世界を救ったサイヤ人が幻想入り   作:タミ

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地球育ちのサイヤ人、孫悟空。もしも悟空が幻想郷に迷い込み、異変を解決していったら?そんなクロスオーバー二次創作作品です。この作品には、以下の成分が含まれています。

残酷な表現
オリジナル敵
誤字、脱字
都合によって変わる設定
茶番100%

俺はそんなの見たくない!という方はブラウザバックをお願いします。ハハハハァ!いいぞぉ!見てやろうではありませんか!という方はこのままお進みください。ゆっくり見ていってくれよな!


番外編
番外編 ハッピーバースデーディアうp主!コラボのお知らせ!


「おっす!オラタミ!今日はオラの誕生日だぞ!ってことで誕生パーティーをしようと思ったんだ…けど……」

 

タミは自分の部屋のテーブルの周りにいる者たちを見つめる。

 

「なんで悟空さんたちがいるのさ?!」

 

そこにいたのは悟空、魔理沙、蓮子、そして、何故か霊奈までケーキを囲んで座っていた。

 

「いいじゃないかタミ。毎年1人悲しくカップラーメンをお供にケーキを食べるパーティーよか数倍マシだろ?」

 

魔理沙はタミを嘲るように言う。

 

「まぁ、せっかく集まったんだしよ、楽しくいこうぜ?」

 

悟空も明るい表情で言う。

 

「おい、何故私まで呼ばれたんだ。」

 

すると、霊奈がジト目で悟空と魔理沙を見つめる。

 

「お前もウチの作品の大事な敵役なんだからな!今日くらいは労ってやらねえとな」

 

魔理沙は霊奈の肩を叩く。

 

「……ふん、まぁ…たまには休戦でいいだろう」

 

霊奈が少し顔を赤らめているところに、タミは質問を飛ばす。

 

「あの、何故蓮子さんまでいるんでしょうか」

 

タミは眉をヒクつかせながら悟空たちに問う。

 

すると蓮子はタミの頭を鷲掴みにして、前後に大きく揺さぶる。

 

「お前がいつまでたっても私たちの作品を書かないから制裁を加えに来たんだよ!」

 

「いだだだだだ……!って、ちょ、ちょっと待ってください。ここで蓮子さんと魔理沙さんたちが会ってしまったらマズいんですけど……(´・ω・`)」

 

タミは蓮子の手を振りほどく。

 

「あー、その点なら大丈夫だ。ここから帰ったらここであったことの記憶は消えるって言ってたからな。紫が」

 

「ため息吐きたくなるほどのご都合設定だな……」

 

タミはジト目で魔理沙を見つめる。

 

「何を言っている?お前の作品の前書きに「都合によって変わる設定」と書いてるじゃないか」

 

霊奈に突っ込まれ、タミは黙りこくってしまう。

 

「なあタミ。そんな漫才やってる場合じゃねえぞ。オラたちんとこにありがたいお誘いが来てんだ。早く紹介しようぜ!」

 

すると、悟空が何かの紙をタミに手渡す。

 

「ああ、そうでしたね。実は、なんと、YouTubeに動画を投稿されているヤキdoraさんの作品、「穏やかな心を持ったサイヤ人が幻想入り!」と、コラボが決定いたしましたぁ!」

 

俺が宣言すると、その場の全員がおお、と声を上げる。

 

「まさかあんたのとこにコラボのお誘いが来るなんてね。これで脱、万年ボッチ病じゃない?」

 

「れ、蓮子さん、俺はまだ万年ボッチ病じゃありません!友達いるほうですから!」

 

「にしては、誕生日プレゼントも全く貰えてなかったし、おめでとう、とも言われてなかったようだが?」

 

蓮子に続いて、霊奈もタミをからかいに来る。

 

「こ、今年はプレゼント貰えましたし?Twitterでもおめでとうって言って貰えましたし?」

 

タミは強がって、ドヤ顔をする。

 

「まぁ、リアルではコミュ障のお前には妥当な数字だな。典型的な陰キャだもんな?」

 

なんと魔理沙まで悪ノリして、タミをからかいに来る。

 

「な、なぁ、みんな。タミをからかうのはそんぐらいにして、話戻そうぜ?」

 

悟空が話の軌道修正をする。

 

「それで、ヤキdoraさんってどんな方なの?」

 

蓮子はタミが飲む為に置いていた缶ビールを勝手に開けて飲んでいる。

 

「ま、まぁ、ビールはまた買い足せばいいですし、目を瞑りましょう。ヤキdoraさんは、先程も軽く説明したとおり、動画投稿サイト、YouTubeに「穏やかな心を持ったサイヤ人が幻想入り!」を投稿されている方です」

 

「お前が憧れた人もYouTubeに動画を投稿している方だったよな。でもお前はパソコンを操ることが出来ず、断念。それでハーメルンさんに逃げてきたんだよなぁ?」

 

またしても魔理沙はタミを嘲る。

 

「うぐっ、それを言われると辛いんですが、ヤキdoraさんは俺が恐れ多くて手が出せなかったYouTubeに果敢に挑戦しているのです。いやあ、俺にはあんな勇気ないですよ…」

 

「それでよくオッケーしてくれたよな。ツイてるってこと忘れないほうがいいぜ?お前」

 

魔理沙も既にビールに手を出し始め、酔いが回ってきていた。

 

悟空は全く酔っていない。おそらく飲んでいないんだろう。

 

「なあおめえら。酒飲むのはいいんだけどよ、飲み過ぎんなよ?ほら、酒は飲んでも呑まれるなって言うだろ?」

 

悟空は注意を促すが、蓮子と魔理沙は酒を飲む手を止める気配が無い。

 

「まったく、羽目を外しすぎだ。敵の目の前で……」

 

霊奈もやれやれ、と声を上げる。

 

「……なんだか、あの頃に戻ったみたいだな」

 

霊奈は周囲に聞こえないようボソッと呟く。

 

「それで、日程はいつなんだ?」

 

悟空はタミに尋ねる。

 

「そうでした。それを言わないと…突然ですが、今週土曜です!」

 

「おいおい、それじゃあ本編とコラボ、2つ投稿するってことか?」

 

魔理沙も俺に問う。

 

「あ、本編は申し訳ないんですが投稿しません。明日紺珠伝編が完結して、天空璋編、霊奈決戦編と……って、あ……」

 

たみは咄嗟に口を塞ぐが、既に遅かった。

 

「あーあ、ネタバレしちゃった」

 

蓮子は大分酔いが回ってきたのか、頰を赤く染めながら俺を見る。

 

「じゃあタミ、コラボ告知はこんなもんだろ?じゃあオラたち帰るからよ」

 

悟空はテーブルに突っ伏して寝てる魔理沙を起こして、帰ろうとするが、

 

「あ、待ってください悟空さん。せっかく集まったんですから、「世界を救ったサイヤ人が幻想入り」の裏設定、初期設定でも話しましょうか。この際だし」

 

「ほう、初期設定か。私も少し興味あるぞ?」

 

霊奈がタミの提案に乗ってくる。

 

「はい。まず霊奈さん。これは怨夢っていう偽名を使ってましたよね。初期設定では、怨夢が本名だったんです」

 

「ほう?」

 

「幻想郷に溜まった負の感情の具現化、みたいな設定にしてたんですけど、それじゃあありきたりすぎるでしょ?ちなみにユカリさんは初期設定のまま、霊奈さんの相棒です」

 

タミが説明を続けていると、蓮子も会話に混ざってくる。

 

「あんたにしては考えたほうじゃない?最近は編集すっぽかしてブラキ炭鉱に引きこもってるクセに」

 

「そ、そのようなことが有ろう筈がございません。お守りがっぽがっぽだなどと……」

 

「そういやタミ。おめえ「東方キャラコス見た目装備作るぜ!」とか言ってて優曇華のコスに「大雪主ヘルム」が必要なのにおめえ未だにウルクススの超特殊勝ててねえじゃねえか。」

 

悟空もそういえば、とタミに問いかけてくる。

 

「たかがウルクスス、と油断してたらブチ殺されました。(´・ω・`)だってジョジョブラキくらい攻撃力高いんだもん。しょうがねぇじゃん!」

 

タミは逆上し、ブツブツ文句を言い出す。

 

「ま、タミのヘタクソなモンハンプレイは置いといて、で?設定いろいろ話すんでしょ?」

 

蓮子が軌道修正を行い、話は再び設定の話になった。

 

「はい。魔理沙さんと霊奈さんの能力について詳しく説明しようと思います。まず魔理沙さんから。魔理沙さんは「魔法を使う程度の能力」が覚醒した「不可能を可能に変える程度の能力」と、霊奈さんに放たれた未来が見えるようになる幻の拳によって、未来を見る力を持っています」

 

「ふむ。これは最新話で覚醒した能力だな」

 

霊奈は何度も頷き納得する。

 

「はい。「不可能を可能に変える程度の能力」は、まあ文字通りです。この力で魔法を使ったり、スキマを操ったり。用途は様々ですが、魔理沙さんの力に沿った制約がありますね。例えば不老不死になる、とかは出来ません。まだ魔理沙さんが能力についていけてませんからね。破壊のエネルギーとかももちろん使えません。レンジさんのように破壊神を超えていれば完全に使いこなせるかもしれませんね。未来を見る力は悟空さんのお父さん、バーダックさんも同じ力を得ていましたね。魔理沙さんもこれと同じように突然頭の中に未来の映像が浮かび上がってきます」

 

一通り説明し終わったタミはケーキを口に運ぶ。

 

「私たちはわかったけれど、読者の皆さんにわかってもらえるといいね。あんたの少なすぎる語彙力で」

 

蓮子はやれやれとため息を吐き、タミが切り分けたケーキを口に運ぶ。

 

「ま、まあわかっていただけたと信じています。続いて霊奈さん。これは「記憶を見る程度の能力」改め、「同化する程度の能力」を持っています。これは他人の記憶を見たり、相手の血を摂取するか、相手に乗り移り、3分間体を馴染ませるとその相手と同化できます。平たく言うと相手のありとあらゆるものを自分に上乗せできるわけですね。記憶、技、体質、寿命etc……。これで霊奈さんはサイヤ人の肉体や、神の肉体を得て、超サイヤ人ロゼになったわけですね。ちなみに、悟空さんが倒してきた敵を召喚したのは、記憶を見る力でその者の情報を読み取り、紫の能力で持ってきてるだけです。尤も、全員死んでますから用済みになると砂状になって無くなってしまいます。まあ、また呼び出せば大丈夫ですけどね」

 

「ま、そういうことだ」

 

霊奈も湯のみの茶をすする。

 

「なあなあタミ。今のオラたちの強さってどのくらいなんだ?」

 

「いい質問ですね悟空さん。では、破壊神ビルスの強さを50、超ベジットを20、悟飯さんを吸収したブウを15、界王神界で戦ったときのブウを10、と仮定しましょう。ちなみにウイスさんは75です」

 

「すげえんだな。そのビルスってやつとウイスってやつは」

 

「はい。悟空さんも覚えておいたほうがいいですよ。って、このことは忘れちゃうのか」

 

タミは確認するように呟くが、霊奈と蓮子が早くしろ、と催促するので、渋々再開した。

 

「まず霊奈さんのフルパワーは18です」

 

「ほう。もうすぐその超ベジットとやらにも勝てるんだな」

 

霊奈は自慢げにケーキを口に運ぶ。

 

「はい。設定ではもうブウでは勝ち目がありません。続いて悟空さん。現時点では13です」

 

「…オラと霊奈じゃそんな差がついちまったのか?こりゃあもっと気張って修行しなくちゃな!」

 

悟空は気合を入れなおす。

 

「続いて魔理沙さんは能力の覚醒のおかげで15まで上がりましたよ。ちなみに霊夢さんは8です……蓮子さんは今は論外です」

 

タミは少し申し訳なさそうに言う。

 

「いいのよ。パワーインフレにはついてけないわ。……待ってタミ。「今は」ってどうゆうこと?」

 

「いや、それは、その……」

 

タミは言葉を詰まらせてしまう。

 

「ま、それは後でじっくりと聞かせてもらいましょうかね」

 

「怖っ……Σ(゚д゚lll)そ、それじゃあそろそろ締めましょうか。皆さん、ヤキdoraさんとのコラボ、お楽しみに!」


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