中途半端に終わっていますが、まあ、そういう手法としてください。
うぅーむ。何だったか。確か……いや、うーん。
次の相手は
僕は目金欠流。オタクですから秋葉原にもちょいちょい行ってます。あそこの生徒たちも良く見かけます。
うーん……何を思い出せていないのかが全く分かりません。違和感というか何か……。
まあいいです。思い出せないならその程度なんでしょう。
過去の対戦動画を見る限り秋葉名戸は別段強く無いチームですね。っていうか尾刈斗中との動画しか無かったです。
前半は一切攻めない外道戦法、後半はおおよそサッカーと思えない必殺技で一点を取り防御に専念する。非常に嫌らしいですね。しかし分からないのが二点。
一つ、何故尾刈斗中は
一つ、どうやって尾刈斗中の必殺技を防いだのか。
それにそもそも秋葉名戸はいままで無名の学校。尾刈斗中を倒せるのならそれなりに名前が売れているでしょうに……それこそ『外道サッカーチーム』とか。
まぁ、分からないなら確認するしかないですね。
という訳で、ただいま秋葉原にいます。
いやぁ。未だ中学年のこの身が恨めしいですね。右を向けばアニメキャラが描かれたポスターが多数見えるというのに、お金が無いせいで全くこれっぽっちも買えません。はぁ。
「なあ目金、本当にこんなところに秋葉名戸の秘密があるのか?」
一人で来る気が無かったので円堂君と風丸君をお誘いしました。
そして円堂君が誘った染岡君と何処から聞き付けたのか少林君、宍戸君、壁山君、栗松君たち一年組も来て合計八人。
一年組は入りませんけどまあ良しとしましょう。本当は豪炎寺君にも着いてきてもらいたかったですけど、御影専農との試合で足を捻っていたらしく同行は断られました。
「いえ、ここにはありませんよ」
「はぁ!? てめぇがここに秋葉名戸の秘密があるとか何とか言ったんじゃねぇか!」
「そうですよ!」「無駄足じゃないですか!?」「あのパフェ美味しそうッス~!」「うわ、わ、ごめんなさいでヤンス!」
うるさー。思わず耳をふさぎます。
「うるっさいですねぇ。そもそも勝手に着いてきたのそっちでしょうに」
「まあまあ目金。ここは大目に見てやってくれないか?」
風丸君が困ったように言ってくる。うーん。まあ、良いでしょう。
「お前らあんまし騒ぐなって! でも目金、それならここに来た意味はなんなんだ?」
「ふふん、
眼鏡をクイッと上げて宣言する。
腐っても錆びても僕は目金欠流。下調べは完璧です。
だって臆病者ですし。間違ってたら怖いですからね。
……だから染岡君の「本当かよ」って言葉は聞かなかった事にします。
しばらく歩いて目的地にたどり着く。
「ここですね」
「は……?」
「なあ目金、ここって」
「見ての通り、メイドカフェですね」