やっぱりロリ(合法)は最高だぜ!
電「浮気!ダメ、絶対、なのです!」
哲也「ど、どうしたいきなり……」
山風とのデートから1日が経った今日。
取り敢えず昨日は帰って来てから軽く食事、風呂などを済まし、早々に寝た。
そして今、時刻は7時ちょい前。起床する時間なのだが、目覚めて耳に聞こえて来た第一声がこれだった。
……本当にどうした電。
電「いえ、夢で山風ちゃんと司令官さんがイチャイチャしてる様子を見たのでつい……」
哲也「はぁ…」
思わずはっきりしない反応を返してしまう。
ようするに俺と山風がカップルになった夢をみて焦ったと……
電「あ、あの司令官さん山風ちゃんとは本当に何もないですよね?」
哲也「安心しろ、俺は電一筋だから」
俺の心の内を正直に話すと、電は顔を赤くしながらであるが喜んでくれた。
今までこう言った電の嫉妬を買うようなことがなかった……わけではないが、やはりこういう反応は新鮮でとても可愛いと思う。
そして俺の返答に安心したのか電は落ち着きを取り戻し、山風との間柄などの質問をするようになった。
電「山風ちゃんとは仲直りできたのですか?」
哲也「しっかり仲直りして来たよ。友達になれたし」
電「そうですか、良かったのです」
自分のことのように胸をなでおろし安心の意を見せる電。
そんな電を他所に部屋の扉が二回ノックされる音が聞こえてくる。電が返事をしながら扉を開けるとそこには山風がいた。
山風「おはよう、電…」
電「おはようございますなのです、山風ちゃん」
哲也「おはよう、山風」
山風「うん、提督もおはよう…」
俺と電に挨拶をしてくれた後、取り敢えず部屋の中に招き入れる。パジャマ姿だったから仕方ない。
哲也「で、どうしたんだ山風?」
山風「少し、電と話がしたくて……」
パジャマ姿の理由を聞きたかったのだが、俺の聞き方も悪かったので仕方ない。今は流すことにする。
提督「じゃぁ俺は一回席を外すか」
山風「うん、ごめんね提督…ありがとう」
提督「気にするな、終わったら呼んでくれ。長門のところにいるから」
山風「わかった」
山風、電と別れ、長門の部屋を目指す。そういえばまだ朝なのを忘れてたが長門は起きているだろうか……
--電
司令官さんが、長門さんのところに行きました。最近よく長門さんに会いに行っているようなので少し心配です。でも、電は司令官さんを信じます。
山風「電、いい?」
電「あ、はいなんでしょう」
そんなことを考えていると、山風ちゃんは何かを言いたそうにこちらに声をかけてきました。
司令官さんと何かあったのでしょうか……
山風「……ありがとう、電」
電「……」
…どうやらお礼が言いたかっただけみたいです。きっと恥ずかしかったのでしょう。
少し顔を赤くしながら山風ちゃんはお礼を言ってくれました。
山風「その、あとこれ…」
電「?」
それからポケットの中からエメラルドグリーンの石を金色の枠で装飾したブローチを渡して来ました。よく見ると山風ちゃんにも同じものがついていたのです。
山風「遊園地、行ってきたから…親切な宝石屋の人がくれた石で作った…あげる」
電「ありがとうなのです、山風ちゃん」
以前に司令官さんから貰ったネックレスのように綺麗な石だったので思わず気分が上がってしまいました。
山風ちゃん曰く、このブローチは元々石の部分だけで1つだったそうです。それを明石さんのところで半分に割って磨きこの装飾を施した完全オリジナルのものらしいです。
電「大事にするのです。山風ちゃん」
山風「うん、喜んで貰えて良かった…」
こんな素敵なもの電が貰ってもいいのかと思ってしまいましたが、折角の山風ちゃんからのお土産、大事にするのです……
電「そういえば、デートはどうでしたか?」
山風「楽しかったよ…仲直りも、できた」
電「良かったのです。司令官さんとも普通に話せるようになってましたし、もう大丈夫ですね」
山風「うん…それに……」
山風ちゃんはとても嬉しそうな顔で笑っています、本当に良かったのです。司令官さんも山風ちゃんと仲直りできたと言っていたのでこの件は落着しましたね。
山風「……哲也とも……」
電「……」
……聞き間違いでしょうか、今山風ちゃんが司令官さんを名前よびしていたように見えたのですが気のせいですよね?
電「……哲也?」
山風「……い、今のは忘れて…」
言われてから気づいたようにはっとし、顔を赤くし始めました。気のせいじゃなかったです…
電、ピンチなのです。司令官さんの恋人なのに山風ちゃんに先をこされてしまっています。着任の時もそうでしたが山風ちゃんはどうしてこう電に出来ない事をやってしまうのでしょうか……
電「むぅ〜!」
山風「い、電…近い」
電「…あ、失礼したのです」
思わず迫ってしまいました……でも、仕方ないのです。電だって司令官さんを名前でみたいですし、あんなことやそんなことも……
山風「て、提督とは友達に、なっただけ…だから」
電「お友達…ですか」
なら、仕方ないのでしょうか……電も他の皆さんのことは名前で呼びますし……
というより司令官さんが言ってたのを忘れてました。
山風「それより、電はなんで「司令官さん」なの?」
電「……どういうことなのです?」
山風「恋人だし…もう名前で、呼びあってるのかと思ってた」
司令官さんを名前呼びしない理由?そんなの簡単なのです。
……単に電が恥ずかしくて「司令官さん」呼びしてるのです。代表的なちきんはーとです。
山風「提督は、何も言わないの?」
電「特には…」
いつも電の頭を撫でてくれたり耳かきをしてくれたり、ご飯を作ってくれたり、一緒に寝てくれたり…き、キスしたりしてくれます。その時の司令官さんの顔はとても満足そうな顔をしていました。だから不満はないと思います。
……よくよく考えれば電、司令官さんに何もしてないのです…
電「電…ピンチなのです。司令官さんに何も出来てないのです……」
山風「急に、どうしたの?」
電、ただのヒモなのです…しかもただ司令官さんに甘やかされるだけの、どうしようもないタイプのやつなのです。
雷ちゃんが好きそうです…
電「…山風ちゃん、電…司令官さんの恋人になります」
山風「もう恋人だよ?」
電「違うのです…確かに恋人ですが、今の状態でいると電、ただのヒモ女になっちゃうのです」
山風「ひ、ヒモって…」
たまにしか作らない料理も毎日やるのです、司令官さんに任せっきりのお洗濯もするのです。だから……
電「司令官さんに見捨てられないように、しっかりした恋人になるのです!」
山風(提督が電を見捨てることはないと思う……)
電「電、頑張ります!」
--哲也
電「司令官さん、あーん」
哲也「あ、あーん…」
長門の元で適当に時間を潰し、戻って来ると電が食事を用意して待ってくれていた。メニューはサンドイッチとスープという至ってシンプルなもの。
ちなみに長門の部屋では電のかわいいところ百選を話していた。長門はいつまでも聞いてくれたが、陸奥の方は途中から白目を向いて倒れてしまった。何故だろうか…
電「美味しい…ですか?」
哲也「うん、美味しいよ。ありがとう電」
電「えへへ」
まぁ、陸奥のことは今はいい。それよりこの天使のような笑顔をしているこの子をどうにかしなければ……俺が浄化される。
哲也「で、どうしたんだ急に?」
電「その…電、司令官さんに何かしてもらってるだけで、何もしてないのです。だから、家事くらいはと……」
今までの悪業を反省するような表情で電が理由を述べる。
電は自分は何もしてないと言っていたがそんなことはない、電のおかげで人に頼れるようになったし、喧嘩や仲違いも経験できた。何より、電という大切な存在ができたことが俺には1番の貰いものだ。だからそこまで暗い顔はしないで欲しい……
哲也「電は俺にたくさんのものをくれたよ。だから、何もしてないなんて言わないで、な?」
電「違うのです…電が何かしたいのです。電…ただのヒモなのです…」
哲也「お、おう…」
確かに今の電の状況を見るとヒモとは言えなくもないが……
電「電はもっとしっかりした恋人になりたいのです……司令官さんに頼ってばかりではなく頼られるようになりたいです…」
哲也「……」
どこか寂しそうに、しかし決意に満ちたその言葉に俺も電との今の関係を変えなければと思ってしまった。
哲也「……わかった、じゃぁこれからは家事全般は電に任せる。そのかわり困ったら頼れよ?」
電「!…わかりましたのです!」
寂しそうな表情から一転、欲しいものが買ってもらえた子供のようにはしゃぐ電。やはり電は可愛い、見ていて和む。
今まで俺が見た電が喜んで姿で1番可愛かったかもしれない。
電「ありがとうです!哲也さん!」
そして今俺の中で、この満面のお日様のような笑みが過去最高可愛いかった瞬間に更新された。
電たん可愛いんじゃあぁぁぁ!!!
山風も可愛いんじゃあぁぁぁ!!!
こんにちは、はつひこです。4日ぶりの投稿ですね、遅くなってしまい本当に申し訳ありません。課題のレポートに戸惑ってたんです……
いつかの回の後書きで話したと思いますが、矯正や抜歯をしました。そのおかげで食べ物がほとんど食べられません。ここ二、三週間で5キロ痩せました。もうガリガリです。
そんな話はさておき、今回は電回。そろそろアクション起こさないと哲也君の奥の手とか正体とか色々書く機会なくなる……
そんなわけで山風との仲直りも無事にすみ、電ともデレデレし、章の始めで盛大に物語のハードルをあげてしまったので、次回からは謎解明編的なのを趣旨に書いていきます。
次回「元帥さんからの召集」タイトルがゆるくなったが、気にするな!