門「噂というか、なんというか私達はここに来た時に悟ったぞ?『こいつら夫婦カッコカリだ』って」

 

 哲也「えぇ……そんな誤解されるようなことしたか?」

 長門「お前それ本気で言ってるのか?あんな1日中イチャついた挙句、リア充オーラ晒しまくっていたじゃないか」

 

 哲也「ごめん、電とは夫婦カッコカリでもなんでもないわ。少し特別な思い出があるだけだ」

 

 

 電は可愛い、それは認めよう。今までも冗談でだが、何回か嫁にしたいと思ったこともある、それも認めよう。でもさ、俺そういうあれはないんだよ?

 

 

 長門「ならば、電のことをどう思っている?」 

 

 哲也「えっと…深海棲艦を助けたいっていう俺と同じ夢を持ってて、俺を支えてくれて、しっかりしててでも時々ドジしちゃう可愛いところがある。そんな子で、俺の中でかけがえのない大切な存在って感じかな」

 

 

 長門「目の前で盛大に惚気やがった」

 哲也「えぇ……」

 

 

 どう思ってるか聞かれて、答えたら惚気話として呆れられるこの理不尽さ。解せぬ

 そして、長門が大きくため息をつき何故気づかない的な顔をしながらこちらを見ている

 

 

 長門「なぁ、提督は電が好きか?」

 

 哲也「もちろん」キッパリ

 長門「お前の好きはどの好きなんだ?」

 

 

 

 

 哲也「好きに種類とかあるの?」

 

 長門「……」

 

 

 

 驚愕、それが長門の顔から見て取れた。何?俺なにかやらかした?

 

 長門「提督……お前、バカだろ」

 哲也「酷い…」

 

 

 唐突に罵倒を入れられた。どうやら俺は相当バカなことを言ったらしい。長門は何かの原因を探るかの如く、1人ぶつぶつ言っていた

 

 長門「提督、今まで恋人がいたことはあるか?」

 

 哲也「ない」

 

 長門「じゃぁ、学生時代何してた?」

 

 哲也「勉強と運動」

 

 長門「じゃぁ……恋愛経験は?」

 哲也「もちろんない」

 

 

 彼女いない歴=年齢をいまだに更新し続けている。かっこよくいえば孤高に生きてきた、普通にいえば非モテ非リアの究極系。ちなみに学生時代はぼっちでした……まぁ、こんな能力持ってたら仕方ないよね。うん、仕方ない 

  

 

 長門「提督、誰かを好きになったことがないのか?」

 哲也「おう」

 

 長門「なるほど、これが原因かぁ……」

 

 

 呆れと悲痛と哀れみのこもった声を長門が漏らす

 

 哲也「どうした長門、俺そんなに異常か?」

 長門「ああ、しかも重症だ。電に同情するよ……面倒臭いなお前」

 

 

 哲也「……」

 

 

 もう、泣いていいですかね?先ほどから酷い罵声がまあ飛んでくる飛んでくる

 

 長門「でも、原因はわかった……提督、少しやってもらうことがある時間をくれないか?」

 

 哲也「何するんだ?」

長門「時間は取らない、ただこれをやってくれ?」 

 

 

 長門が本を渡して来る。どこから出したのかはあえて聞かないでおこう

 

 

 哲也「なんだこれ?」

 長門「この本のこのページからここまでやってくれ。他のページは見るなよ?」

 

 

 哲也「えっと、「これから出題する問いに答えてください」?まぁ、いいか」

 

 

 その本には数十個ほどの質問があり〇と×をつけて行くものだった。そしてすべてを終え長門に渡す

 

 

 長門「よし、何個〇がついた?」

 

 哲也「全部」

 長門「……」

 

 

 哲也「?」

 

 

 長門は無言で本のページをめくり、あるページになったところで渡して来た。おそらく読めということだろう

 

 哲也「えっと『全ての質問に〇がついたあなたへ、あなたはもう恋に落ちています、しかもメロメロです。さっさとくっついて爆発してください』………」

 

 

 メロメリ云々より爆発という単語に目が言ってしまうのは男の子だからだろうか。まぁ、爆発は置いておこう……ねぇ、もしかして俺って………

 

 

 長門「提督わかったか?お前は電に惚れている。お前はお前自体が自身の気持ちが好きっていうことだと気づいていなかったんだよ」

 

 哲也「……」

 

 

 長門「少し無理があるかもと思ったが理解してくれたなら良かった」

 哲也「なぁ、長門一ついいか?」

 

 長門「ああ、どうした?」

 

 

 哲也「俺さ、すっごいバカじゃね?」

 長門「ああ、すっごいバカだ。仕方ないといえばそれまでかもしれないが提督はバカだな」

 

 

 まさか電に今まで抱いていた感情が好きだったとは……これならケッコンどうこう言われてもしかないねー、電にはなんか悪いことしちゃったな思わせぶりなこと何回か言っちゃったし。さてと、死んでくるか 

 

 

 長門「まぁ、なんだ、ドンマイ」

 

 哲也「長門、やばいどうしよう。なんか急に恥かしくなってきたよ?俺バカだよ?かなりバカだよ?電に大変恥ずかしいこと言ってるよ?なんでこうなった!?」

 

 長門「落ち着け、提督。それが普通の恋愛脳だ、あんな小っ恥ずかしいこと言えるほうが異常だったんだ、な?」

 

 

 HAHAHA、まさか自分が今までしてきたこちが仇になるとはね、HAHAHAHA……

 

 

 

 

 哲也「………」チーン 

 

 長門「間宮、何かくれ。こいつには同情の酒でもあげてやらんとさすがにかわいそうだ」

 

 

 間宮「か、かしこまりました」

 

 

 

 

 長門が、同情の酒といい1杯お酌をしてくれた。でも俺の気持ちに気づけたのは良かった。前のままだったらエラいことになってたかもしれない

 

 長門「それで、これからどうするんだ?」

 哲也「告白するケッコンはできないから、普通の彼女彼氏として」

 

 長門「意外と度胸あるな」

 哲也「だって隠してたって意味がないじゃん、ちゃんと本当の意味で大事な人になって欲しい」

 

 長門「そうか頑張ってこい」

 

 哲也「まぁ、フられるかもしれないけど」

 

 

 長門(それはないな)

 間宮(それはないですね)

 

 

 なんか2人が清々しい笑顔をしながら見つめて来る

 

 

 長門「頑張れよ提督」

 間宮「応援してますよ」

 

 

 

 哲也「うん、ありがとう2人とも」 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 ------------------------------山風

 

 

 長門「頑張れよ提督」

 間宮「応援してますよ」

 

 

 

 哲也「うん、ありがとう2人とも」

 

 

 見てしまった…聞いてしまった。提督が電が好きだって……

 

 

 本当はわかっていた……でも、頭でわかっていても体は動いてしまう。ダメだとわかってるけど期待してしまう………

 

 

 山風「提督……」

 

 

 




自分の気持ちを自覚した哲也、いざ電に想いを告げようと思うが自室に1通の手紙が届く……


次回「この想いが届くなら」


執筆めっちゃ疲れたぁ……
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