世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!

旧都での戦い。勇儀との戦いは、熾烈を極めた。悟空は超サイヤ人2で、勇儀はフルパワーを解放し、ぶつかりあった。その戦いは、旧都を半壊させ、更に被害が増える、と思われたが、華扇とコンガラの仲裁により、引き分けに終わった………


第43話 地霊殿の灼熱地獄?!空とお燐!

「よく食うねぇ。それで何杯目だい?」

 

勇儀は、机上に空の丼を乱立させている人物に呆れ顔で言う。

 

「26杯目だ」

 

丼を貪り食っている人物、孫悟空は口に親子丼を詰め込んでいるため、代わりに隣の魔理沙か答える。

 

「ここの親子丼を26杯も食うやつは初めて見たよ」

 

勇儀はジョッキのビールを飲みながら、困惑の表情を浮かべる。

 

この親子丼、ただの親子丼ではない。この親子丼は、勇儀行きつけの居酒屋であくまでシメとして出される妖怪の胃袋にあった巨大親子丼だ。

 

本来は、一杯で大食漢の妖怪も満腹になるレベルのものを、悟空はもう26杯も食べている。

 

「ふうー!食った食った!」

 

悟空は手を合わせる。

 

霊夢と魔理沙はもう見飽きた、という感じで出されたお冷を口に運ぶ。

 

「よく食うな悟空!身体壊さないのかい?」

 

萃香も流石に心配になり悟空に尋ねる。

 

「ん、大丈夫だ」

 

悟空の返答に、萃香は、ならいいんだけど、と答え、席を立つ。

 

「さて、私の目的は果たせたから、あとは任せたよ。ここでサポートしてやるから、頑張りな」

 

「よし萃香、久々に飲み比べでもやるか?!」

 

「上等だ!私を敵に回したことを後悔するがいい!」

 

萃香は改めて勇儀の正面に座る。

 

華扇とコンガラも、また見飽きた、と言わんばかりに焼き鳥を食べる。

 

 

 

 

 

「じゃあ悟空にいちゃん!行こ!」

 

こいしはまたスキップで進んでいく。

 

「あっ、こいし、待てよ!」

 

悟空もこいしの後を追う。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく走っていると、大きな館が見えてきた。それは紅魔館とは違い、一般的なお屋敷であった。

 

「着いたよ!地霊殿!あそこの庭から灼熱地獄に行けるよ!」

 

こいしは無邪気に笑う。

 

「ここか………」

 

悟空は初めて異変解決に行った時のことを思い出す。

 

あの時も今回と同じように、3人で館の前に降り立った。

 

「懐かしいな。もう2年くらい前のことだぜ?紅魔館の異変解決したの」

 

魔理沙は今までの出来事を思い返すようにふーっ、と息を吐く。

 

「魔理沙はいっつも無茶ばっかりするんだから………」

 

霊夢も小さく微笑む。

 

悟空たちがそんなやりとりをしているうちに、こいしはさっさと地霊殿へと入っていく。

 

「あっ、待ってくれよこいし!」

 

3人もこいしの後を追い、地霊殿の中へ入っていった。

 

 

 

 

「なぁ、この家の持ち主は誰なんだ?」

 

「んー?お姉ちゃん!」

 

こいしは満面の笑みで答える。

 

「古明地さとりお姉ちゃん!つおいんだよ!お姉ちゃんの知り合いっていえばまずここでは襲われないよ!」

 

「そっか………」

 

悟空が感心していたその時、

 

「"そんなに強いんだったらオラと戦ってくれねぇかなぁ"って考えてましたよね?」

 

悟空たちは声のした方を見る。

 

「あっ、お姉ちゃん!ただいまー!」

 

「あいつが、おめえの姉ちゃんか?」

 

こいしは大きく頷く。

 

「………あんた、誰?」

 

霊夢は懐疑心のこもった瞳でさとりを睨む。

 

「そこまで警戒しなくても大丈夫です、博麗霊夢さん」

 

さとりは、まだ一言も自分の名前を教えていないのにもかかわらず、霊夢の名前をズバリ言い当てた。

 

「流石は博麗の巫女ね。神経が張りつめられている………でもそんなに神経を研ぎ澄ませていては肝心なときにフル活用出来ませんよ」

 

さとりは瞬時に霊夢の後ろに回り込む。

 

「っ!!」

 

霊夢は慌てて飛び退き、さとりとの距離をとる。

 

「あんた」

「あんたは何者だ?とでも言いたいんでしょうか?」

 

霊夢の言葉を遮り、上書きするようにさとりが霊夢の言いたいことをピタリと言い当てる。

 

「そして、上段の蹴り……」

 

さとりがそう言って瞬時にその場を離れる。

 

そのとき、魔理沙がさとりがいた場所を蹴りつけた。

 

「っ、くそ、避けられた……」

 

「私は古明地さとり。覚妖怪をやらせてもらっています。別にあなた方をとって食おう、とは思っていません。ただ少し、頼みがありまして………」

 

「ふーん。それで?私たちへの頼みの……」

 

霊夢は退屈ように答えるが、さとりに遮られてしまう。

 

「いえ、皆まで言う必要はありません。理由は、といいますと、私の飼っているペットのうち、霊烏路空という地獄鴉、今は八咫烏でもありますが、彼女が八咫烏の力をなんらかの手段で手に入れ、地上を焼き払い新しい灼熱地獄にする、と言い出しているようで……こちらです、ついてきてください」

 

さとりは中庭に行きながら、事の経緯を説明する。

 

「私が行けば良いのですが、私戦いが苦手でして……」

 

「そうか?別に苦手そうには見えねえけどなぁ」

 

悟空は小首を傾げる。すると、そこで悟空は気付いてしまった。

 

「………あれ?こいしが居なくなっちまったぞ?!」

 

悟空は周囲を見渡してこいしを捜索するが、何故かこいしの姿も気も発見することができなかった。

 

「こいしは私と同じ覚妖怪なのですが、この能力を忌み嫌い、この第三の眼を閉じてしまったんです。そのせいでというか、そのおかげでというか、彼女は無意識を操る力を手に入れました。私もこいしの心は読めないんです。それでこいしは無意識にふらふらと放浪するだけの妖怪になりまして………っと、着きました。ここから灼熱地獄に入れます」

 

一行は中庭にぽっかりと開いた穴の前にたどり着いた。

 

「あちっ!あちちっ!!」

 

魔理沙が穴の上に手をかざした途端、凄まじい熱さが魔理沙の手を襲う。これ以上手をかざし続けていたら、火傷では済まなかっただろう。

 

「熱すぎるぜ!……まいったな……」

 

魔理沙は悲鳴を上げる手に息を吹きかける。

 

ーーー「だったら、こちらから冷却魔法を貴方達にかけてあげるわ」

 

すると突然、魔理沙の懐に入れてあった通信機から声が響く。

 

「その声は……紫か?」

 

魔理沙も通信機を取り出す。

 

「そう。アリスとパチュリーがやってくれるようよ。萃香とはもう別れたようね。レミリアと私は怨霊の処理に忙しいから、そろそろ切るわ」

 

紫は最後に頑張ってね、と付け加え、通信を切る。

 

そして、3人の周囲を半透明のオーラが纏わりつく。

 

「お、おお、涼しい!………って、だんだん寒くなってきたぞ。さ、悟空、霊夢!さっさと行こうぜ!」

 

魔理沙は帽子を抑えてぴょん、と穴に飛び込む。

 

「あっ、待てよ魔理沙!さとり、サンキューな!」

 

悟空も魔理沙を追いかけて穴に飛び込む。

 

(あの人は………3人のなかでも特に私を恐れていない。………不思議な人ですね。すべて本心が口に出されている……)

 

「さとり、じゃあちょっと行ってくるわ。終わったら宴会するから用意しときなさいよ」

 

そして霊夢も穴に飛び込んでいった。

 

「宴会……ですか、そうですね。それもいい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うひゃあ!冷却魔法かかってても熱いな!」

 

魔理沙は吹き上がる火柱を避けながら進んでいく。

 

「この冷却魔法とやらが無かったらまる焦げね。焼き鳥ならぬ焼き人間の出来上がりだったわ」

 

「………なんかそこまでうまそうな名前じゃねえな…」

 

「いや、食うなよ……てかならないからな、焼き人間」

 

魔理沙はもう少しスピードを上げる。

 

「この先に洞窟が見えるわ!多少遠回りになるけど行ってみる?熱さが和らぐかもよ?」

 

霊夢は前方を指差す。そこには、溶岩で溶けたのか、ぽっかりと穴が開いていた。あの洞窟の中を通れば、少しは熱さが和らぐかもしれない。しかし、悟空と魔理沙から出てきたのは、霊夢の予想の真逆の答えだった。

 

「いや、このまま突っ切る!さっさと異変解決して、怨夢をとっ捕まえてやる!」

 

「オラも、中途半端に和らぐんならこのまま進んだ方がいいかな」

 

「………そう。なら、もうちょっとスピード上げましょうか!」

 

そうして、3人はぐんぐんとスピードを上げて行った。

 

 

 

 

 

 

 

「………!!止まれ魔理沙!!」

 

進んでいる途中、悟空がいきなり声を荒げる。

 

「っ?!な、なんだ?!」

 

魔理沙が驚き急停止した途端………

 

「うわっ!!」

 

途轍もなく巨大な火柱が上がった。

 

「………大噴火だな」

 

「………あそこ、さっき入ろうとしてた洞窟じゃないか?吹っ飛んだんだな……」

 

魔理沙の背筋に冷たいものが走った。

 

「入ってたらアウトだったかもね…」

 

霊夢も緊張で若干顔を引きつらせながら言う。

 

 

「さあて…そろそろ最深部の筈だな……」

 

悟空も表情を強張らせる。

 

「この熱さで靴底が保つかなぁ」

 

ふと、魔理沙は小さな疑問を虚空にぶつける。

 

「終わったら新しいのを霖之助さんに作ってもらえばいいじゃない」

 

「よし、あそこらへんに降りるぞ」

 

 

 

 

 

 

見渡す限りの溶岩の海の上に浮かんだ島。その上に、悟空たちは降り立つ。しかし、それより先に島の上に陣取る人物が2人。

 

「………お前が地獄鴉か?!」

 

「そうさ。私はさとり様のペット、霊烏路空だ!そして、火焔猫燐!」

 

空は右手についたサイコガンのようなものを3人に向ける。

 

「これはサイコガンじゃない!制御棒だ!」

 

え?あ、はい。制御棒を3人に向ける。

 

「なあ霊夢。魔理沙。今あいつ誰に突っ込んだんだ?」

 

「少ないギャグ要素を入れようとしたバカに突っ込んだのよ悟空」

 

悟空は霊夢の言っている意味がさっぱりわからなかった。

 

「………メメタァ………」

 

ふと、魔理沙から謎の言葉が出される。

 

「ちょっと魔理沙、あんたいつから波も」

「おっと霊夢それ以上はいけない」

 

「ちょっと!いい加減ギャグ要素から脱出してよ!あたいが喋れないじゃないかい!」

 

あまりにも長いギャグに痺れを切らしたのか、燐が声を荒げる。

 

「元はといえばお前のせいだろう?!」

 

あ、ハイ、反省してます

 

「メメタァ……」

 

再度魔理沙から謎の言葉が出る。

 

「ああもう!収集つかない!とっとと始めるよ!」

 

燐の一言を合図に、その場の全員が臨戦態勢をとる。

 

(………メメタァってなんなんだ?メシのことなんかな……?)

 

何も知らない悟空であった。




いかがでしたか?第43話は以上です。


〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう!八雲紫よ!このコーナーは「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想に回答していくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!

はい。それじゃあ今回も答えていくわ。月人さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「凄く今更ですが、真の意味で強いのは悟空たちじゃなく幻想郷や地球だと思いますね。」
………たしかに。GTでも超一星龍のパワーボールでも地球壊れませんでしたね。うーん、でも魔人ブウのときは一瞬で壊れちゃったし………微妙なのかな?………はい!今回はここまで!それでは次回もお楽しみに!」

〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!空のやつ凄えな!核融合?っての使ってやがる……よくわかんねえけど、凄えパワーだ!おめえは………!へへっ、あんときは負けちまったけど、今度はそうはいかねえぞ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「灼熱地獄の主と地獄の邪念!」
ぜってえ読んでくれよな!」
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