名誉挽回、けど少し暗い
デート帰り、アクセサリーショップを出てからずっと不機嫌な電になんとか立ち直って貰おうと色々な手を尽くした。駅前でクレープ買って上げたり、そのクレープをあーんで食べさせてあげたり、手を繋ぎたいと言ってきた時なんかは喜んで恋人繋ぎをしてあげた。その結果今はそれなりに機嫌を直してくれた
哲也「ただいまー、っと」
電「ただいま、なのです」
そしてあの後も色々な所を巡り、皆にお土産を買って帰って来た。電も姉妹の皆にあげるお菓子などを買えて満足そうだ
電「司令官さん、暁ちゃん達の所に行ってくるのです」
哲也「ああ、行っておいで。俺も皆に土産渡して来るから、たまには姉妹でゆっくり話してきな」
電「はいなのです」
ここ2週間寝ている時を除いて俺の視界から電が三十秒以上外れたことが無かった気がする。つまり、それだけ一緒に居たということだ
電が傍にいてくれるのは嬉しいが、それで周りとの交友関係や家族関係が崩れてしまうのは勿体ない。せっかく人として生まれ変わって話したり遊んだり色々できるのだから楽しんで欲しい
電「それでは、行ってきます」
哲也「うん、行ってらっしゃい」
電は小走りで部屋から出ていった。早くお土産を渡したいのだろう
哲也「さて、俺も行くか」
両手を使っても持ちきれないぐらいの量の紙袋を腕に通し、部屋を出る
--長門型の部屋
哲也「長門ー遊びに来たぜー」
あの飲み会以降ちょくちょく長門と話すようになった。長門の方も楽しそうに話しを聞いてくれる。まるで母親のように
長門「提督か、電と一緒にいなくて良いのか?」
哲也「さっきデートから帰って来て、今は姉妹の部屋にいる」
長門「……そうか」
哲也「おう」
長門が安心と慈愛のような笑みを浮かべる
哲也「これお土産、はい」
長門「む、そこまで気を使わなくていいぞ?まぁありがたく頂いておこう」
当初の目的を果たすため小さい袋を手渡す。ちなみに長門達には腕輪を買ってきた。大人な雰囲気がある2人に似合いそうだったからである
長門「私のはこの黒色のやつか……うん、いいデザインだ」
哲也「良かった、気に入ってもらえて」
長門「それで、どうだった?」
哲也「うん?」
長門「デートのことだ。楽しかったか?」
哲也「ああ、その事か。もちろん楽しかったよ、本当はもっと時間をかけていろんな所を回るべきだったんだろうけどデートが出来たってだけで満足かな」
長門「まぁ、悔いがないならそれで良い。電にちゃんとプレゼントは買ってやったか?」
哲也「俺と色違いのネックレスを買ったよ」
長門「ふむ、提督も少しずつ乙女心がわかって来たな」
哲也「ありがとうございます」
なんだろうこの報告会……まぁ、でも他人からの評価って大事出し。これはこれで良いのかな?
長門「まぁ、指輪を買っていたら百点だったが」
哲也「まさかのダメだし……でも、指輪はもうちょっと後かな…」
長門「お、やっとその気になったか」
哲也「この戦いが終わったら、ね?」
長門「バリバリの死亡フラグだな」
哲也「……」
長門がとても不安になる事を言ってくる。そういうのは怖いので本当にやめて頂きたい
長門「……冗談だ、本気にするなよ?」
哲也「了解」
もう半分くらい本気にしてたけど……
と、もう良い時間出しそろそろお暇するか。あんま長居しても迷惑だろうし
哲也「じゃぁ、そろそろ行くよ」
長門「ああ、土産ありがとな。陸奥にも言っておく」
哲也「よろしく頼む。じゃあな、長門」
長門「ああ、また今度な」
長門に別れをいい部屋を出いった
------------------------------電
「」ガチャッ
響「これより、電と司令官の結婚式予定会議を始める」
雷「サー」
暁「さ、サー」
「」バタン
電「……」
見てはいけない物を見てしまいました。今のはなんでしょうか……
響ちゃんがサングラスをかけテーブルに肘を付きながら指を絡めた体制で「 これより、電と司令官の結婚式予定会議を始める」と言っていたのです
電「結婚なんて電にはまだ……」
響「おや、聞いていたのかい?」
電「!?」
いつの間にか響ちゃんが後ろにたっていたのです……
響「それにしても久しぶりだね、司令官とはうまくやっているかい?まぁ聞くまでもないと思うけど」
電「あ、あはは…なのです」
響「取り敢えず入った入った。暁、雷、電が遊びに来たよー」
雷「久しぶり、電」
暁「いらっしゃい」
もう帰ってきたではなく遊びに来た扱いになってるのです……まだ、大事なものとかはこっちに置いてあるのですが
暁「今日はどうしたの?」
電「い、いえ司令官さんとお出かけしてきのでお土産を」
響「なるほど…デートか」ニヤッ
暁「おぉ…」
暁ちゃんが物凄くキラキラした視線を送って来ます。そして響ちゃんが物凄く悪そうな顔をしているのです……
雷「それで、どこまで行ったの?手は繋いだ?キスはした?ホテルは行っt…」
響「…」バシン
雷「ギャフッ」
雷ちゃんが叩かれました。痛そうなのです…
電「ホテル?」
響「いや、気にしなくて良いよ。それより随分大きな袋だね。他の皆の分も入ってるの?」
電「いえ、他の方のは全て司令官さんが。これは全部電が暁型の皆に買ってきたものなのです」
袋をひっくり返して中身を見せてみます。割れ物は入ってないからひっくり返しても大丈夫なはず……
電「えっと、この時計と服が暁ちゃんので……」
暁「ありがとう電」
電「この鳥の置物と雪の結晶のブローチが響ちゃんで」
響「 спасибо、大事にするよ」
電「雷ちゃんには、包丁とエプロンを買ってきたのです!」
雷「あ、これ私が欲しかったやつ……ありがとうね電」
電「なのです♪」
皆お土産には喜んでくれたのです、気に入って貰えて良かったです
雷「じゃぁ、電にお礼としてこれを渡しておくわ」
電「?」
雷「はい、これ」つ近藤さん
響「」ブン!!
雷「ほげふ」
電「……」
今日の響ちゃん荒れているのです……ストレスでも溜まっているのでしょうか?それと、雷ちゃんが渡して来たのはなんでしょう
電「雷ちゃん、これは?」
雷「それはね司令官との激しいよr…」
響「暁、雷の代わりに説明を頼む」
響ちゃん、遂には雷ちゃんの首の占め始めたのです……
暁「え?あ、えっとこれは……そう!風船よ!」
電「風船ですか!」
響「……」
袋の中にあったゴム製のもの暁ちゃんは膨らませていました。確かに風船なのです
……響ちゃんはなぜ一言も話さないのでしょうか?
暁「随分膨らむわねこの風船」
電「それにおっきくて少し硬いのです、丈夫な風船なのです」
響「……」
電「響ちゃん?どうしたのですか?」
響「あ、いや……何でもないよ。それより他の人の前でそれは見せちゃダメだからね?」
電「え、ダメなのです?どうしてですか?」
響「い、いやーそのこれからに関わるから、ね?」
電「はぁ……」
よくわからないけど気をつけるのです
電「そういえば響ちゃん」
響「ん?なんだい?」
電「電が来た時、結婚がどうのって言ってましたがあれはなんなのです?」
ここに来た時に見てしまったアレについて聞いてみました。おおよそ予想はつきますが念のため聞いておくのです
響「ああ、あれかい?電もめでたく司令官とくっついた。じゃぁ、次は結婚目指そうかってことで……」
電「いきなり結婚式は飛んでると思うのですが……」
響「いや、プロポーズ諸々の会議は前に済ましたよ」
電「そ、そうですか」
電が知らぬ間にお姉ちゃん達がわからない方向性に変化していくのです……
響「それでいつプロポーズしようか?明日?それとも今日行っちゃう?」
電「お、落ち着いて下さい響ちゃん……それと、プロポーズはまだしません」
響「まだ……ということは、いつかはする予定なんだね?」
電「はい、司令官さんが電との夢を叶えたら……その時は…」
響「おぉ…」
恋人になる時は司令官さんから告白してくれました、だからプロポーズは電からしたいのです
電「だから今は司令官さんの恋人でいたいです、今しか出来ない体験ですから……」
響「……そっか、電がちゃんと考えてるならそれでいいや。ごめんね急かしちゃって」
電「いえ、心配してくれて嬉しかったのです」
響「頑張ってね電」
電「はい、電頑張ります!」
司令官さんは電を恋人にしてくれました。でも、家族として受け入れてくれるでしょうか?艦娘は人とは寿命が違います。どれくらい生きれるかわかりませんがきっととても長生きします……
そういうことも含めて司令官さんは受け入れてくれるでしょうか?
電は怖いです、司令官さんと別れるのが……ずっと一緒にいたい……だから、あの人がいなくなったらその時は……
電「それじゃぁ、そろそろ戻るのです」
響「ああ、また気が向いたら来てくれ」
電「はい」
新しく決意が生まれました。司令官さんは受け入れてくれるかわからないけど電は頑張ります
暁「雷ー、起きなさーい」
雷「」チーン
ちなみに雷ちゃんはまだのびていました。響ちゃん、どれくらい力を入れたのでしょうか……
雷→むっつり 響→謎の会議開いてる 暁が1番まともだった…
こんにちは、電が登場する回だけやたらと文字数が増えることが多い作者はつひこです。付き合い初めて2週間、既に結婚のことまで考えてる2人が怖いです。でもそこがいい☆( ゚Д゚)b
ちなみに言うと次回もこれの続きです
次回「→夢」