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オカルトボールの騒動を鎮めた悟空。しかし、外の世界の東京の壊滅。その犠牲によってオカルトボールの騒動は終焉を迎えた。が、怨夢の襲撃はもう間近に迫っている。そのうえ、幻想郷には過去、類を見ない大異変が迫っていた………
第66話 地上vs月の都!第2回戦、開始!
「………あれ、また夢………?あの妙にリアルな夢か…」
魔理沙ははぁ、と溜息をつく。
すると、魔理沙はあるものを見つけ、目を見開く。
「なっ?!あ、あれって………私………?」
そう。そこには、魔理沙が誰かと向き合って対峙していた。
「私からの自己紹介がまだだったね…私は宇佐見ーー……!お前たちが滅ぼした京都の生き残りだ!そう言えばわかるだろう?!」
「………そうか、そうなんだ。これは、この夢は、いや、この映像は、これから起こる、全て本当の未来……!」
その後、更に映像が進んでいく。しばらく映像の時間が飛んだ。映像では1日は進んだだろうか。
「…そろそろ私と闘ろうぜ…!!」
そこでは平原で魔理沙と何者かが向かい合っていた。
魔理沙は視認できるが相手は映像が乱れてどうも確認できないようだ。
「肝心なとこが見れねえや…」
その後、再び時間は飛び、映像では界王拳を発動した魔理沙が何者かの動きを超能力のようなもので止めている。
「……私たちはここで…この幻想郷で平和に暮らしてる…」
何者かは必死に抵抗しているようだ…
直後、映像内の魔理沙は何者かを落ち着けるように語り出した。
「……まぁ…いろんなことがあったぜ…嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、悔しいことも…」
「とにかく、だ…おまえは…例えば真澄みたいにひどいヤツじゃねえ…私にゃわかるんだ」
「もうやめにしようぜ?私たち本当は敵同士じゃねえと思うんだ。それに…私たち友達だろう?私は今でもおまえのこと友達だって信じてるぜ」
映像内の魔理沙がそう言った途端、魔理沙の意識は現実に引き戻される。
魔理沙は、ちょっと早めの昼寝から目覚める。
「そうだ!忘れないうちに………!」
魔理沙はバタバタしながら、先程見た映像を書き留めた。
「ふうっ、あれ?悟空はどこに行ったんだ………?探してみるか…」
魔理沙は扉を開け、悟空を探しに出て行った。
「………」
悟空は無言で空を見つめている。
「………なあ悟空、まだあのこと、責任感じてるのか?」
悟空を見つけ、やってきた魔理沙は心配そうに悟空を見つめる。
「………まあな」
悟空は俯きながら答える。
「………悟空。私が聞いた限りではあれは防ぎようがなかった。いくら悔やんでも帰ってこないものもあるだろ。私たちにはまだ守るべきもんがある。もう、同じことは繰り返さないように、なにも失わないために、これからも頑張ろうぜ!」
魔理沙は悟空をなんとか元気づけようとする。
「………そうだな。オラたちの大事なもんを、二度とあんな目に遭わせねえように、オラも頑張んねえとな!」
悟空も一息ついてからいつもの笑顔を取り戻す。
「居たぞ!消せ!」
すると、悟空たちを取り囲むように何者がが現れる。
「!誰だ!」
悟空も構えて、鋭い目つきで睨みつける。
「ウサギの耳………?!お前ら、月の奴らか!」
「月………ってことは優曇華の住んでたとこか!」
「ああ…でも昔共闘したことがあったのによ………!」
魔理沙も八卦炉を取り出して構える。
「撃て!!」
ウサギたちは持っている銃を悟空たちに向けて乱射する。
「こんなの避けるまでもねえな!悟空!」
「ああ!」
魔理沙と悟空は猛スピードで右手を動かす。
「な、なんだ?!当たっていないのか?!」
ウサギは目を見開いて驚きの色を見せる。
「へっ、なあウサギども。これなーんだ?」
魔理沙の一言で悟空と魔理沙は右手の甲を上にして手を開く。
すると、バラバラという音とともに、先程ウサギたちが撃ったであろう銃弾が落ちてくる。
「なっ、なんだと?!」
「た、隊長!銃を封じられたら我々に勝ち目はありません!逃げましょう!」
ウサギの一言で、全てのウサギは撤退しようとするが、
「おっと待った。お前らこれから他の人のとこ行こうとするかも知れないからな。銃ヘシ折らせてもらうぜ」
魔理沙は逃げようとしたウサギたちの銃口を持って、明後日の方へ捻じ曲げた。
「あ、あわわわわ…………!わーーっ!!」
ウサギたちは完全にビビってしまったのか、銃を捨てて逃げ帰っていった。
「へっ、おととい来やがれってんだ」
「それにしてもよ…なんでその月の兎たちがこんなことにいるんだ?」
悟空の問いに、魔理沙もうーん、と唸って
「とりあえず、永遠亭に向かってみよう。永琳ならなんか知ってるだろ」
魔理沙の答えに、悟空は分かった、と言って指を二本額に当てる。
「ん、霊夢と………早苗の気だな。いっしょにいるみたいだが、どうする?」
「行くぜ、もちろん。あいつらもなんかを感じて永遠亭にいるんだろうしな」
「よし、行ってみっか」
悟空はそのまま瞬間移動する。
「ふぅん。それが………その………なんだっけ?ペ・ヨ◯ジュンの薬?」
霊夢が訝しげな表情で液体の入った瓶を睨む。
「紺珠の薬よ。ってかペ・ヨ◯ジュンの薬ってなによ。飲んだらペ・ヨ◯ジュンになるわけ?何処の冬のソナタよ」
永琳はバカかこいつ、といった感じで霊夢を見つめる。
「今は夏ですけどね」
すぐさま早苗がツッコミを入れる。
「それで、どんな効果が得られるわけ?そいつ」
霊夢が問いかけた途端、永琳の顔が険しくなり、
「未来が見える薬………かしらね。あと、過去を消し去り、穢れを払う力を持っているわ」
「穢れ………ってなんですか?私毎日お風呂入ってるから汚れてないと思いますけどねぇ」
早苗は自分の体を見回す。
「違うわ。穢れってのは、「生まれることと死ぬこと」よ。月の都で踏ん反り返ってる貴族どもはこれが嫌いなのよ」
「つまり、これを飲めば私たちもその月の民ってのになれるわけ?」
「一時的に、だけどね。もう犯人の目星はついてる。そいつには、穢れを持っていたら敵わないのよ。私や輝夜が行っても、おそらく返り討ちにされるわ」
「じゃあ元人間の怨夢も倒せる、ってこと?」
霊夢は小さな希望を見つけ、少し表情が明るくなる。
「どうかしらね。月の民がいう穢れは、私たち地上人風に言うと、「気」よ」
「じゃあ、その穢れである気を嫌って、それを持っていないのが月の民ならば、私たちが月の都に行ったとき、魔理沙は誰の気を感じ取って瞬間移動したのかしら」
「おそらく依姫と豊姫ね。あの2人は私たちと関わってしまったから、少なからず気を持ってしまった、と考えているわ」
「でも霊夢さん。怨夢は神の気を持っているんですよ?悟空さんでも感じ取れないあんなクリアな気………それはもう穢れとは呼べないんじゃないでしょうか」
早苗もいつになく真剣な表情で霊夢に問う。
「まあでも、試すのはこの異変を終わらせて、純狐が協力する気になったら考えましょう。協力する気になったら、ね」
永琳は憎々しげに呟く。
「でも、怨夢に通用するんですかね?だって私たちじゃ手も足も出なかった悟空さんを一旦はねじ伏せたんですよ?今は、なんとか勝ててますけど………」
早苗は心配そうに呟く。
「……奴は、予言した。一ヶ月後に幻想郷を滅ぼすと。奴は、奴はきっとさらに強くなってくる。絶対に」
霊夢は決意を込めた瞳で早苗を見つめる。そこで、でも、と付け加え、
「今は、その純狐をぶっ倒さないとね」
霊夢が決意を新たにしたところで、永琳がそれで、と始め、
「どうする?飲むの?飲まないの?優曇華、貴女もよ。行って来なさい。これ飲むか、飲まないかは自由よ」
永琳は薬を差し出す。
「えっ?!わ、私もですか?!お師匠様、冗談ですよね?」
「悪いけど冗談じゃないわ」
すると、悟空と魔理沙が瞬間移動で現れる。
「あっ、悟空!ちょうどいいとこに!」
「おっす霊夢!何してんだ?」
霊夢は悟空と魔理沙に事情を詳しく説明する。
「それで、紺珠の薬ってのを飲むか飲まないかで迷ってんだな……オラ飲む!」
「「え"っ」」
その場の全員が驚きの声を上げる。
「その純狐ってのを倒さねえと、月の都が危ねえんだろ?だったら助けてやんねえとな」
悟空は永琳から紺珠の薬を受け取り、フタを開けて口に流し込む。
「の、飲んじゃったぞ……お、おい悟空、なんともないか?体は大丈夫か?」
魔理沙は心配そうに悟空を見つめる。
「ああ。別に……なんともねえな……」
悟空は頭をかく。
「じ、じゃあ…私もいただくぜ」
魔理沙もおそるおそる瓶を取って、薬を飲む。
そして、魔理沙に合わせ、霊夢、早苗、優曇華も紺珠の薬を飲む。
「………信じてくれてありがとう。じゃあ、頼んだわよ」
永琳は悟空たちに頭を下げる。
「へへっ、別にいいよそんなこと。じゃあ、オラたち行ってくるからよ!またな!」
そして、悟空たちは永遠亭を後にした……
いかがでしたか?第66話は以上です。
〜〜〜美少女ゆかりん(17)のクエスチョンコーナー〜〜〜
「皆様、ご機嫌よう。八雲紫よ!このコーナーは、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」に寄せられた質問、ご意見、ご感想にお答えしていくものです。別に見なくても大丈夫ですよ、お姉さん!という方は次回予告までスクロールよ!
はい!今回から紺珠伝編!いよいよ怨夢の真実が明らかになる………のかな?さて!それじゃあコメ返しコメ返し!風希さんからのコメントです。いつもありがとうございます!
「なんで最初にドラが付くのはチートなんですかね笑」
たしかにチート級ですねぇ。まぁ、偶然なんだろうけど………はい!今回はここまで!次回もお楽しみにね!」
〜〜〜次回予告〜〜〜
「おっす!オラ悟空!紺珠の薬ってので完全無欠になったはいいけど、オラなんも変わった気がしねえぞ……そういや、オラは月の都始めてだな。ちょっとワクワクしてきたぞ!次回、世界を救ったサイヤ人が幻想入り、
「再び月の世界へ!襲い来る片翼の天使?!」
ぜってえ読んでくれよな!」