チートそうでチートじゃない、けどあったら便利。そんな個性   作:八神っち

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 主人公以外がこの個性使ったらどうなるのかを物間くんで実験しようの茶番回とコスチュームお披露目


阿笠博士ってスゲーよね

 放課後。新聞を読んだのかニュースを見たのか……私の個性を実際に見ようと直す予定の学校の破損箇所にはそれなりの人が集まっていた。

 

「この学校には暇人しか居ないのか……」

「注目を集めるのはヒーローとして重要な事じゃない」

 

 さいですかー。

 

「じゃあさっさと終わらせて……」

「待った待った」

 

 割り込んで来るのは白髪の男子生徒。その後ろにはサイドテール?の女子も。

 

「やあやあ君の体育祭と職場体験でA組の連中並みに注目されてる個性は聞いてるよ」

「……そうか」

「いやー修復実に良い個性だよねぇ」

 

 そう言って手を差し出す男子生徒。

 

「これからも世話になりそうだ君の「個性」には」

「いや壊すんじゃねぇよ」

 

 怪訝な顔をされる。どうやら言いたい事が違ったらしい。

 

「ああ……まあ君の個性の場合そう捉えるのか。違う違う僕のはそんな壊す個性じゃないさ」

「なら良し」

「なら良いの……」

 

 隣に居るサイドテール女子が何か言っている。出された手の平をパンと叩く。

 

「こんな便利な個性君だけじゃ勿体ないじゃないか」

「そうかねぇ……そうかも」

「そうさ。髪の色が変わるだけのデメリットらしいデメリットも無い素晴らしい個性」

「いや……おいそれ勘違……」

「僕の個性の方がもっと素晴らしいけどね」

 

 そうして男子生徒が個性を発動……したのか?小さめのビルが1つ修復されている。私と同じ個性か?

 

「なんだお前も修復系の個性……って何してんの?」

 

 突っ伏している男子生徒。何か呻いている。

 

「何この個性疲れるってレベルじゃないんだけど。これを何回もとか君なんなの化け物なの」

「だから止めとけっつったんだ……あ、ごめんな邪魔しちゃって」

「別に構わんが……アンタ達は?」

「私はB組の拳藤。でコイツは同じB組の物間。よろしくね物見」

「よろしく。B組って事はヒーロー科か」

「そ。もしかしたら同じクラスになるかもね」

 

 握手を交わす。そういやどっちのクラスになるとか聞いて無かったな。

 

「それで結局その物間ってのは何がしたかったんだ?」

「コイツの個性は少し特殊でね。注目されてる物見の個性を気にしてたんだ」

「私と同じ個性じゃないのか?ってー事はコピーか何かか?」

「鋭いね」

 

 私の個性をコピーねぇ……

 

「物間お前……この個性でデメリット無い訳ないだろ」

「あーやっぱり?」

「出来る事に対してデメリット髪の色だけとか思ってたのが驚きだ。この疲れ方だと翌日の半分は動けない事は覚悟しとけ」

 

 その後物間は拳藤の手により保健室へぶち込まれたそうだ。私?いつも通り指定箇所直したゾ。

 

……………

 

 

 そんな事があった5日後。先に筆記試験があったりしながらも私のヒーローコスチュームが届いてしまった。

 トラッシュケースに入っているのが私専用の奴らしい。中に説明書は入っている様だ。

 

「嫌な予感しかしない……」

 

 校長から勝手に決めてあると言っていたが職場体験と新聞等のせいで多分私の印象がアレになってしまっているが……諦めたらそこで試合終了だ。最後まで希望を捨てちゃいかんと先生も言ってたし!大丈夫!

 

「……………」

 

 セカイガオワルマデハー

 

「安西先生……普通のコスチュームが……着たいです」

 

 あゝ無情。ケースに入っているのは膝丈少し上までしかスカートが無い紺色のメイド服であった。白いエプロンもやけにフリフリが多いし。カチューシャまで完備だ。生地の手触りがMt.レディの所で着た物とは段違いである。

 

「着るしか……ないのか」

 

 折角支給された物だ。着ないと作った人も浮かばれないだろう。説明書通りにと……

 

「……む?胸がちょいキツイ……これ1ヶ月前いや2ヶ月前の身体測定のデータ使ってんのか?」

 

 メイド服であることと一緒に文句言ってやろう。ガーターベルトと白ソックスと靴まで専用の物なのか……腰用ポーチ2つもある。片方はレスキュー用具でもう片方は武器や鎮圧道具の類と。

 何で対物ライフルの破片と弾まで入っているのか……これが分からない。製作者はメイドに何を求めているんだ。

 接近戦用のスタンガンとナイフはポーチを留めるベルトの背中部分にセットする。結構重量あるな。

 

「そしてこの謎装備3つである」

 

 いや2つは分かるのだ。

 目を守る為のスノボー用見たいな多機能ゴーグル。熱源感知や遠距離武器の照準システム、対ショック機能やズーム機能まで付いている阿笠博士もビックリ……しねーな。

 ちなみに照準システムはカチューシャで脳波を計測して合せているらしい。このカチューシャ無駄じゃなかったのな。科学の力ってスゲー!

 

「これもまだ分かる」

 

 腕に装着するタイプの投擲具。スリングショットとかいう奴だっけ?ゴムは硬すぎず扱いやすいし射程と弾速もそこそこである。爆豪と戦ってる時爆風が辛かったからな。これも素直に嬉しい。

 

「で……最後のコレである」

 

 これが一番分からん。女性でも扱える反動が軽い小型の自動拳銃。弾はゴム弾……を魔改造して人体は傷つけないけど金属等は壊せると訳わからん事になっている物らしい。なお目には撃たないようにと。

 銃のホルスターは右側の太ももに、左側の太ももにマガジンを。

 

「これを取り出し易いようにスカート少し短いのね……いや長くても戦い辛いけどさ」

 

 そもそも戦うための衣装にスカートをチョイスすんなと言いたい。

 

「さて着たのはいいが鏡は」

 

 そこに映るのは少しゴツイゴーグルを装備してポーチ2つを前に付けているメイドさんである。……ゴーグルもうちょいスタイリッシュにならんのか。

 スカートを少し持ち上げるとガーターと共に見える銃のホルスター。取り出し動作をしてみるも問題は無い……はず。

 

「……ヒーローって何だっけ」

 

 気にしたら負けだろうか。ヒーローコスチューム……もといメイド服に着替えた私は更衣室を後にした。




 主人公のコスチュームはメイド服だったんだよ!
 拳銃持たせた理由は次回説明します。趣味ではないです。どちらかと言えばブレオンの方が好きです。
 主人公の場合個性と求められる役割的に必須です。

 主人公は個性の副作用ともいえるスタミナでどうにか使えてるだけで、常人が使ったらちょこっと修復して即ぶっ倒れます。復元なんて使おうものなら……ね?
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