残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
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皆様、おはこんばんちは。タミです。春雪異変編、早くも2話目です。
幻想郷は紅い霧の脅威を退けた。そして5月。幻想郷に春は、まだ来ない。霊夢と咲夜は、この長い冬の原因の調査に出かける。一方、魔理沙と悟空は八百屋のセールがあったため、人里に下りていた。そこで悟空は、人里外れの民家に奇妙な気を感じ、そこへと入っていくのだった…
「うーん、なんか変な感じだ…」
悟空は家の中をグルグル見回して言う。
「にゃー!あなた誰ですかー?」
物陰から何者かが悟空に問いかける。
「オラか?オラ悟空!孫悟空だ!」
悟空は普通に答える。ここは警戒して「そういうお前が誰だ」等と問い返すのが普通だろう。
「悟空!孫悟空さんかー!よろしく!」
物陰から出てきた謎の少女はニコッと笑って手を差し出す。
「ああ!よろしくな!」
悟空も笑って手を掴む。
「私は橙!紫さまの式の藍さまの式!ただの橙!」
橙は子供くらいの身長で、なんと尻尾がついていた。
「そっか!よろしくな、橙!」
「それで、悟空さんは何しに来たの?私は侵入者が来たら倒せって藍さまから命令があったから倒そうとしたんだけど、よく見たら半年前紅霧異変を解決した人だったから、話しかけました!」
「オラはここから変な気を感じっから来たんだけんど…おまめえだな?この気の正体は…」
「はい!私は化け猫ですから!」
橙は尻尾を悟空に見せる。
「あり?おめえ尻尾があるってことはサイヤ人か?ベジータとかターレスとかブロリー以外にもいたんだな…」
「さいやじんってなんですか?私は妖怪ですよ?」
「え?違うんか?」
「はい」
橙は頷く。
「そっか、邪魔したな!オラ魔理沙んとこ帰るから!またな橙!」
そう言って悟空は帰ろうとする。しかし、
「え?異変解決行かないんですか?」
と橙が言うと、悟空の足が止まる。
「これって異変なんか?」
「はい。紫さまも藍さまも言ってました!」
「ってことはそいつらが解決に向かったんだろ?」
「それが……」
橙は言葉を濁す。
「なんだ?」
「時空の歪みの修正に向かわれたので、手が回らないんです」
「時空の歪みってなんだ?」
悟空は頭に疑問符を浮かべる。
「時空の歪みっていうのは、時空と時空を繋ぐ穴みたいなものって紫さまが言ってました!」
(じゃああん時ブウやチビたちが精神と時の部屋から出て来た穴もそうなんかな?)
「…………」
悟空は手を顎にあてて少し考える仕草を見せる。
「この異変の犯人と全貌、知りたい?ねえ、知りたい?」
橙は子供のように無邪気に笑って悟空に問いかける。
「誰なんだ?」
「ふふー!じゃあかくれんぼね!」
「え?」
悟空はすぐさま問い返す。
「私にかくれんぼで勝ったら教える!暇だから!」
「しょうがねえなぁ……。よし、いっちょやってみっか!」
「わーい!じゃあ私が隠れるー!この家の中にしか隠れないから、外探しても無駄ですよー!」
すると橙はポンッと消えてしまう。
「この家の中かぁ……迷路みてえな家だな……」
「あの妖精倒して飛び出して来たはいいけど、当てはあるの?」
「…………ない」
「ズコッ!!」
咲夜は霊夢の発言に思わずズッコケてしまう。
「なんの当てもなしに神社から出て来たの!?」
「………うん」
「はぁ…」
咲夜は大きくため息を吐く。
「あ、あそこに家があるわ!」
「………まさかあそこにこの現象の謎の一部が?」
「…………分かんない」
「ズコッ!!!」
咲夜は再度ズッコケてしまう。
「ま、入ってみましょ。本当に何かあるかもしれないし。」
「……わかったわよ」
「たのもー!」
霊夢は謎の家にさっさと入って行ってしまう。
「ノックくらいしなさいよ……」
「はい、何の用?」
「こんにちは、博麗霊夢です。異変の犯人探してます」
「まだ異変と決まった訳じゃ……」
「……人の家に入るときはまずノックを、と教わらなかったのかしら」
「いえ、教わってないです!母からは、家には押し入って盗るもん盗れ、と教わってます!」
「どんな教育だ!!」
咲夜が思わずツッコむ。
「あ、そう。じゃあ貴女はここに泥棒に来たのね」
「いや、あの、本当に違うんです!私たちは、この現象の調査を……!」
咲夜は必死に弁解するが、女性には聞いてもらえない。
「泥棒に貸す耳は無い!」
「あれ?なんで怒ってんの?」
「お前のせいだ!」
「選んだ家を間違えたわね。この七色の人形使い、アリス・マーガトロイドの家に入ったのが、貴女達の運の尽きよ!」
「? なんでアリス構えてんの?咲夜なんで睨んでんの?なんで戦う雰囲気になってんの?」
「「お前のせいだ!!」」
「おーい、悟空!何かあったか?」
魔理沙は悟空が入った家に入って言う。
「お、魔理沙!橙いたか?」
「え?橙って誰だ?」
「こんくれえの、尻尾が2つあるやつだ!化け猫って言ってたな」
悟空は身振り手振りで魔理沙に教える。
「見てないぜ!というかさっきここに入って来たんだぞ」
「そっか。一緒に探してくんねえか?いまあいつとかくれんぼしてんだ!」
「かくれんぼ?なんで?」
「橙がこの異変の犯人教えてくれるっていうからよ!」
「やっぱり犯人がいたのか!見つけたら教えてくれるんだな?」
悟空は頷く。
「よし、私も手伝うぜ!修行の成果を発揮するには異変解決が一番だからな!」
「おう!………でもどうやって探すんだ?気も感じられねえし、さっきから同じとこグルグル回ってるし……」
「悟空。そういう時こそ、ここを使うんだぜ!」
魔理沙は自分の頭をトントンと指差す。
「え……と確かここら辺に……」
魔理沙はごそごそと自分のポケットを探る。
「あった!」
魔理沙が取り出したのは、マタタビの葉っぱだった。
「猫が大好きなら化け猫も大好きだろ?!」
魔理沙はマタタビの葉っぱを家の隅に投げる。
「にゃーーーーっ!!!」
「ほら来た」
魔理沙がマタタビの葉を投げた瞬間、どこからか橙が現れる。
「へぇーっ!すげえな魔理沙!」
悟空は素直に魔理沙に感心している。
「へへっ、それほどでもあるぜ!」
「うーっ………」
橙は目をグルグルさせて悟空達のほうを向く。
「な、なあ、魔理沙?橙のやつなんかおかしくなってねえか?」
橙は喉をゴロゴロ鳴らしている。
「あ、そういやマタタビって猫にとって興奮剤みたいなもんだったこと忘れてた!」
「そ、そうなんか?!」
「にゃーーーーーーーーっっ!!!」
橙はふらつく体でスペルカードを沢山取り出し、発射する。
仙符「鳳凰展翅」
天符「天仙鳴動」
鬼符「青鬼赤鬼」
鬼神「飛翔毘沙門天」
「うわっ!!」
「あちゃー、あいつマタタビすごく効くタイプの猫だったのか。」
悟空と魔理沙は橙が放った弾幕を避けていく。
「しょうがねえ、ちょっと痛えぞ橙!」
「??」
悟空は一瞬で橙の正面に移動する。
そのまま悟空は橙の顎に裏拳を喰らわせ、気絶させた。
「!? なあ、悟空!いま何をしたんだ?!」
「顎に衝撃を浴びせて気絶させたんだ。このままじゃ、橙もホントにおかしくなっちまいそうだったからな」
悟空は橙を抱えて、部屋の隅に移動する。
(脳を揺らして………やっぱり凄いな悟空は。ちゃんとあいつが死なないように一瞬で加減したんだ…)
「ここで休ませてやろう。あとで異変の犯人のこと聞かなきゃなんねえし」
「そういや悟空!気絶させるには首の後ろをガッ、てやる方法もあったんじゃないか?」
魔理沙は身振り手振りで悟空に質問する。が、
「それは…延髄叩く方法か?あれ下手したら死んじまうからな。頭がやられちまうかもしれねえからよ」
「そ、そうだったのか………」
はじめて知った情報に、魔理沙は呆気にとられていた。
「…………それで、ホントに泥棒にきたわけじゃないのね?」
「はい。本当に申し訳ないです。謝りなさい。霊夢」
「スミマセンデシタ」
咲夜は霊夢の頭を掴み無理矢理下げる。
「ま、まあ。もういいわ」
「なによ咲夜!あんたは私の母親か!」
「礼儀って言葉知ってますか?」
咲夜は霊夢に怒気を孕んだセリフをぶつける。
「そこらへんにして、何の用なの?」
ここからは長くなりそう、と感じたのかアリスは説明するよう促す。
「それで、犯人を知らないか、ってことで来たのね」
「ええ」
「ったく、最初からそう言ってんのに!」
霊夢はブツブツと文句を言っている。
「貴女が余計なことを言うからよ」
霊夢は頭にたんこぶが二個積み重なっていた。どちらも咲夜がつけたものである。
「うーん、最近空に何か穴みたいなものが出来てたわ。買い出しに行ってる時見つけてね。何かが集まってる感じがしたわ」
「じゃあ、その穴を探してみましょう。行くわよ。霊夢」
「あー!まだお茶の一杯も貰ってないのに!HA☆NA☆SE!」
「あれだけ迷惑かけたんだから、話を聞いて貰えただけありがたく思いなさい!」
咲夜と霊夢はそのまま飛んで行く。
「幽々子さま。どうやら博麗の巫女とその仲間にバレたようです」
「そうねぇ。あのサイヤ人の子はいるの?」
「どうやら別行動をしているようです。博麗霊夢の友人、霧雨魔理沙も行方が分かっておりません」
「そう、残念。じゃあ、博麗霊夢の足止めお願いね」
「御意」
いかがでしたか?第13話は以上です。三度寝くらいしてしまって投稿が遅れました。すみません…
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!橙が言うには誰かが春の気を奪っているって話らしいな。お?霊夢と咲夜じゃねえか!おめえたちも調査に向かってたんだな!空に開いた巨大な穴を目指してるのか!よーし、オラたちも行くぞ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「戦慄の音色!プリズムリバー三姉妹!」
ぜってえ読んでくれよな!」