でも頭の中で色んな妄想をして形にするのは楽しいです
クオリティはアレですが(笑)
そんなこんなで続きをどうぞ
「で、またあの夢か?」
放課後の教室に響く担任の心配するような声
授業中とは打って変わって真剣な声
それをもう少し教師として出せばこの人ももう少し
しっかりすると思うのだが
「まぁ、好きな事や目指したものってのは希望にもなれば呪いみたいになることもあるからな」
この人は俺の事を知っている
不本意ながらも知られてしまった
まぁその話しは今はいい
こうやって話すこの人の声はどこか寂しそうで
まるで自分の事のように話すその顔があの人と重なる
心のどこかで諦めた夢が消せない
後悔しているようで
それでも前に進むしかなかった
そんな顔をしていた
「呪いですか」
わかっているようでわからない俺にはそんな言葉しか出てこなかった
「いつしか楽しかったものが形を変え義務に変わる。追っていたものにいつしか追われ
自分の楽しさや喜びが全て苦しみに変わる。それでも好きな事を嫌いになれず続けるしかない。それが呪いだ」
そう話す先生はきっと何かを本気で追いかけたのだろう
まるで自分の事のように話すのはこの人もきっと何かに向き合おうとしているんだろう
「まぁ、これ全部俺の親父にセパタクローやめたいって言った時に言われた言葉
なんだけどね」
「あんたの話しを少しでも真剣に聞こうとした俺がバカでした。」
前言撤回
やっぱこいつダメだ
てゆうかセパタクローって
なぜやろうと思った
「まぁまぁ、それで少しは楽になったか?」
さっきとは違う優しい声
俺はこの人が嫌いだ
ふざけている様でいつもみんなを見ていて
必要以上には踏み込んでこないくせに
優しいこの人が嫌いだ
「まぁ、話しているうちに気は楽にはなりました」
だから俺もこの人の前では素直になってしまう
「そっかそっか。そいつはよかった。そんでさ、いつになったら歌うの?
そろそろ先生君たちのライブ見たいんだけど。てゆうか見せろよ。」
先ほどとは程遠いまるで少年のような眼差しを向けてくる
「はぁ、結局それですか。毎度毎度何かあれば話しの最後はそれじゃないですか。
それに答えは変わりません。俺はもうステージには立たないですよ。」
そう
先生は俺の
俺たちの大ファンである
2年前とある動画投稿から始まった
顔や性別はおろか年齢すらわからない正体不明のバンド
Sail
曲の完成度や個人の技術力もさることながら人々を魅了したのは
バンドの熱量だった
3人組バンドとは思えない音圧
息の合った動き
そしてなによりも伝わってくる
音楽
音を楽しむという言葉を体現する3人に夢中になった
性別、年齢を超えて彼らは人々の心に感動を与えた
その熱は瞬く間に広がり
彼らが画面を飛び越えて来てくれることを心待ちにしていた
そして1年前
彼らは一度だけこの世界に現れた
それはなんの前触れもなく
突如として訪れた奇跡
今もなお伝説として語り継がれるバンド
そのSailのメンバーでありリーダーが彼である
「話しが終わったなら俺は帰りますね。次からはバレない様に寝ます」
美しい金髪にエメラルドのようにきれいな瞳
「俺としては起きてくれてた方がいいんだがな。
まぁいい、また気が向いた時にでも口説くよ。」
モデルのように長い脚
まるで王子のように優雅に歩く
「しつこい男は嫌われますよ。それじゃ」
そういって彼は教室の扉を開ける
「やれやれ。生意気なところはあの人譲りだな。
じゃあまた明日。綺羅。おっとすまん、苗字で呼ぶのが癖になってしまったようだ
お前は苗字で呼ばれるのが嫌いだったな。また明日。翔」
翔は一瞬ムッとしたようだがわざとではないことがわかるといつもの顔に戻る
「また明日。山中先生。」
扉が閉まると残されたのは
夕日が差し込む教室に教師が一人だけ
「早く帰ってこい翔。お前は一人じゃない。
みんなお前を待ってるぞ。ツバサちゃんだってな」
誰もいない教室に響く声
閉ざされた教室には
もう誰も居なかった
はい
まだ原作キャラは出ないですね
次くらいにちょっと出せればと思っています
ちなみにですがオリ主と絡むμ'sメンバーは限られています
がっつりは絡みません(ヒロインを除いて)
そこまで話しを広げられる技術がないからです(笑)
それにオリ主は立ち位置的に影から彼女達を支えるような
ポジションになると思います
そこまで続けられればですが(笑)
そうできるように頑張ります
ではでは