聖闘士ゼロ 蠍座のルイズ   作:赤バンブル

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デルフリンガーは出ないだって?

可愛そうだからちょっと出してやったぜ。

お置物としてだがな!(まさに外道)


奇妙な剣

「・・・・・・・・」

 

虚無の曜日の朝。

 

私は早く目を覚ますと黄金聖衣を纏い、出かける準備をする。せっかく週に一度の休みだ。街にでも行って気分転換したかったからだ。

 

それなら別に聖衣を身に纏わなくてもよいのでは?と思うのだが部屋に置き去りにしては盗まれる危険性がある。

 

私は馬を借りるとすぐに街へと向かった。

 

その様子をキュルケに見られていたというのに気付かないまま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、タバサ。」

 

「・・・・・・何。」

 

本を黙々と読んでいるタバサは無表情で答える。

 

「一緒に街に行かない?」

 

「・・・・・虚無の曜日。」

 

「ルイズが朝早く街に向かっているところを見たのよ!ほら、あのギーシュとの決闘の時に来ていた鎧着こんじゃってさ。」

 

「・・・・・・・」

 

タバサは本を閉じる。彼女自身も何かとあの鎧がただの飾りとは思えなかったからだ。

 

「シルフィードで飛んでいけばすぐに追いつく。」

 

二人はすぐに出かける準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬の調子の良く、私は、二時間ほどで王都トリステインの城下町へと付いた。本当は誰かを誘ってもよかったのだが特に心当たりがなかったから・・・・・・・・なんか虚しくなってきたから考えるのはやめよう。

 

「・・・・・・・ん?」

 

そのとき私は妙な小宇宙のようなものを感じた。

 

(僅かだが奇妙な小宇宙を感じる・・・・・・・しかし、これは人間のではない。一体何が・・・・)

 

私は、その妙な気配がする場所へと向かって行く。

 

ちなみに後方からキュルケたちがこっそり後をついて行ったのに気がついていたのだがうまく暗ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は一軒の武器屋の前で止まった。

 

(ここから僅かだが感じる・・・・・・一体何なんだ?この小宇宙に似たこの感覚は・・・・)

 

私は武器屋の中へと入る。

 

「へい、いらっしゃい!」

 

すると店の奥から店主らしき人物が現れる。しかし、あの小宇宙のような気配か彼のものではない。

 

「何をお買い上げになられますか?」

 

「そうだな・・・・・」

 

私は店主の顔を見ながら言う。ただ、聖闘士は武器を持たぬため無論買う気はない。

 

「・・・・・おすすめのものは何だ?」

 

「なら、これなんてどうです? この長さではうちで一番の業ものでさあ。なにせこれを鍛えたのはかの高名な錬金魔術師のシュペー卿で、魔法が掛かっているから鉄さえ一刀両断。武器としても装飾としても一流の品でして・・・・・」

 

店主は自慢げに私に向かって言う。私は勧められて剣を受け取り軽く振ってみる。随所に豪華な宝石があしらわれ、鍔は黄金で出来ている。

 

見た目は完璧だ。

 

見た目は。

 

「・・・・・・随分と綺麗なものだな。」

 

「でしょ?どうです?今ならその剣を新金貨で千五百で・・・・」

 

「なまくらだがな。」

 

「へっ?」

 

『ぷっ、ぶははっはははは!!おい、店主!一発で見破られるなんて無様だな!』

 

その直後第三者の声が聞こえて来た。よく見るとカタカタ震える錆びた大剣があった。

 

「デル公!お前は黙ってろ!!」

 

『でも、なまくらってそこの姉ちゃんにバレちまっているぜ?』

「黙れ鉄屑!」

 

「インテリジェンスソード・・・・・」

 

インテリジェンスソード。確か意思を持ち言葉を話す魔剣で誰が作ったものかは明確には知られていない。こんなボロボロの大剣だとは思わなかったが。だが、この剣から僅かながら小宇宙のようなものを感じる。

 

『しっかし、驚いたな!一発でなまくらなんて見抜くなんてよ!生憎「使い手」じゃなさそうだが見る目はありそうだ!』

 

「使い手?」

 

『あぁ・・・・えっと・・・・・・・・悪い、6000年前も生きてるもんだから忘れちまった!』

 

「デル公!これ以上デタラメ抜かすんだったら、貴族に頼んでてめえを溶かしちまうぞ!」

 

『おもしれぇ!やれるもんならやってみやがれ!こんな武器屋で錆び付いているのも、飽き飽きしてたところさ! 溶かしてくれるんなら、上等だ!』

 

主人がそう言ったところで私は不敵な笑みを浮かべて声をかける。

 

「ほう・・・・・・なまくらを高値で売ろうとした者が良く言えたものだな?」

 

私の反応を見て主人は顔色を変える。

 

「お、お客さん!?は、はっはははは・・・・・・冗談はよしてくだせえよ!?(汗)あっしは武器屋でっせ?あっしが売るもんがなまくらだなんて・・・・・・・え~?」

 

私は、手刀で剣の刃の部分を叩いてみる。シュラのエクスカリバーの切れ味のようにはいかないが剣は見事に折れてしまった。

 

「私は軽く叩いただけだが?それとも他の武器で試させてもらおうか?」

 

私は主人に圧力をかける。主人の顔は真っ青になり、最早死を悟ったのかのような状態になっていた。

 

「お、お命だけは・・・・・」

 

頭を床に付けて命乞いをし始める。

 

少しやり過ぎたか。

 

 

 

 

 

 

 

その後、武器屋の主人はなまくらを売ろうとした詫びとして何かの袋を私に渡した。中を開くと新金貨が大量に入っていた。

 

「もうしないからばらすの勘弁してくだせえいよ?バレちまったらあっしの生活が終わっちまうんで・・・・・」

 

それと何故かこのボロ剣・・・・・自称「デルフリンガー」はよかったらと言うわけで貰った。別にいらんと言ったのだが剣の方も一緒に持って行ってくれと言うので仕方なくもらうことにした。

 

まあ、部屋に置いとくだけだと思うが(それ以前に聖闘士で武器を使うのは極一部で黄金聖闘士でも会ったことは殆どないが天秤座の老師(童虎)が使用する天秤座の黄金聖衣と亡きアイオロスの射手座の黄金聖衣くらいしかいない)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ、後ある程度買い物して食事を取っていたら汗だらけのキュルケと・・・・・・タバサと言う名前だったと思うが汗だらけの状態で目の前に現れた。どうやらあの後ゴタゴタしていたようだ。

 

「はあ・・・・はあ・・・・・あなた一体どこ行ってたのよ!?(汗)」

 

「・・・・・・買い物だ。」

 

「嘘でしょ!?あなた、路地裏で・・・・・」

 

「・・・・・・付いてきたことバレた。」

 

「あぁ~!!おかげでスリにやられかけちゃうし、お洋服汚れるし、どうしてくれるのよ~!」

 

「・・・・・・素直に目の前に来ればよかったのではないか?」

 

「・・・・・・正論。」

 

そんな会話をしながらも私は彼女たち二人の分を追加で注文して三人で昼食をとった。

 

 

 

 

 

 




デルフリンガーの出番・・・・・多分これだけです。

オリジナルの敵としてモブで暗黒聖闘士でも出そうかな?

君は小宇宙を感じたことはあるか?







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