41艦 ナニカのハジマリ
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???「……」
目が覚めれば、海の底。あの時からどれだけ時間がたったか知らないがこの世界に私がバラまいた怨念が大分広がったようだ。おかげで不完全だが復活することができた
???「あの子達は用済みね、食べちゃいましょう」パチン
指をならす、そうすると黒い煙のようなものが沢山集まって来る、私の活動及び命の源、怨念である
???「おぉ!かなり集まったわね。でも、完全復活にはまだ足りないなぁ、やっぱり艦娘を闇落ちさせるのじゃ時間がかかりすぎるか」
適当に近くにあったものを手に取る
???「これ、武器よね?えい」
それに向かって怨念を吹きかける、すると砲から足や口などが生え深海棲艦のようになる
???「名付けて、深海棲装!………ん〜でも力が弱すぎるかな〜でも深海棲艦は私が取り込んじゃったし……そうだ、この世界に散らばってる怨念を集めに行きましょう」
完全復活する量の怨念はないと思うけど、この子を充分に戦わせるようにするぐらいにはあるわよね
私が完全復活したらこんどこそあいつを……
???「フフ、待ってなさいね……フェイバー」
私の記憶の中に残る忌々しいあいつのことを思い出す
目標も決まりいざ海の中を探索…する前にこの怨念達を食べなきゃね
???「いただきます」
怨念を食べ始めると深海棲装がトコトコとやってきた
???「意外と可愛いわね……そうだ、棲装0号と名付けましょう」
我ながらいいネーミングセンスね
さ〜てと、どこから探し始めようかな〜
------------------------------萱野紗彩
扶桑『提督、非常事態です』
紗彩「非常事態?、誰か倒れた?フラグシップでも来た?」
非常事態、その言葉を聞きありとあらゆる可能性を想定する。艦娘の容態変化、ネームシップの出現、新種の深海棲艦など
扶桑『いえ、そうではなくて深海棲艦の方が……』
何かしら……もしかして本当に新種の深海棲艦?だとしたら洒落にならない……
扶桑『消えました』
紗彩「うぇ?」
予想とは違うその返答に思わず変な声を出してしまう。消えたとはどういうことだろう……隠れたの間違えではなく?
紗彩「えっと、どういうこと?」
扶桑『交戦中にいきなり黒い煙のようなものになって、北東へ飛んで行きました』
紗彩「隠れたとかではなくて?」
長良『うん、レーダーにも何も反応がないよ』
最上『航空隊からも反応なしだよ』
龍驤『うちも最上と同じや』
紗彩「なるほど……」
レーダーと航空隊にも反応なしか……
扶桑『提督、どう致しますか?』
紗彩「うーん…」
肉眼、レーダー、航空、全てに使用して探知できないんじゃこちらからは何もできないわね
紗彩「撤退しましょう、周囲の警戒は怠らないでね」
全員『了解』
数時間後
扶桑「提督、第一艦隊帰還しました」
紗彩「お疲れ様。入渠した後は自由にしてていいよ、もう出撃はないから」
扶桑「了解しました。失礼します」
扶桑はお辞儀を1回し執務室を出ていく
紗彩「うーん…」
イムヤ「どうしたの司令官?」
紗彩「少し、ね」
今日の出撃、というかボス戦、扶桑が言っていたことが気になって仕方がない。まだ解明されてない深海棲艦の習性なのか、それともああいう事が出来る個体がいるのか
イムヤ「……もしかして、また変なこと考えてるの?」
紗彩「いや違うよ」
確かに以前黒木君にあんなことしちゃったけど、あれは演習をするための仕方ない手段として用いただけであって………ああーイムヤの目がゴミを見る目に……
紗彩「きょ、今日の出撃でさ不思議なことがあったんだよね」
イムヤ「不思議なこと?」
紗彩「うん、今日のボス戦で深海棲艦がいきなり消えたんだよ」
イムヤ「消えた?」
紗彩「扶桑によると煙みたいになって消えていったらしいのよ。イムヤは何か知ってる?」
イムヤ「…あ、そういえば私もあった。今日ね潜水艦と遭遇したんだけど、いきなり消えたの。煙になったかはよくわからかったけど」
紗彩「イムヤもかー」
扶桑達の海域だけじゃなかったのね。私達だけか、それとも全世界共通で起こってるか……
イムヤ「黒木さんなら何か知ってるかな」
紗彩「聞いてみよっか」
スマホから電話帳を開き黒木君を選ぶ、コールがなって2秒ほどで出てくれた
哲也「はい、もしもし?」
紗彩「あ、黒木君?ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
哲也「はい、なんでしょうか?」
紗彩「えっとね、今日私の鎮守府で出撃した子が言ってたんだけど、深海棲艦が煙になって消えたらしいのよ。何か知らないかな」
哲也「深海棲艦が…煙にですか」
紗彩「うん」
哲也「……すみません、俺にもよく分かりません」
紗彩「そっか…」
哲也「すみません力になれなくて」
紗彩「あ、うんうん気にしないで。それより急に電話しちゃってごめんね」
哲也「いえ、こちらこそすみません。では失礼します」
紗彩「うん、またねー」ピッ
会話を終え、通話を切る。黒木君にもわからないこととなると、もう大本営の情報待ちかしらね
イムヤ「ダメだったね」
紗彩「そうねー、扶桑達が無事に帰って来れたのは嬉しいけど、こういう不思議なことが起こると何か不幸なことが起きたりするから不安なのよね」
イムヤ「あ、私知ってるよフラグって言うんでしょ?」
紗彩「イムヤも難しい言葉使うようになったね」
イムヤ「ほとんど司令官のせいだけどね」
紗彩「それもそうね」
イムヤに今日は休みと言って一日中アニメのDVD見させたことが何度かあった。そのおかげで今は私と対等に会話できるようになった。他の子も協力もあるけど割合的には私9割他1割と言ったところだ
イムヤ「というか司令官、黒木さんの携帯番号持ってたんだね」
紗彩「ああ、うん。こないだの演習後の話し合いで交換したの」
イムヤ「そういえば2人きりで話したいことがあるって言ってたね。何話してたの?」
紗彩「えっとね、黒木君にうちに来ないかーって誘ったんだよね」
イムヤ「………」
紗彩「……あれ?」
イムヤが再びゴミを見るような目で見てくる
え、なんで?私今度は悪くなくない?
イムヤ「電ちゃんを連れて行けなかったからって、黒木さんの方を………司令官、サイテーだよ。どれだけ黒木さんと電ちゃんを引き剥がしたいの?」ゴゴゴゴゴゴ
紗彩「え?……あ、違う!イムヤそれ誤解!誤解だよ!そもそも電ちゃんの方は半分冗談だったし、それに黒木君の方は本当に手助けのつもりで誘ったわけだし」
イムヤ「どういうこと?」
紗彩「その、こう言っちゃアレなんだけどね黒木君の鎮守府って練度の低い子ばっかでしょ?だから私の子達と協力させて黒木君の活動を手伝おうと思ってたの」
イムヤ「……そっか」
紗彩「うん」
どうやらわかって貰えたようだ、危うくイムヤ自慢の魚雷を思いっきり刺される所だった……
イムヤ「司令官にもまだ優しさが残ってたんだね」ニコ
紗彩「ねぇ、イムヤ泣いていい?私にほとんど非があるけど、これはさすがに泣いていいよね?」
イムヤの中の私っていったい………
そして、しばらくイムヤにあれやこれや言われ続けること数十分
紗彩「……」ズーン
イムヤ「ご、ごめんね司令官イムヤも言いすぎたから。ほら、元気出して、ね?」
萱野紗彩(年は教えん)、嫁に叱られ落ち込み中です。あぁー、誰か慰めてくれないかなー
紗彩「…」チラッ、チラッ
イムヤ「うっ……」
イムヤをチラ見してみる、さすがは嫁艦と言ったところか私の言いたいことを察してくれる
イムヤ「うぅ…」
紗彩「どーせ私なんか……」ズーン
イムヤ「!……し、司令官!」
紗彩(お?)
イムヤが少し顔を赤くしモジモジしながら言ってくる。これが見たかった
イムヤ「そ、その…イムヤのこと撫でる?///」
紗彩「イムヤかわいー!!」ガバッ!
イムヤ「ちょ、司令官待っt…ひゃぁ!?」
イムヤのお腹、頭、お尻、イムヤの弱い所を撫でまくる。この時のイムヤの反応がどうしようもないくらいに可愛い
イムヤ「し、しれいひゃん…そこは…ら、らめ……んっ///」ビクビク
紗彩「相変わらず、すごい感度だね〜」
決して如何わしいことはしていない。ただ撫でているだけだ
この後めちゃくちゃナデナデした
イムヤ「司令官?」
紗彩「はい……」セイザ
そしてめちゃくちゃ怒られた
昨日旅行帰りに車の右の前輪がパンクし高速道路の隅っこでJ〇Fが来るのを待って待ってました。ちなみに四十分放置(マジです)
こんにちは、はつひこです。前述の通り高速道路で車から降りるという貴重な体験をしてきました。最終的に帰宅したのは夜中の三時です、今日の正午に起きました………
今回は新章突入&新キャラ登場からの紗彩とイムヤのイチャイチャ回です。百合百合も結構良いかも……
次回は哲也君と電ちゃんの恋人生活を書こうと思ってます。皆コーヒー忘れるなよ!( *˙ω˙*)و グッ!