世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!

人里復興のお礼に、稗田家に呼ばれていた悟空。もてなされていたその時、突然地震が発生する。悟空たちはそこまで被害が出ていなかったが、霊夢の神社は、地震の影響で倒壊してしまったようだ。犯人をとっちめるため、天界へと向かった悟空、霊夢、魔理沙であった。


第39話 如意棒の真骨頂と緋想の剣の底力!

「はっ!!」

 

13号を先頭に3人は一斉に襲いかかってくる。

 

「気ぃつけろ!こいつら結構強えぞ!」

 

悟空がそう言った途端……

 

13号のパンチが飛んでくる。

 

悟空は間一髪で回避し、バックステップで距離をとった。

 

だが、13号はすかさず力を溜め、人工エネルギー弾、"S.S デッドリーボンバー"を放つ。

 

「くっ!!」

 

悟空は慌てて回避するが、S.Sデッドリーボンバーは天界から真っ逆さまに落ちていき、爆発した。

 

「おい、あそこ紅魔館じゃないか?」

 

「あらら、あれじゃあ木っ端微塵ね…」

 

魔理沙は心配している。霊夢は、同情するわ、と言わんばかりに薄ら笑いを浮かべる。

 

その時、人造人間14号、そして15号が2人に襲いかかってくる。

 

「魔理沙、あんた、どっちと闘いたい?」

 

「お前選んでいいぜ、霊夢」

 

「だったらあの図体でかい奴は私がやるわ」

 

「オッケー…わかったぜ」

 

これにより、魔理沙が15号と、霊夢が14号と闘うこととなった。

 

しかし、この決定に納得いかない者が1人。そう。天子である。

 

「もう!なんで勝手に決めるのさ!だったらあのオレンジが闘ってる奴をやらせてもらうよ!」

 

そう言って天子は悟空の方へ飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

13号と悟空は壮絶な殴り合いを続けている。

 

一見すると13号が押しているかのように見えるが、悟空も負けていない。

 

悟空のパンチを受け流しながら13号は不敵な笑みを浮かべている。

 

「どうした、孫悟空よ。そんな程度じゃないだろう。さっさと超サイヤ人とやらになれ」

 

そのセリフを聞いた悟空は、目つきが更に鋭くなる。

 

「……じゃあお望みどおりなってやる!!」

 

そう言って悟空は手を顔の前で交差させ、防御をするような態勢に入る。

 

「はっ!!」

 

悟空は気を解放し、超サイヤ人へと変貌を遂げる。

 

「ふん、そうこなくては面白みがない…」

 

13号もエネルギーを解放しだす。

 

そして、悟空に向かって真っ直ぐ向かっていこうとした途端、顔の左側から衝撃が走る。

 

13号は思わず反対側に吹き飛ばされてしまった。

 

「ちょっと待ちなさい!お前の相手は私よ!!」

 

13号に蹴りを入れた人物、比那名居天子は携えた剣を引き抜き13号に向ける。

 

「ちょっと待ってくれよ、あいつの相手はオレだぜ?」

 

悟空は譲れないようで、天子に言う。

 

「ならいいじゃない2対1で」

 

「オラそういうフェアじゃない闘いってあんま好きじゃねえんだ」

 

「だったら休んでれば?」

 

天子にそう言われ、渋々悟空は引き下がろうとしたが、

 

「なら、私が入ればフェアだな」

 

という声が響く。

 

悟空と天子が声のした方を向くと、先程吹き飛ばした13号の隣に、怨夢が居た。

 

「怨夢……!」

 

「やあ孫悟空…1ヶ月ぶりだな」

 

悟空と怨夢は短く会話を交わす。

 

「ねえあんた、孫悟空っていうのね。で、あの真っ赤っかな奴誰?」

 

天子は少し不満げに悟空に問う。

 

「オラにもあいつの正体はわかんねえ。でも、めちゃくちゃ強えってことは確かだな」

 

期待した返答が来ないのが不満だったのか、天子はそう、とだけ言う。

 

「比那名居天子だな。お前の能力(ちから)をいただくとするよ。まあ、私が欲しいのはその剣のものだが」

 

「あら、この緋想の剣は人間じゃ扱えないわ。私から剣を奪うのはいいけど、使いこなせるのかしら?」

 

天子は少し挑発するように言う。

 

「ふん、そんなことを考えに入れていないとでも思ったのか?天人というのは肉体の強さだけで頭はよろしくないようだな」

 

怨夢は天子の挑発を一蹴し、逆に挑発し返す。

 

「!! なら天人の恐ろしさ、身を以て知れ!!」

 

天子はそんな怨夢の安っぽい挑発に乗ってしまい、緋想の剣を構え突撃する。

 

「あっ、おい!ちょっと待て!」

 

悟空は慌てて止めようとするが、もう手遅れである。

 

天子は剣を出鱈目に振り回す。が、そんな力任せに振り回した剣が当たるはずもなく、怨夢には悉く避けられてしまう。

 

と、説明するのは簡単だが、いくら力任せに振り回しているといっても、普通の人間にとっては太刀筋が見えない程天子は素早く振り回している。それを軽々と怨夢は避けているのだ。

 

「………甘いな」

 

怨夢は天子の腹部に手を翳し、エネルギー弾をぶつける。

 

「がっ!!」

 

天子は後ろに吹っ飛ばされてしまう。

 

「………っ、たぁ………!!」

 

天子は腹部を抑えてなんとか立ち上がる。

 

「さて、洗脳のプロをお呼びしようか」

 

怨夢は指を二回鳴らす。

 

すると、砂のようなものが集まり、徐々に形を変化させてくる。

 

その姿は、バビディそのものであった。

 

「じゃあ、頼んだよ」

 

怨夢にそう言われたバビディは、

 

「へんっ、ボクは人の下になんかつきたくないね。まあでも、同じ目的のために協力してあげるよ」

 

そして、まず、

 

「パッパラパー!!」

 

と唱え、散らばっていた霊夢、魔理沙、14号、15号を呼び寄せた。

 

「な、なんだ?!瞬間移動?!」

 

魔理沙はキョロキョロと周りを見渡す。

 

「!! 怨夢………!」

 

霊夢は親の仇を見るような目を怨夢に向ける。

 

「そんな目をしたいのは私さ。私のこの怒りが分かるか?」

 

そして、バビディにアイコンタクトをする。

 

「はあああああ………!」

 

バビディは手を突き出し、エネルギーのようなものを送る。

 

すると、突然天子が苦しみだす。

 

「ああっ………ガっ………うああ………!」

 

天子は頭を抑え必死に何かを遠ざけるような仕草をする。

 

悟空には、その光景に見覚えがあった。

 

それは、バビディの宇宙船、ステージ3での出来事。

 

途中、悟飯と闘っていたダーブラが、急に撤退したかと思ったら、急にベジータが苦しみだし、最終的に、バビディに洗脳されてしまった。

 

悟空はそれを思い出し、慌てて界王神が言っていたことを言う。

 

「落ち着け!何も考えんな!洗脳されちまうぞ!」

 

「あいつがバビディだな!今のうちにあいつをやれば…っ!!」

 

魔理沙はバビディの方へ行って洗脳をやめさせようとする。が、

 

「おっと…そんなことを私が許すとでも?」

 

案の定怨夢が立ち塞がる。

 

「その代わりにおまえにはこれをプレゼントしよう」

 

怨夢は一瞬で魔理沙の後ろに移動し、首の後ろに手刀を喰らわせる。

 

「………っ!?」

 

魔理沙は、身体じゅうに電撃が走ったような感覚に陥った。

 

「お、おまえ……私になにしやがったんだ………?!」

 

魔理沙は、どんどん自らの意識が暗転していくことに気づき始めた。

 

「それはカナッサという星の人間が使う「未来が見えるようになる幻の拳」とやらだ。これから死にゆくお前に対する、私からのせめてもの贈り物さ。せいぜい未来に絶望するがいい」

 

魔理沙は、消えそうになる意識を気合いで繋ぎ止めていたが、とうとう限界を迎え、意識を手放してしまった。

 

 

 

 

 

瞬間、魔理沙の脳内にそれ(・・)は流れ込んできた。

 

「………お前は戦闘バカだな……」

 

「…………よく言われるよ」

 

悟空と、ネコのような顔をした人物が、成層圏で向かい合っている。

 

「………なんだ、これ………?」

 

魔理沙がそう呟いた瞬間に、景色が変わっていく。

 

場所は、再び宇宙。

 

悟空たちが、バリアのようなものに守られた岩の上で何かを眺めている。

 

「ちくしょう………オラがもっと早くケリをつけておけばよかったんだ………!」

 

「なら、ケリをつけにいきますか?」

 

「お前の甘さが招いたことだ。ーーーーをまた、ーーーとやらに送ってやれ」

 

魔理沙は、会話を聞いていたが、どんどんノイズが入ってきて、会話が聞き取りづらくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙が倒れてから、約5分が経過した。

 

「くっ………」

 

悟空は天子のほうを見るが、既に洗脳が完了してしまったようで、額に「M」の字が入っていた。

 

ふわり、と天子は浮き上がり、怨夢の横につく。

 

「ご苦労だったな、バビディ、そして人造人間たち」

 

怨夢は指を二回鳴らす。すると、バビディと3人の人造人間は、砂のように消えてしまった。

 

「………こうすれば、緋想の剣が手に入る」

 

「………」

 

天子は無言で緋想の剣を鞘から引き抜く。

 

「やるしかねえのか………?!」

 

悟空も如意棒を引き抜く。

 

その時、

 

「総領娘様!」

 

と何者かが飛んでくる。

 

「ほう、永江衣玖か」

 

「総領娘様になにをしたんですか?!」

 

衣玖は怨夢を睨みつける。

 

「大したことはしていないさ。ただ私の手駒になってもらっただけだ。天子…少し遊んでやれ」

 

そう言って怨夢はスキマに消えた。

 

「霊夢、そこのあんた、あそこで倒れてる魔理沙を手当てしてやってくれ。天子はオラがなんとかする」

 

悟空は超サイヤ人2になる。

 

「………わかった。衣玖とかいったわね。魔理沙運ぶの手伝いなさい!」

 

「しかし………っ、わかりました。よろしくお願いします」

 

衣玖は一瞬躊躇するが、すぐに霊夢に賛同する。恐らく彼女が「空気を読んだ」のだろう。

 

悟空は2人が離れたことを確認すると、如意棒を構える。

 

それを見るなり、天子も剣を構える。

 

そして、一瞬で踏み込み、横に剣を振り抜く。

 

しかし、悟空は如意棒を縦にしてガードした。

 

すると、遠くから霊夢の叫び声が聞こえてくる。

 

「悟空!天子の持ってる剣は弱点を的確に突いてくるわ!同じ天界の道具の如意棒なら大丈夫なはずだけど、気をつけて!」

 

悟空はなんとか聞き取り、天子の剣を更に警戒する。

 

しかし、そのうちにも、天子の斬撃は続いており、悟空はなんとか避けていた。

 

が、髪の毛の上の部分が少し切れてしまった。

 

「棒よ伸びろっ!!」

 

悟空がそう叫ぶと、みるみる如意棒が伸び始める。

 

悟空は如意棒を薙ぎ払い、天子との距離をとった。

 

すると、いつのまにか再び怨夢が現れる。

 

「成る程……その如意棒とやらは緋想の剣の効力を受け付けないのか。ふむ、困ったな……仕方がない…予定外だが、撤退させるか」

 

そして、怨夢はパチンと指を鳴らす。

 

すると、天子はスキマの中へ消えていった。

 

「じゃあまたな孫悟空。こうして会いに来てやっているんだ。感謝するがいい」

 

そして、怨夢もスキマへと消えていった。




いかがでしたか?第39話は以上です。

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!如意棒ってそんなことができたんだな。オラ初めて知ったぞ!ってなんだ?!いきなりお湯が飛び出して来たぞ!地底から湧き上がってきたってのか?!へへっ、地底にも強えやつがいそうだな!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「間欠泉を追って!いざ地底へ!」
ぜってえ読んでくれよな!」
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