チートそうでチートじゃない、けどあったら便利。そんな個性 作:八神っち
注意!インターン編のネタバレしかありません!まだ読んでない方はなぁにこれぇ?となります! 嫌ならば戻る推奨です!
主人公の名前が変わります!個性は初めは変わりませんが……。
時間軸なんかはオリジナル設定多数です。原作だと謎が多すぎてね……ごめんね。
原作遭遇時点でエリちゃんは6歳という事にしています。
私こと物見直は4歳の時に両親にドナドナされて今時ヤーさんを名乗る死穢八斎會と呼ばれる所に入る事になった。
「今日からよろしくお願いします」
ヤーさんの組織だけあって構成員は男性が多いが、一応組長に娘が居るようで一旦そちらでここのノウハウを学びながらも生活に慣れていく事から始める。
その際に私は両親が付けた名ではなく別の名前を求めた。
理由は単純。捨てた親の付けた名前など名乗りたくない。ただそれだけだ。
組長とその部下達の話し合いの結果。私の名前は「
私のやっていく事は組長の娘がやっていた事と同じ。女性としての皆の世話と、発現した個性の制御。基本的にこの2つであった。
娘……部下達はお嬢と呼んでいた人に様々な事……基本的に家事に関するアレコレを学びながらも、私の監視に割り当てられた1人の男性と基本過ごしていた。
「治崎兄さん、これ直せばいいの?」
「ああそうだ。復元してみろ」
私の個性「修復・復元」と個性が似ているという理由と、年も組の中で比較的近い事もあり「治崎廻」と個性の制御特訓……とは言え、私の個性は攻撃性が皆無の為、言われた物を修復や復元していくだけだった。
「もう……無理」
「まだまだ体力が足りないな」
言われた物……金の破片を復元して延べ棒に戻すという単純作業の繰り返し。ただ復元であるため子供の私の体力的に一日で戻せる量が少なかった。
「ごめんね治崎兄さん。もっと多く直せる様に頑張るから」
「ああもっと組に貢献出来るように頑張れ」
潔癖症の気がある治崎兄さんは常に謎のマスクを付けながら行動している。私も治崎兄さんと一緒の時は似たようなマスクを付ける様にしている。
「理直お前の個性はとても便利だ。将来絶対に組に必要とされるだろう」
「そう?ならもっと頑張る」
ここは皆が助け合って生きていく場所であるためか居心地が良い。組長も良い人だしでここに居る事に文句は無い。
「治崎兄さんも頑張ってるよね」
「ああ。理直の個性と違って制御が必要だからな」
私の個性は特に制御らしい制御は求められない。だが治崎兄さんの個性である「オーバーホール」は途轍もなく制御が難しい……らしい。何回も失敗している所を見る。
「理直の個性には助かっている」
「そう?良かった」
治崎兄さんが壊したり直せない物は私が直す。そう決めたのだ。
「あ、今日は私が晩御飯の当番だった」
「そうか」
「皆の為においしく作るよ!」
そうここは居心地がとても良いのだ。そう思える7歳の時の出来事だ。
お嬢がヤーさん業に嫌気がさして家出した。捜索しても見つからない。組長は渋い顔をしながらも「もういい自由にさせてやれ」と命令を下す。
「理直。今後お前の負担が大きくなるかもしれないが、皆の面倒を頼む」
「分かりました」
10歳の私には荷が重いが仕方が無い。個性の副産物でスタミナだけは人一倍ある。あとは根性で補う。
「お前らもなるべく迷惑掛けんなよ。分かったか!」
『へい!』
そうして私の忙しい日々が始まる。お嬢と私とでやって来た事を私一人でやらなければいけない。
野郎共の飯の準備や洗濯、抗争後のお出迎えに、組に入って来た人達の初めの頃の世話。時々手伝おうとするも私一人でやった方が早い場合もある。
そんな日々が続いた為か何時しか私が「お嬢」と呼ばれる立場になってしまう。治崎兄さんはそのまま「理直」だった。
次から次へと仕事が増えながらも私は個性での資金繰りも行っていたが……まあ少しは足しになっているだろう。
「お嬢の個性、ウチの資金の3割占めてるんだ」と聞かされるのは大分先の話であった。
14歳の時。確実に傘下が潰されて行く現状に部下達が焦っているが、組長はやり方を変えないらしい。そんな状況に焦った治崎兄さんが私を呼び出して策を講じる。
「理直。お前の個性なら死体の臓器も増やせるよな?」
その言葉だけでやろうとしている事が分かってしまう。
「出来る……だけど組長の志に反する。治崎兄さんはそれでいいの」
「このままだと組長が持っていた物が潰れちまう。俺は組長に報いたいんだ。お前ならそれが分かってるだろ」
元々ヤーさん自体が時代遅れの産物だ。だがそれでも守りたいのだろう。その思いは伝わって来る。だが
「最悪破門にされちゃう。その覚悟の上でやるなら最低限、協力する。私も忙しいから、本当に最低限」
「それだけで十分だ」
今の治崎兄さんは私では止められない。それが分かっているから見守る事にしよう。そう決めた。
新しく手を出した協力者を集めての臓器売買と、臓器提供による傘下増やし。それに伴い治崎兄さんも配下を増やしていく。
そんな事をしている間に組にも新たな動きがあった。
壊理ちゃんと呼ばれる組長の娘さんの子供が置かれていたらしい。
それの世話も治崎兄さんと一緒に頼まれた。
「よしよし。怖くないから」
「……うん」
個性の影響か角が生えた不思議な少女であるが、大人しくて良い子だ。私が頭を撫でると目を細めて嬉しそうにする。
「この子が父親をねぇ……どんな個性なんだか」
とりあえずは様子を見るしかない。その間に治崎兄さんが個性を解明してくれる。
そして壊理ちゃんが来て1ヶ月。私には慣れて来て「お姉ちゃん」と呼んでくれる位には親しくなった頃に治崎兄さんが個性を解明する。
巻き戻す個性だという治崎兄さんが、壊理ちゃんを使って企みを企てているらしい。流石の私でもそれは止めないといけない。
「やめておいた方がいいよ。組長の孫をそんな使い方したら、流石に擁護しきれない。それに組長のやり方に更に反する事になる」
「大局を見てくれ理直。彼女の個性はこの世の理を壊す事が出来る。英雄気取りの奴等を排除出来る」
「ダメだよ。流石の私も反対だ」
「……決裂か。残念だよ理直」
そうして私に手を伸ばして一度私を殺す。意識を失った私は地下に幽閉される事になった。
「お嬢。元気出してくだせぇ……一時の辛抱でさぁ」
意識が覚めて数週間。私は地下の広く綺麗な部屋でする事無く過ごしていた。治崎兄さんが壊理を使った実験を繰り返しているらしい。
その間に私は死体の復元による臓器提供を強制的にやらされた。そして復元している内にある事に気付く。
「髪が白から戻らねぇ」
治崎兄さんに一度殺されてから戻っていない。何なんだろうかこれは。壊理を助けられない私への罰だろうか。
そしてだ。
「また意識が戻ってる」
死体の復元と同時に死んでいた者の意識が戻る。そして私の中の大事な何かが擦り減る感じが残る。擦り減った物は戻らない。
この事は他言無用で頼んでいるが……私自身何が起きたかは検討は付いている。
「蘇生ねぇ……人が得ちゃいけない超常でしょ」
そうこれだけは人が得てはいけない物だ。それ故か私の中で擦り減っている物が分かってしまう。
「対価は……私の寿命といった所か?ま、しゃーないか」
得てはいけない物を外道の手に渡す。世界はそれを許さないだろう。その証拠に周期的にとっくに来ている筈の生理が来ていない。
それにそういう行為も行ったがつわりの類も来ない。腹も膨れる様子も無い。つまりそう言う事なのだろう。
「生殖能力の削除。私の個性を残さない為の処置って所か」
元より女性としての幸せなんぞ諦めている。私が得るべき物ではない。そんな気がした。
…………………
お姉ちゃんと会えないまま何日が過ぎただろうか。私の研究が進めば早くお姉ちゃんに会えると言った。
だから今は耐える。どんな痛みも耐えるしかない。私の個性は人を傷つける。だから今の私だとお姉ちゃんを傷つけてしまう。
「お姉ちゃん……」
この家の中で一番優しい手だった人。お姉ちゃんが作ってくれたぬいぐるみを抱きながら、私は耐える。いつかお姉ちゃんと一緒に居るために。
…………………
あれから1年半経っただろうか。治崎兄さんがオーバーホールと名乗り、組を乗っ取って組の体制を大きく変えているらしい。そんな組に嫌気がさして旧組長派……その代わりとして「お嬢派」なる派閥が出来ているらしい。
「いや勝手に作んなよ」
「悪いお嬢。でもこうでもしないと収まらなかったんでさぁ」
私は今でも地下に幽閉されている。当然個性も使い続けた。
「壊理は無事か?」
「今の所は。でも先日外に出た時に逃げ出したらしいですぜ。そしてヒーローと接触があったとか」
このまま事が動けばいいんだが。
「そういやお嬢」
「なんだ」
「最近の女児って何が好きなんでしょうか。最近のおもちゃを買い与えても反応しなくて。お姉ちゃんが良いの一点張りで」
「嫌われている奴に構われても迷惑なだけだ。諦めろ」
「そんなぁ……どうにか出来ないでしょうか」
むしろ聞いた限りの事をやっといてどうにか出来ると思っている事の方が驚きだ。泣いて縋る部下。無碍にも出来ないか。
「私の作ったぬいぐるみを持って行け。私とコンタクトを取れると分かったら多少は懐くだろ。あと追加で何か買ってやれ。おもちゃとか林檎とか」
「……!!!ありがとうございます!お嬢!!!」
まあコイツが好かれる訳ではないのだが。言わないでおくか。てな訳で私の作っていたぬいぐるみを手渡す。頑張れ部下よ。
「私が生きている間にまた会えるかねぇ……」
こっそりと使い続けた個性の代償。それが私にのしかかっていた。考えても無駄だと思い寝る事にした。
………………………
上の方が何やら騒がしい。ヒーローと警察が攻め込んで来たらしい。ウチもここらが潮時かねぇ。
「壊理と部下が無事なら何でもいいか」
私達は逮捕されるだろうな。オーバーホールがやらかし過ぎた。組長も安否が不明だし。
「なるべく暴れて欲しく無いんだがなぁ……言っても無駄か」
…………………
のんびりとしていると私の居た部屋の扉が壊される。ヒーローが私に向かって腕を向けていた。その周りの警察も銃を向ける。
「動くな。お前は誰だ」
「分からずに入って来たのか……私は理直。お嬢とかお姉ちゃんとか呼ばれてる存在だ」
手を上げて降伏のポーズ。抵抗の意志は見せない。
「……大人しく投降する気は」
「見ての通りだ。私の個性で戦闘なんて無理だ」
多少の個性持ち程度なら接近戦でボコれる自信はあるが……分が悪いか。警察に囲まれて連行される。あっさりすぎて驚いている様子だ。
「にしても、1つ聞いてもいいか?」
「……」
「その怪我。もしかしなくてもウチの奴らがつけた傷か。すまねぇな組のモンが世話になったな」
返答は無い。会話がトリガーの個性だとでも思われてんのかね。
「私がお前たちの傷を全部直す。だからウチの部下達の刑期……少しでもどうにかなんねぇか?」
返答は無い。掛け合っても無駄かねぇ。
「壊理は無事か?」
「ヒーローデクが確保したと聞いている」
「そうか……良かった」
私が微笑んでいると怪訝な顔をされる。
「お前も首謀者じゃないのか」
「壊理や薬物に関しちゃ無関係……とは言えないか。資金提供者って事になるか」
その提供方法が倫理無視の違法であるのは明らかだ。無罪になるとは思っちゃいない。
「話は後で聞く。一先ず上へ連行だ」
「はいはい」
地上に向かって出ていく。その途中で何人か組の奴を見掛ける。
「お嬢!すいやせん!ドジしちまったばっかりに!」
「サツども!お嬢に傷つけて見ろ!絶対許さねぇからな!」
「私はいい。こうして無傷だ。それよりもお前らだ。これ以上事を大きくすんな」
『はい!すいやせん!』
私の一言で大きな声を出していた者が静かになる。その様子を見た警察が驚きの表情を隠せていない。
そして地上に出て、組の者以外の重傷者が多数目に映る。
「ったく……!揃いも揃って迷惑かけやがって」
特に眼鏡のリーマンが酷い怪我である。てか死にかけである。
「そこの眼鏡の奴。私が直すから少し見せろ」
視界に収めているから既に発動は可能なので、言うだけ言って個性を発動させる。岩に抉られた内臓や腕等が岩を吐き出しながらも元に戻っていく。服を含めて完全に直った所で個性の発動を止める。
「ちょっと……これって……!?」
「エリちゃんの個性……?」
「エリちゃんの言っていたお姉ちゃんってまさか……!?」
私に注目が集まる。それ程までに異常な光景だったのだろう。
「壊理が姉と呼んでいる理直だ。壊理をオーバーホールの手から逃がしてくれた事感謝する。そして組の連中が迷惑を掛けた事をここに謝罪する」
深々と頭を下げる。土下座でもしたいがしゃがめる状況でも無いか。
「組の者が壊したり傷つけた事は私が償おう。それぐらいはさせてくれ」
お嬢に罪はねぇと部下達は言ってくるが関係無い。
「私のこの命は好きにしてもいい。だからオーバーホールが関わった奴以外の組の連中の今後は保障してくれ。頼む」
私の覚悟を感じたのか組の者は涙を流しながらも見つめていた。ヒーロー達も何も言えずに一時の沈黙が訪れる。
「何で……そんなに人の為に動けてこんな組織に居るんや」
「親に売られた私に組は良く接してくれた。それに報いたいだけだ」
「売られたって……そんな」
今更私にその同情は不愉快だ。だが口には出さない。
ヒーローと警察両名の話し合いの結果。先程の事を見て一旦見てみるという事にしてくれた。
「直すぞ」
負傷の大きい者から順番に直していく。
「これが完全に制御可能になったエリちゃんの個性……って事になるの?姉と名乗るだけの力だわ」
「触れる必要が無い分、それ以上に強力だ。こんな札が敵にあったとは……使われてたら勝つのは無理だった」
ま、オーバーホール達に使う気は無かったが。それが分かってたからオーバーホールも幽閉したままだったのだろう。
「ルミリオンのこれは個性も戻っているのか?」
「壊理やオーバーホールが壊したってんなら直ってるんじゃねーか」
「貴女のこれはどこまで戻っているの?」
「知らね。戻してる訳じゃねーしな」
「戻してる訳じゃない?何を言っているの?」
「私のはこいつらが壊した理を直してるだけだ」
壊された理を捻じ曲げてでも直す。私の蘇生ってのはそういう事だろう。
「こんな個性を代償も無しに何回も……?」
「治崎やエリの件がある。あり得ない話じゃないだろう」
……デメリットは話さない方が良いか。正義感が強いこいつらの事だ。多分止められる。
「っと。そう言えばウチの中で1人直してもいいか?」
「誰を?」
「ウチの組長。あ、オーバーホールじゃねぇから。ベットで寝ていたオヤジの方だよ」
何もなしに目が覚めてたら組が無くなってましたじゃ駄目だろ。それにこれで最後になるかもしれないからな。
「……私の恩人なんだ。駄目か?」
「駄目だ」
「即答かよ。ま、違法者に慈悲なんていらねぇか」
すまねぇな組長。何も守ってやれなくて。
「リナとか言ったか。君の能力は本物だし、聞き分けも良い。それに君自身に罪状は出ていない。今からでも良い。こっち側に戻れないか?」
私の引き抜きか……そう来るよな。
「エリちゃんと一緒に君も嫌々従ってた事にすれば戻せるだろう」
「私の命は既に貴方達の物だ。そうしたいなら従おう」
「……聞き分けよさそうに見えてメッチャ頑固やでこの子」
「そのようだ」
んだよ。良いじゃんか従うつってんだから。
「まあそんな訳だ。君には今後ヒーローを目指して貰うから」
「エリちゃんもヤーさんな姉よりもヒーローな姉の方が自慢できるやろ」
「……私がヒーローねぇ。んな柄じゃねぇだろ」
「君のカリスマ性と力を持ってすれば大丈夫さ。似合うと思うよ」
個性のデメリット言ってないからアレだが、個性フル活用のヒーローという職業になれって、私にとっては様はさっさと死ねって宣告だからな。言わないが。
「ま、エリが自慢できる姉になる為なら仕方ねぇか……組の連中の保障は絶対に守れよ?」
「掛け合っとくから安心しろ」
さいですか。
…………………
そうして私は署での事情聴取の後に解放。そのままエリと共に相澤という者の下で保護、雄英高校で過ごす事になる。
目が覚めた組長から破門を言い渡されたりした。ガチで泣いた。
「私、戸籍も学歴もねぇな。大丈夫か?」
「……どうにかしよう」
そんなこんなで雄英で過ごしている内に個性のデメリットはバレた。当然ヒーローになるのは止められた。知ってた。
バレる前に組に仇なしたヴィラン連合への嫌がらせがてら、オールマイトを全盛期の姿に戻した。大分大事になったが……まあいいや。知らね。
そしてだ
「壊理。大丈夫か」
「……お姉ちゃんが居るから大丈夫だよ」
「無理は駄目だぞ」
初めて会った時と同じように頭を撫でてやると、嬉しそうに目を細める。……私の妹が可愛い。義理?知るか!戸籍上は私の妹だからいいのだ!組長にも任されたし!
そんな感じで私の新しい日々が続いて行く。私の寿命あと10年くらいだけどな!
……死穢八斎會の時間軸が難しすぎる件。エリちゃんが何歳なのか分かればなぁと思う。何年掛けてあの薬開発したのかと……分からない事多すぎんよ。
3回ぐらい書き直したのは内緒。初めの頃は主人公が聖母的な控え目すぎる性格でしたが書いてて楽しくなかったのでボツに。
・キャラクター紹介
理直(リナ) 性別:女性 年齢:16
誕生日;??? 趣味:他者の世話
好きなもの:壊理、治崎、組長と部下 嫌いなもの:オーバーホールとその部下
個性:物体復元・人体蘇生(発動型)
度重なる死を見て来て、体験した結果、個性が変化して得た超常の力。
治崎達や、壊理の壊してしまった理を直す償いの力。
時間や概念を捻じ曲げてでも直すという、修復系個性の極地。
完全消滅したオールマイトのOFAを全盛期の肉体と共に直せるというチートである。
個性使用の代償は「自身の寿命」。そして如何なる方法でも生殖。増殖不可。
物見直と違って、何も無しにフルカウル5%デクぐらいなら一方的にボコれる位には格闘戦は極まっている。伊達にヤーさんの世話係ではない。