世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!

風見幽香との激闘の最中、突如現れた蓬莱山輝夜。怨夢が憑りついている様子はないが、額には、すごく見たことがある「M」の文字が書かれてあった。ここから、物語は一気に加速していく!


第29話 支配された心!洗脳戦士の真の力!

「バビディ………?悟空、それは誰かしら?」

 

幽香は聞き慣れない名前に小首を傾げる。

 

「オラの世界で魔人ブウってやつを復活させようとした悪ぃ魔道士なんだ。そいつは人の悪い心に漬け込んで操る力を持ってる…」

 

悟空が話した他にも、パッパラパー、と唱えることにより色々なところへ移動する能力もある。この他にも邪悪な魔術を色々使う、と界王神は語っていた。

 

「……それで、蓬莱山輝夜がそのバビディとやらに操られていると?」

 

「ああ、たぶんな…」

 

悟空はまだ鮮明に覚えていた。昔のような悪人に戻り、自分との決着をつけるため、徹底的に悟空と戦いたいが為に魂を売り渡してバビディに洗脳されたベジータの姿が。

 

但しベジータは、その強靭な精神とプライドで、バビディの命令を受け付けなかったが。

 

「………」

 

今の輝夜は、自我すら残っていないようにも感じられる。

 

「ねえ、そのバビディとやらに操られた奴はあんなになるの?」

 

「いや、オラが知っている奴はみんな殆ど自我があったぞ」

 

「そう。……そろそろお喋りの時間は終わりみたいよ」

 

そう言って幽香は輝夜の方を見やる。

 

すると、輝夜は上半身を仰け反らせ、その体制でぐらぐらと左右へ揺れている。

 

「………!!!」

 

刹那、輝夜が一瞬で2人の方へ突撃してきた。

 

(速い!)

 

幽香は、一瞬で近寄ってきた輝夜に反応することができなかった。

 

輝夜は、幽香にフックを繰り出す。幽香はモロに喰らい、岩の柱に激突してしまう。

 

その衝撃で、岩の柱は崩れ落ちてしまった。

 

幽香を吹き飛ばした直後、輝夜は一瞬で悟空に近寄る。

 

輝夜は、悟空に左パンチを繰り出すが悟空には右手で止められてしまう。

 

その時、衝撃が悟空の肉体を突き抜けていく。

 

悟空は手が痺れる感覚に襲われるが、すぐさま左足のキックで反撃する。

 

「だりゃあ!」

 

しかし、悟空のキックは、輝夜の瞬間移動で躱された。

 

「………!!」

 

輝夜は悟空の背後に移動し、キックで攻撃しようとする。

 

だが、悟空も瞬間移動で攻撃を避ける。

 

「はっ!!」

 

悟空は両手を合わせて輝夜の頭上に振り下ろし、輝夜を地面に叩きつける。

 

輝夜が地面に激突しても悟空の攻撃の勢いが衰えることはなく、気弾の乱射で追い討ちをかける。

 

気弾が命中したところからは、凄まじい爆煙と爆風、そして衝撃音が響いてくる。

 

しばらく気弾を発射して、悟空は輝夜の様子を確認しようとする。

 

徐々に輝夜の姿が見えてくるが、輝夜は全くと言っていいほど傷がついていなかった。

 

「さっきはよくもやってくれたじゃない………!」

 

すると、先ほど崩れた岩の柱があった場所から、幽香が服の埃を払いながら出てくる。

 

「………!!」

 

輝夜も、幽香が出てくるのを確認出来たのか、幽香の方を見やる。しかし、終始無表情なので、何を考えているのかさっぱりわからない。

 

「悟空、取り敢えず今は協力してこいつを止めましょう。決着はその後よ」

 

そう言って、幽香は透明なオーラを纏う。

 

「ああ!輝夜を助けてやらねえとな」

 

悟空も金色のオーラを纏う。

 

「………!!!」

 

輝夜も黒いスパーク入りのオーラを纏う。恐らくそれを纏うということは、輝夜がこれから全力で悟空と幽香を倒しにいく、ということだろう。

 

「だっ!!」

 

「はっ!!」

 

悟空と幽香はほぼ同時にお互いの方へ突撃する。

 

そして、激突寸前のところで進行方向を変え、輝夜の方へ向かっていく。

 

そして、2人合わせて6、7発の気弾を放つ。

 

その気弾は、寸分の狂いなく、輝夜に命中する。

 

そして、2人は力を込め、先ほど放った気弾より約2倍ほどの気弾を放つ。

 

そして、その気弾も輝夜に命中する。

 

気弾が命中した瞬間、悟空は輝夜のすぐそばに瞬間移動し、指を2本輝夜に向ける。その形は、子供が遊びで作る拳銃のような形をしていた。

 

そして、悟空は目にも留まらぬ速さでパンチを繰り出す。

 

そのパンチは見事輝夜に命中し、輝夜の身体から衝撃波が生まれる。

 

「………ッ!!」

 

輝夜は言葉にならない叫びをあげる。

 

刹那、悟空と幽香が瞬時に入れ替わり、幽香が傘を構える。

 

「マスタースパーク」

 

幽香の傘から大質量のマスタースパークが放たれる。

 

それは、寸分狂わず輝夜を捉えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を同じくして、界王神界……

 

「あ、あの、界王神さま、ま、まだ終わらないんですか?」

 

だらだらとパワーアップの儀式をする老界王神に痺れを切らし、霊夢は聞く。

 

「ん?ああもう終わっとるぞ」

 

「「え?」」

 

霊夢と魔理沙は抜けた声が出てしまう。

 

「ど、どうやったら強くなれるんですか?」

 

老界王神は霊夢に聞かれ、かつて悟飯に言ったように教える。

 

「んー、こうグッと気合をこめりゃあええ」

 

霊夢と魔理沙は言われた通りにグッと気合をこめる。

 

2人が気合を込めた途端、爆風が巻き起こり、老界王神は吹き飛ばされてしまう。

 

「わひゃっ!!」

 

霊夢、魔理沙。共にあまり変化は見られないが、凄まじい気を纏っていた。

 

「ば、バカモン……!悟飯と同じように近くでなりおって………!!」

 

「す、すごい……!これが、私……?」

 

「すげえ……!力が溢れてくるぜ!ほんとに唯のホラ吹き爺さんじゃなかった……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おりゃあっ!!」

 

「せいっ!!」

 

悟空と幽香はパンチを繰り出そうとするが、

 

「そこまでです!それ以上はいけませんよ!」

 

2人組が現れ、悟空と幽香を制止する。

 

「! 誰だ?!」

 

「貴女は……!」

 

「映姫さま、それよりも蓬莱山輝夜をひっ捕らえないと………」

 

長身で赤髪、鎌を持った女性は、緑髪の小柄な女性に言う。

 

「! そうでした!蓬莱山輝夜、貴女に審判を下します!」

 

映姫と呼ばれた女性は輝夜の方へ振り向くが、

 

「………」

 

4対1は分が悪いと感じたのか、輝夜は突如として彼女の背後に現れた穴に入って逃げた。

 

「あ!待ちなさい!」

 

映姫が止めようとするが、時すでに遅し。穴は輝夜を飲み込み、消えていった。

 

「あーあ。逃げられちゃったよ。ちょっと映姫さま、そこまでですーってカッコつけて出て来たクセに取り逃がしてどうすんですかい?」

 

赤髪の女性は頭を掻きながら言う。

 

「う、うるさいです小町!いくら閻魔といえど失敗することもあります!」

 

映姫は頰を赤くして反論する。

 

「いやー、こうビシッと取っ捕まえてたらカッコよかったのになー。"そこまでです!それ以上はいけませんよ!"プクク…」

 

小町は映姫が言った言葉を反芻し、笑い出す。

 

「黙りなさい!あんまり言うと減給にしますよ!」

 

「はいはい、黙りますよ。ぷふふ…!」

 

言われた通りに小町は黙るが、笑いが堪えられないようだ。

 

「………〜〜〜……!! あ、そうでした。貴方達、先ほどはあれを止めていただきありがとうございます。休暇のため幻想郷に来たはいいものの、この辺りで邪悪な気を感じ取りまして。彼女、蓬莱山輝夜は洗脳されているんですね」

 

「そのようね。閻魔がやって来るほど、そこまで大事になってたとは」

 

「え?あんた閻魔さまなのか?!」

 

いつの間にか超サイヤ人を解いた悟空が頭に疑問符を浮かべながら映姫に問う。

 

「ええ。貴方の世界の閻魔とは古い知り合いでして。もちろん貴方のことも存じてます。孫悟空さん。まさかあの魔人ブウを倒してしまうなんて夢にも思いませんでした」

 

「魔人ブウが復活したってときは彼岸も大騒ぎだったんだ。魔人ブウくらいなら次元の穴を開けて幻想郷に来る可能性があったからな。あんた、見かけによらずやるじゃないか!」

 

小町は悟空の肩をポンと叩く。

 

「申し遅れました。私は四季映姫・ヤマザナドゥ。そして、こっちが…」

 

「死神の小野塚小町だ!よろしく!」

 

その時、界王神が霊夢と魔理沙を連れて現れる。

 

「こ、これは界王神様!ご無沙汰しております!」

 

映姫はすぐさま頭を下げる。

 

「映姫さま、誰ですかいこいつ?コスプレ星人?」

 

「こらっ!!言葉を慎みなさい小町!この方は全宇宙の頂点に立たれておられる方です!」

 

すぐさま映姫は小町の首根っこを掴み無理矢理頭を下げさせる。

 

「霊夢!魔理沙!終わったんだな!」

 

2人は潜在能力開放状態から戻っているが、気の質が変わっているため、悟空はすぐに分かった。

 

「へへ!バッチリだったぜ!」

 

魔理沙は親指を立てる。

 

「こんにちはー!」

 

「久しぶりだな、魔理沙!」

 

「う!」

 

すると、また新たに2人組が現れる。声をかけられた魔理沙は、嫌そうに目をそらす。

 

「み、魅魔……!」

 

「なんだい魔理沙。呼び捨てかい?」

 

魅魔がそう言った途端、場の空気が一気に重くなる。

 

「……さま!どうしてここに?!」

 

「いやな、神綺が幻想郷に行きたいって言うから渋々着いてきたわけさ」

 

「どうも、こんにちは!」

 

「神綺……」

 

霊夢は、魅魔たちと面識があるようだった。

 

「なあ、神綺って誰なんだ?魔理沙、知ってるのか?」

 

「ああ。アリスの母さんだ」

 

「か、母ちゃん?あいつアリスの母ちゃんなのか?!」

 

「ええ。よろしくね。アリスから聞いてるわ。貴方が悟空ちゃんね!」

 

神綺は悟空の手を握り握手を交わす。

 

悟空たちが談笑していると、界王神が割り込んでくる。

 

「あ、あの、お取り込み中すみませんが、悟空さん、チチさんがいい加減に帰ってこいと……」

 

「え?!チチが?!」




いかがでしたか?第29話は以上です。朝から大切な用事があったため、投稿が遅れてしまいました。申し訳ありません。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!え?オラ地球に戻らねえといけねえんか?!サタンのパーティ?別にオラそんなこと興味ねえぞ……それにしても紫、月に行くってどういうことだ?!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「唐突の帰還?!帰ってきた孫悟空!」
ぜってえ読んでくれよな!
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