島風配属から1週間半俺は久々に出撃をした、のはいいのだが深海棲艦どころか艦娘も船一つ見当たらない
不思議に思い、インカムで元帥さんに連絡を入れて見る
哲也「元帥さん、レーダーに反応ありましたか?」
元帥「いや、反応なしじゃ。潜水艦の反応もない」
哲也「どうなってるんだ…船1隻も見えないし。ここの海域に制限はないですよね?」
元帥「ああ、そのはずじゃ。しかし今は反応がない1度撤退しよう」
哲也「了解です…」
結局、今日は1人も救えなかった。電になんて言おう…
鎮守府
そうこう考えてる内に鎮守府についてしまった。玄関を通り自室に向かう
先日の三日月との執務作業で大方片付いてしまったので今日は執務仕事は休みにしてある
哲也「ただいま…っと言っても今は誰も……」
電「あ、司令官さんおかえりなさいなのです」
哲也「あれ?電?」
部屋の台所からひょっこり電が出てきた。しかもエプロンしてるし、こんなのうちにあったっけ?
哲也「どうして電が?秘書艦業務…じゃないよね?」
本日の秘書艦は電だったのだが先ほどの理由で休みにした。少しがっかりしていたのはなぜだろうか
電「はいなのです。その、秘書艦はお休みですけど司令官さんのお手伝いはできるのです!」
哲也「電…」
とても嬉しい、嬉しいのだが出撃のときのあれが申し訳なく感じ電の顔を見て話せない
電「……司令官さん?」
哲也「あ、えっと電は何をしてたの?」
電「もうすぐお昼なのでカレーを作ってたのです」
哲也「そっか、ありがとう」
電「もう、出来てるので並べますね」
そういい電は台所に戻りせっせと皿に盛り付けていた。食器棚で背伸びしてるのが可愛いかった
その後、電特製カレーを食べた後片付けをした。さすがに作ってもらったので後片付けは自分がやった。電が手伝うと言って来たがなんとか話を通し居間でテレビを見てもらっている
哲也「よし、片付け終わり」
電「お疲れ様です、司令官さん。改めておかえりなさいなのです」
哲也「ああ、ただいま」
窓際に座った俺の隣に電がやってくる。出会った頃に比べたらかなりなつかれたな
まぁ、今はいいや。それより電にはなんていえばいいんだろう。深海棲艦が見つけられなかった?運が悪かった?
…言い訳は見苦しいか……電に嫌われるのは辛いけど正直に話そう
電「出撃どうでしたか?」
哲也「…その、今日は誰も助けられなかった……」
電「?、深海棲艦さんが見つからなかったのですか?」
哲也「……ああ、ごめんな電」
よし、いうことは言ったあとはどんな罵倒でも来い。今なら受け止められる
電「司令官さん……なんで謝るのです?」
哲也「え?」
あれ?
哲也「え、だって誰も救えなかったんだよ?」
電「……はぁ、司令官さん」
電に呆れ半分な目を向けられる。何を間違えたか俺は…
電「よく聞いてください、深海棲艦さんが見つからなかったってことはそれだけ司令官さんが皆を助けたのです」
哲也「……」
電「だから電は司令官さんを怒る気も嫌う気もないのです。司令官さんがどんな風に思っても電は司令官さんと一緒にいるのです」
あぁそっか、俺って馬鹿だったんだ。というか馬鹿なんだな……でも、電がこういってくれると心が救われる
電「司令官さんは1人で抱え込み過ぎでなのです。もっと電を頼るのです」
そして電は言いたいことが言えたのか、電は一呼吸う置く
哲也「電、こっち来て」
電「?、はいなのです」
哲也「よっこいしょっと」ダキカカエ
電を抱き抱え膝の上に乗せ、後ろからハグをする。アスナロ抱き?だっけ前に本で乗っていた。まさか実際にやる日が来るとは
電「はわわ///し、司令官さん恥ずかしいのです///」
哲也「ごめん、電。今すごい情けない顔してるから少しだけこうさせて」
今、目尻にすごい涙が溜まっておりそれをこらえてるので説明どおり情けない顔になっている
電「……わかりましたのです司令官さん。でも、電はどんな司令官さんでも好きですよ?」
哲也「うん」
電を強く抱き抱える、電も俺の手を包み込むように握ってくれている
哲也「電、ありがとな」
電「どういたしまして、なのです」
前にも言いましたけど、この二人まだケッコンしてません。なのにこのダダ甘っぷり、他の艦娘から贔屓だとか言われてないか心配ですねえ。でもここの子はいい子ですしそんなの気にしないって信じてます
そろそろコーヒー買ってこなきゃ3日でひと袋消えちまった…
冗談ですけど
さて、次は…土台準備するか