ハンカチよーいスチャ__(⌒('ω')_□(2度目)
山風から告白された、俺が好きだと言ってくれた。正直に言うと言葉じゃ言いきれないくらい嬉しかった。自分のことを好きと言ってくれて嬉しくないわけがない
しかし俺はそれを断った、理由は電が好きだから。告白をされそれを断った……普通の人ならこの経験を何回も繰り返しているのだろう、しかし俺は今までの人生の中で告白なんてされたこともなかったため、精神にかなりきた
そして、自分の精神の復活に努めること十数時間もう朝日も登っていた。バリバリの完徹である
哲也「よし、山風も大丈夫そうだったし俺も復活した」
山風は勇気を出して想いを伝えてくれた、今度は俺の番だ。ふられる確率の方が高いけど、その時は山風と一緒に失恋会やろう
「」コンコン
哲也「ん?誰だ?」ガチャ
海風「提督、朝早くにすみません。少しお話いいですか?」
哲也「ああ、いいぞ」
ドアの向こうには海風がいた。用事はなんだろうか
哲也「どうした海風こんな時間に」
海風「い、いえ山風から提督が落ち込んでないか確認してきて欲しいと言われたので……」
哲也「ああ、それなら大丈夫。十時間以上かけてなんとか立ち直ったから」
正直に言うと今物凄く眠いです、気を緩めたら寝ちゃいそうです
海風「十時間以上って……もしかして提督寝てないんですか?」
哲也「もちろん、俺が数分で立ち直れるわけないじゃん」
海風「そ、そうですか……お身体には気をつけてくださいね?」
哲也「心配するな、怪我とか病気とかにならないのが俺の取り柄だから。で、海風の要件はこれだけ?」
海風「はい、後山風から伝言を一つ」
哲也「お、なんだ?」
海風「『提督、頑張って……』だそうです。私も応援していますよ」
提督「おう、サンキュ」
海風「では、私はこれで」
哲也「ああ、また今度な」
海風が席を立ち、去っていく……あ、そういえば俺も言いたいことあったんだ
哲也「あ、海風」
海風「あ、はいなんでしょう?」
哲也「山風に、『ありがとう』って伝えてくれ」
海風「……はい、わかりました」ニコ
そして今度こそ部屋から立ち去る海風。これで本当の意味で山風とのことは決着がついたと言えるか。あとは、俺のだけだな……
哲也「その前に寝るか……」
もう睡魔が酷い、おやすみなさい
------------------------------電
電は今、決意に満ち溢れているのです。今日こそ、今日こそは……
電「司令官さんに好きって伝えるのです!」バーーン!!
雷・暁・響「「「おぉ……」」」
今まで電は司令官さんとは上司と部下としてしか触れ合えませんでした。でも、電はもう我慢できないのです、もっと司令官さんと深い関係になりたいのです!
雷「電が司令官とくっつけば、私達全員司令官のお義姉さんになるわね」
暁「お義姉さん、か」(お兄ちゃんのままが良かったな……)
響「暁は今のままでも大丈夫だよ」
暁「へ!?な、なんのことかしら?」
響「ふふ…」
雷・電「「?」」
雷「それで電、告白にはいつ行くの?」
そんなのもちろん決まってます……
電「今、なのです!」
雷・暁・響「「「……」」」
……やっぱりちゃんと予定を立ててから行った方が良いでしょうか………い、いえダメなのです、こうやって先延ばしてにするといつまで経ってもやらなくなるって本に書いてあったのです
電「それじゃあ言って来るのです!」バタン
雷「張り切って出ていったわね…」
暁「あれが恋する乙女ってやつなのね」
響「ハラショー」
提督私室前
電「き、来ちゃいました……」
司令官さんの部屋の前に来ちゃったのです。ど、どうしたら良いでしょうか……
電「取り敢えず、入るのです」
「」コンコン
哲也『……』
電「……?」
お返事が返って来ません。お留守なのでしょうか?
「」ガチャ
電「…し、失礼するのです」
哲也「zzz」
電「あ、寝ていただけでしたか」
哲也「zzz」
電「……」ジー
司令官さんの寝顔とっても可愛いのです
電「よいしょ…」
し、司令官さんの頭を膝の上に乗せてしまったのです。はわわ…
哲也「ん…んぅ……いな、ずま?」
電「あ、起こしてしまいましたか?」
------------------------------哲也
眠りについてからそこまで時間は経っていないと思うが、目覚めたら電が膝枕をしていた
なるほど、ここは天国か
電「えっと、おはようございますなのです」
哲也「うんおはよう、俺の頭重くないか?」
電「はい大丈夫なのです」
哲也「そっか」
微笑みながら頭をなでてくれる電。そういえば自分の気持ちを自覚してから電と会うのは初めてだよな
電がより可愛く、愛おしく思えてしまう。何故か鼓動がいつもよりゆっくり動いている。寝起きのせいか、電が好きすぎるせいか、好きな子相手に緊張するとかいうあれはどっか行ってしまったようだ
電「司令官さんがこんな時間まで寝てるなんて珍しいですね。昨日は眠れなかったのですか?」
哲也「うん、ちょっと色々あってね」
山風のことは言うべきか言わぬべきか……いや、これを言わないと山風とのことがなかったみたいなっちゃって嫌だな。しっかり伝えておこう
それで山風の想いと一緒に俺の想いも伝えよう、電はしっかり受け入れてくれるかな
哲也「電、少し…話いいか?」
電「はい、電でよければ」
哲也「ありがとう」
電「なのです」ニコ
哲也「……」スウ…ハァ
小さく深呼吸をして心の準備をする
哲也「……昨日さ、山風に告白されたんだ」
電「……」
哲也「いつも頑張ってる俺が好きで、俺の自己犠牲精神まで好きって言ってくれたんだ」
電「そう、ですか……」
哲也「好きって、言われたときすごく嬉しかった。こんな俺でも好きになってくれる人がいるんだなって」
電「良かった…です、ね」
哲也「……電?」
電「いえ、なんでも…ないのです……続けてください」
徐々にかすれ声になっていく電に声をかける。電は何か我慢しているようだった
哲也「山風はさ、口数が少なくて引っ込み思案で、人と話すのが苦手そうだと思ってたんだ。実際その通りで姉妹と打ち解けるのもかなり時間がかかったんだよ?……だけど、勇気を出して俺に気持ちを伝えてきたんだ」
電「すごい、ですね」
哲也「ああ、すごいよ山風は」
思い出すとまた苦しくなる。おかしいなぁ、もう治まったと思ったんだけど……
哲也「でもさ…俺、それを断ったんだ」
電「………え?」
山風は俺が断っても元気そうにしていた、俺はそのおかげで今この状態でいられる
哲也「山風を傷つけてしまった絶望と罪悪感で押し潰されそうだった」
電「……」
哲也「でも、山風はそんな俺を慰めてくれた。自分もきっと苦しいはずなのに……だから、俺はそんな山風のためにも…この気持ちを伝えようと思った」
電「え?」
哲也「……電」
電の頬にそっと手を添え、小さく微笑んで見せる。電は少し「びく」っと肩を震わせた、そして何がなんだかわからないという顔をしている
哲也「俺は……君が好きだ」
電「………」
今思えば初めてあった時からそうだったのかもしれない、自分と同じ夢を持ってる電を、もうずっと前から惚れていたのかもしれない
哲也「同じ夢を持ち、一緒に隣を歩いてくる君と、俺はずっと一緒にいたい……」
「」ポタッ
哲也「ん?」
頬に暖かい何かが落ちてくる、それが電の涙だと理解するのに秒もかからなかった
電「…司令官、さん……」ポタッポタッ
哲也「電?」
片手で涙を拭ってみる。泣いちゃうほど嫌だったのかな……
哲也「ごめん電、変なこと言って。嫌だったら…「違うのです」…え?」
電「電は嬉しいのです、司令官さんに好きって言って貰えて……だって、電も……」
哲也「……」
自分の袖で涙を拭い、「ニコ」っと笑って見せる。涙混じりではあるが無理をしている笑顔ではなかった
電「…電も、司令官さんのことが…好き、ですから」
哲也「!」
電「こんな私で良かったら、ずっと貴方の傍にいさせてください……」
……夢、じゃないよな?電が俺のことを好きだって………告白、成功した…のか?
哲也「電」
電「は、はい」
哲也「俺のこと好き?」
電「はい、電はこの世界で誰よりも貴方が好きですよ」
哲也「……」
電「……」
本当に夢じゃなかった
哲也「……だぁ〜」ハァ-
電「し、司令官さん?」
いつの間にか俺は緊張していたらしい、その証拠に告白が終わった瞬間物凄い脱力感が押し寄せてきた
でも、そっか……俺電と恋人になれたんだな…どうしよう、ニヤニヤが止まらない
電「司令官さん、すごいニヤけてますよ?」
哲也「はは、電の方こそ」
お互いに笑いあい、そして目を閉じる
哲也「電…」
電「司令官さん…」
顔を近づけ唇を重ねる、恋人とする初めてのキス。ファーストキスは甘い味というが案外間違ってないと俺は思った
これからも俺にはいろんな壁が立ちはだかるかもしれない……
でも、電が一緒にいればもっと俺は頑張れる、一緒に歩み続けてくれる。そして、深海棲艦も艦娘も全部救って、この海に平和が戻ったら、その時は、電と………
※最終回ではありません
フラグ立てましたね、わかります……
こんにちは、はつひこです。ついに哲也君と電ちゃんがくっつきました、皆で祝福しましょう
『末永く爆発してください』ニコッ
というわけで山風といい電といい相変わらず「貴方(あなた)」というフレーズの破壊力がやばい、もう本当やばい(語彙力)
……なんで三次元にはこんな感じの可愛い子がいないんだろうね(´;ω;`)………
多分次回から新章入ります
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運命とは天秤である。良い出来事を左、悪い出来事を右にしよう
もし、左が重なり傾けば天秤はバランスを保とうとし右と同じになるように重りを置く……
つまり良い出来事がたくさん起こるのは、悪い出来事が起こる前触れである
by HATU=HIKO
次回「ナニカのハジマリ」
文才もろくにないのに勝手にハードルをあげてしまう作者を許してください、お願いします!!