世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!

ようやく宝船に到着した悟空たち。そこで悟空たちを待ち構えていたのは、多数の妖怪たちだった。悟空たちは妖怪たちを難なく退け、主砲さえも破壊。そして、魔理沙のブレイジングスターで左ウィングも破壊。悟空たちは宝船を止めることは、果たして出来るのであろうか?!


第50話 毘沙門天の「代理」?寅丸星!

「なあ、ダクトの中を通って何処に行くつもりだよ?」

 

「まあ、黙ってついて来てください。右ウィングに向かってるんですよ。羽と動力さえ落としたらこの船は撃墜できます」

 

魔理沙の問いは早苗によって答えられた。

 

先程の左ウィングの爆発で左右のバランスを崩しているのか、ときどきグラグラと大きな揺れが起こる。

 

しばらく道なりに走っていると、倉庫のような場所に出た。

 

四角い窓からは、すぐそばに壊れていない翼、即ち右ウィングがあった。

 

「右ウィングに出てきたようね」

 

霊夢は窓から右ウィングを覗き込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、準備はいいな?」

 

「本当にやるの?」

 

「………後悔しても知らないよ」

 

靄がかかった少女に、半分諦めながら村紗とローブの女性が止める。しかし、

 

「うるさいっ!!今ここでヤツらを止めるにはこれしか無いだろう?!行けっ!!星蓮ガーディアン!!」

 

靄の少女の一声で、宙に浮く鯨のような機械が現れる。

 

背中に風船のような物体がくっついている。おそらくここからエネルギーを供給をしているのだろう。

 

「とおうっ!!」

 

靄の少女は星蓮ガーディアンの背中に飛び乗り、そのまま右ウィングに進撃を始める。

 

 

 

 

 

 

「どうやって外に出ればいいんだ?」

 

悟空たちは疎らに置いてある木箱を飛び越えたり退かしたりしながら外への出口を探していた。

 

「ん………?」

 

そのとき、早苗が謎の違和感を感じ、後ろを振り返る。

 

そして、早苗の顔は、徐々に青ざめていく。

 

「み、皆さん!あ、あれ……!」

 

早苗がぎこちなく自分の後方を指差す。

 

それに釣られ、悟空たちも後ろを振り返る。

 

そこにいたのは、先程まで自分たちが退かしたり飛び越えたりした木箱を問答無用で破壊しながらこちらに迫ってくる謎の機械だった。その背中には、1人の少女が鎮座している。

 

「見つけたぞ!!お前らはここでこの封獣ぬえと星蓮ガーディアンがぶっ潰してやる!行けぇっ!!潰せ潰せぇ!!」

 

ぬえはどんどんとガーディアンを加速させていく。

 

「ま、まずい!このまま追い込まれたら逃げ場が無くなる……!逃げるわよ!もしかしたら脇道があるかもしれない!」

 

4人は考える時間もなかったため、霊夢の意見に乗り、ガーディアンに背を向けて走り出した。

 

 

 

 

「ああ………私達の船がどんどん壊れていく……」

 

ローブの女性がモニターを見つめてそう零す。

 

 

 

 

 

「構うもんか!ガンガン攻めたてろぉ!!」

 

そのとき、柱がガーディアンの風船のようなものにぶつかり、破裂してしまった。そしてそこからエネルギーが溢れる。

 

「ちっ、おらおら!孫悟空たちを押しつぶせぇ!!」

 

ぬえは小さく舌打ちをして、更に加速する。

 

 

 

「皆さん!もしかしてアレの弱点って、あの風船みたいなのが動力源で、アレを壊されたら動けなくなるってことなんでしょうか?」

 

早苗は走りながら尋ねる。

 

「さあね!でも、試してみる価値はあるんじゃない?!」

 

そして、霊夢たちは振り返る。

 

いつのまにか景色は倉庫というより、今霊夢たちを襲ってきているあの星蓮ガーディアンを造り出している工場へと変貌を遂げた。

 

「うひゃー!あれ全部あの機械なのか?!」

 

「凄いな…あれもしかして殆ど無人で造っているのか?」

 

魔理沙は周りを見回すが、そこには人影という人影は見当たらなかった。

 

そこに、星蓮ガーディアンが追いついてくる。

 

「ふんっ、ようやく追い詰めたぞ………!!」

 

「追い詰めたのはこっちの方だぜ!いまからそのヘンなヤツごとぶっ壊してやるぜ………!」

 

「鯨みてえな機械だな……改めて見ると」

 

「鯨?なんだそれ?」

 

「ほら、海っちゅうでっけえ池にいるじゃねえか!」

 

悟空が身振り手振りで教えるが、魔理沙は小首を傾げるだけだった。

 

ただ、早苗だけは納得して、フムフムと顎に手を当て頷いていた。

 

「海………ってなんだ?」

 

「右に同じ」

 

霊夢と魔理沙は口裏を合わせて悟空に問う。

 

「悟空さん、幻想郷には海が無いんですよ」

 

そっと早苗が悟空に耳打ちする。

 

「そうなんか?!オラ知らなかったぞ!」

 

悟空もコソコソ早苗と会話する。

 

「おい!無視するんじゃねえ!今からぶっ飛ばしてやるからな………!!!」

 

ぬえは星蓮ガーディアンを操り、鯨の口部分からレーザーを繰り出そうと口を開く。

 

「悪いな!生き物みたいってのは分かった。じゃあ口にエネルギー光線ぶち込まれたらどうなるかな?!」

 

シャッ、と霊夢と魔理沙がガーディアンの目の前に現れる。

 

霊符「夢想封印」

 

恋符「マスタースパーク」

 

ガーディアンの口の中にマスタースパークと夢想封印を撃ち込む。

 

2つの技は一体となり、一本のレーザーがガーディアンを貫いた。

 

「し、しまった!!」

 

ぬえが口を開いた時にはもう遅かった。

 

「みんな逃げるぞー!もっかい捕まれー!」

 

魔理沙が箒を構え大声で叫ぶ。

 

「ちっ!!」

 

ぬえも体を霧散させ退避する。

 

そして、その場の全員が脱出し終えた瞬間、星蓮ガーディアンを中心に右ウィングが爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいぬえ!ガーディアンの爆発で右ウィングも壊れたじゃないか!!」

 

村紗はのこのこ帰ってきたぬえを怒鳴りつけ、胸ぐらを掴む。

 

「さ、左右が壊れて逆にバランスよくなったじゃないか!」

 

ぬえは露骨に視線を逸らす。

 

「…………」

 

辺りに一時の沈黙が訪れる。

 

「あの、孫悟空たちは外壁を伝って星蓮船底部に向かっていますよ」

 

「手薄なところですね。しかし強風が吹き荒れています」

 

星が冷静に現状を分析する。

 

「寒い」

 

「高い」

 

「怖い」

 

合いの手を入れるかのように村紗、ぬえ、ナズーリンの順で口を開く。

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へっくし!」

 

魔理沙は思わずくしゃみをして、鼻をすする。

 

「風強いわね。早いとこ中入りましょう」

 

霊夢たちは船底の扉に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわっ!なんだここ!!雰囲気全然違うぞ!?」

 

魔理沙たちの目の前に広がっている光景。それは巨大な殻に守られた、ジェネレーター、もしくはリアクターと思われる巨大な球体。

 

「アレを壊せばこの船を落とせますね!」

 

「そうはさせないわ!来なさい!ガード兵!!」

 

凛々しい女性の声とともに、数体のガード兵が魔理沙たちに立ちはだかる。

 

「私は雲居一輪!これ以上の勝手な行いは許しません!」

 

ローブの女性、雲居一輪と入道、雲山もガード兵と共に現れる。

 

「一斉にかかれ!」

 

一輪の一声でガード兵が一斉に悟空たちに襲いかかる。

 

「来るぞ!」

 

悟空の怒声で全員が身構える。

 

「こんな奴ら相手にするまでもないぜ!あの卵みたいなのさえ壊せば………!」

 

魔理沙はガード兵たちをすり抜け、リアクターに八卦炉を向ける。

 

「かめはめ………波っ!!!」

 

魔理沙はかめはめ波をリアクターに向けて放つ。

 

かめはめ波は、リアクターを寸分の狂いなく捉える。

 

「やったか……?」

 

しかし、リアクターには、しかもリアクターを覆っている殻には傷一つ付いていない。

 

「嘘だろ………?!」

 

魔理沙は目を丸くする。

 

「魔理沙!ボサッとしない!ガード兵来るわよ!」

 

霊夢はお祓い棒でガード兵を薙ぎ払う。

 

ガード兵はリアクターに叩きつけられ、そのままリアクターの下に開いた穴に落下した。

 

そして………

 

ズドォン、という爆発音と共に、リアクターのシールドが剥がれ落ちる。

 

「シールドが剥がれた!」

 

早苗が喜びの声を上げる。

 

(リアクターの下はメインエンジン………!ということは誘爆して………!ご、誤算だった……!)

 

一輪は起こりうる最悪の事態を想定して冷や汗をかく。

 

「雲山!」

 

一輪の一声で魔理沙とリアクターの間に雲山が立ちはだかる。

 

「来ると思ったぜ!」

 

魔理沙は雲山の顔に八卦炉を突きつける。

 

マスタースパークが飛んでくる、と思い、雲山は咄嗟に目を瞑った。

 

しかし、雲山を襲ったのはパァン、という間抜けな音であった。

 

「残念だったな!ブラフだよ!」

 

雲山は再び目を開くが、そこにはビラビラが飛び出した八卦炉が突きつけられているだけであった。

 

「行けぇっ!!霊夢ぅ!!」

 

魔理沙が雲山の後ろに叫ぶ。

 

雲山が振り返ると、そこには霊気を纏わせ刃を付けたお祓い棒を携えた霊夢がリアクター目掛けて飛んでいた。

 

雲山がしまった、と思った時点で、時既に遅し。

 

「はっ!!」

 

霊夢は右上段に振りかぶり、そのまま左下段に振り切った。

 

そして、リアクターは見事に真っ二つになった。

 

 

 

 

 

 

 

「各部の機能、次々に低下!第3、第5エンジン停止!」

 

「もうだめだぁ!すぐに落っこっちまう!!」

 

村紗とぬえがあたふたする。

 

(………仕方がありません…)

 

「クルーに告ぐ!直ちにこの星蓮船から脱出してください!」

 

星はクルーに撤退するよう促す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ………!」

 

一輪は星からの進言を受け、撤退する。

 

「私達も逃げましょう!」

 

早苗にも焦りの色が見えてきた。

 

「おーい!バイクがあるぜ!これに乗って逃げるぜ!」

 

「魔理沙、先に逃げててくれ。オラこの船の主と決着つけてから逃げるからよ」 

 

悟空は逃げることを拒否した。

 

「………解ったぜ。ほら霊夢、早苗、乗れ!」

 

「悟空!早く逃げましょうよ!」

 

「ムダだぜ霊夢。ほら、乗れよ」

 

霊夢は少し躊躇いながらバイクに乗る。

 

「サンキューな霊夢!」

 

悟空は消えていく3人を見送り、艦橋に乗り込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、これで避難完了、ですかね」

 

星はクルーの撤退を確認し、一息つく。

 

「あとは貴方だけですね、孫悟空さん」

 

「おめえが親分だな。おめえ一体何がしてえんだ?」

 

「私はある人物の復活が目的です。その為に法界へ行く必要があります。………その為に、邪魔はさせません。あなたはここで倒させてもらいます…孫悟空さん。この毘沙門天の代理、寅丸星がお相手します!」




いかがでしたか?第50話は以上です。

〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜

「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!


はい!今回も回答して行きますわ!月人さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「唐突の銀魂ネタ(笑)醤油が地味に活躍しましたね。」
はい。八卦炉の修理、ということでこのネタを思い出しまして、入れてみたんです。魔理沙の八卦炉………もしかしたら真面目な強化がされているかも?
今回はここまでですね。それでは、次回もお楽しみに!


~~~次回予告~~~
「おっす!オラ悟空!いよいよ法界ってとこに着いたみてえだな。おっ、おめえが星が復活させようとしてたやつだな!よし、勝負だ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「いざ南無三!復活の「H」?!」
ぜってえ読んでくれよな!」
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