だから今日も眼鏡を買う   作:yourphone

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はい、遅れました。リアルが忙しかったもので。

で、今回尾刈斗との練習試合です。よってオリジナル技に対してのアンケートを締め切ります。

結果は今回の最後に!


どうやら今回眼鏡は割れぬ

あーあーきちゃいましたきちゃいましたよ尾刈斗との練習試合。場所は雷門中。家でアニメ見ていたかったなぁ。

 

「おせぇな……」

「いや染岡君、まだ時間がありますから」

「ちっ、五分前行動って言葉知らねえのかよ」

 

むしろ僕としては来てほしく無いですけどね。……おや、何故か曇ってきましたね。はぁ、嫌な雰囲気です。

 

「ん、来たぞ皆!」

 

円堂君がいち早く何かに気付きました。

しばらくするとバスが。……まあ、帝国学園のあれよりは大分小さいですけど。

ぞろぞろと降りてくる尾刈斗中学のサッカー部員たち。

 

「ひぇっ」

 

顔を隠した人たち多くないですかねぇ?

 

「どうもこんにちは雷門の皆様」

 

監督は普通の人のようでほっとしましたよ。今日まで存在自体知らなかったうちのむさい冬海(ふゆかい)監督とは大違いですよ。

 

「長いところお疲れ様です」

「いえいえ、疲れるのはこれからですよ……くくく」

 

む。今僕の危機感知能力によって眼鏡がズレましたね……。

あの監督は警戒しておきましょう。嫌な予感がします。

 

そう、考えてみれば奇人変人たちが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)しているのにそれらをまとめられる人が普通な訳無いでしょう。

 

「では、早速始めましょうか」

 

さて、この練習試合の為にあらかじめ作戦を立て……たかったのですけどねぇ。

 

「結局豪炎寺の野郎は来ねぇのかよ」

 

そう、攻撃の要となる豪炎寺君が来てません。勿論豪炎寺君が来なかった時用の作戦もありますけど……勝率は極端に下がります。

 

「ですねぇ。あの新聞部が探してくれてる筈なんですけど」

 

あれ、そう言えば今更ですけど……豪炎寺君って一度も練習に来てないのでは?

 

「悩んでたってしょうがないさ! 今やれることをやるんだ!」

 

『おうっ!』

 

キックオフ

 

「足引っ張るなよ目金!」

「そっちこそ!」

 

ドリブルで駆け上がる。

 

「させるかっ!」

「残念でした」

 

さっさと染岡君へ……と見せかけてバックパス。後ろに居る宍戸君へとボールを渡す。

 

「風丸さん!」

「任せろ!」

 

すぐさま風丸君にパス。風丸君は元陸上部らしい素早いドリブル。

 

作戦は簡単。風丸君を中心に攻め上がり、染岡君が決める。

 

え、それは作戦とは言えない? 仕方無いですよね……あのゴーストロックとかいう必殺技の攻略法が全く思い付かなかったんですから。

流石にお化けが取り付くと言うのはデマカセでしょうけど、もしそうなのだとしたら。

 

攻略は不可能。

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、帝国学園が常に一位ですから攻略可能なんですけど。

 

「染岡!」

「おうっ! 初お披露目だ、行くぜぇ~!」

 

染岡君が足を後ろに振り上げる。

後ろに青い龍が現れる。

 

「ドラゴン、クラーッシュ!」

 

蹴る。ボールは水色に発光していて、かなりのエネルギーが在ることが分かる。……ん?

 

「だが……ゆがむ空間」

 

あっさり止められました。……相手のGK……鉈とかチェーンソーとか似合いそうな仮面着けてますね……。なんか色々叫んでるけど聞こえてない、聞こえてないですよ。

 

「な、俺のドラゴンクラッシュが!」

「ダメダメですねー」

「んだと目金!」

 

言い合いながら戻る。豪炎寺君はまだ来ませんか。

 

「……ふふ、よくあの程度のシュートで『ドラゴン』なんて名付けられたものですね?」

「ひゃあっ!」

 

単眼のマークのバンダナで顔の上半分を隠した人が声をかけてきました。染岡君に。

……急に割り込んでこないでくださいよ悲鳴をあげちゃったじゃないですか。

 

「なに!」

「あれは『ドラゴン』と言うより、『スネーク』ですね? 『スネークシュート』とでも改名したらどうですか?」

「てめぇ……ってかなんなんだよ、そんなに蛇っぽいのか!?」

 

あー、うん、いや、そうでもないですよ? うん。

……って、おや、あちらさん半分より攻めてきませんね。

 

「くくく……」

 

うーわ。あちらさんの監督が立ち上がって笑ってますよ。

 

「奴は居ない……ならばさっさと終わらせろ! ゴーストロック開始!」

 

ぎゃー! 雰囲気一変! やっぱりヤバいタイプの人じゃないですか!

 

「ま~れま~~れまれと~~~ま~~れ!」

 

しかもなんかうるさい! 何か叫んでます!

 

「くくくく……」

「へっへっへっ」

 

ひぃ~~笑いながらこっち来ないで、って動けない~!?

 

「みんなっ! 敵が攻めてきてるわ!」

「そんなこと言われても!」

「くっそがぁっ!」

 

わぁお、皆荒れてますね。

 

「念には念を……ファントムシュート!」

 

なんですかそのカッコいい名前は! くぅっ、動けないからどんなシュートなのか分からないです!

 

ゴール。先制点は尾刈斗の物です。

 

「な、何だよ今のは!」

「全然動けなかったでヤンス!」

「原理は分かりませんけど、とにかくシュートを決めれば勝てます。ご自慢の必殺技でちゃっちゃと決めてくださいよ染岡君」

「偉そうに言うんじゃねえ!」

 

良いじゃないですか。再度ドリブルで攻める。

 

「止めるよぉ?」

「げっ」

 

顔を包帯でぐるぐる巻きに巻いてある人が立ち塞がる。奥にまだ数人居るから、MFですかね。……こうでも考えてないと怖くてプレー出来ないんですよ!

 

「っていうかその、お節介ですけど、前見えてるんですか?」

「……」

 

うぁ~~! 頷くだけじゃなくてなんか喋ってくださいよぉ~~! ってか結局見えてるんですか!?

 

「目金! こっちだ!」

 

染岡君が前の方で呼んでくる。よし、今ならパスが通る―――げっ、あちらさんの監督が立ち上がってる。

 

「ならこうっ!」

 

ボールを高く蹴りあげる。

 

「ま~れま~~れまれと~~~ま~~れ~!」

 

それとほぼ同時に体が動かなくなる。

 

 

 

 

 

―――えっ、僕片足立ち……うわぁっ倒れる!

 

「あてっ! いったたた……」

 

今日は何ですか、厄日ですか? 豪炎寺君は来ませんし転んだり……。

 

「まれ~と~~~ま~~~れ~~!」

 

起き上がる。少し気になるからユニフォームに付いた土を払う。

 

「なっ、あなた……なるほど……」

 

バンダナの人が僕を見て何か言ってます。怖い怖い怖い!

って、あれ? まだ監督さんが叫んでますね。つまりゴーストロックの途中? にしては動けているんですけど。

 

「えーと……」

 

あちらさんのMFの足元にボールが落ちる。周りを見ると、僕以外の雷門メンバーは動けないようです。

まてよ。ゴーストロックの解除方は……痛み? あるいは衝撃。そして毎回あちらさんの監督さんがなんかしている……。

 

「はぁっ、はぁっ」

 

おっと、ゴーストロックの終了ですか。考え事に夢中になりすぎてました。あちらさんの監督も、ずっと叫んでいてお疲れ様です。

 

「ファントムシュートォ!」

 

おぉっと、あのボール拾ったMFの人、必殺技使ってますよ!?

なるほど、なんか何故かボールが複数に分かれてゴールへ飛んでいくんですね。ドラゴンクラッシュよりも必殺技っぽいです。

 

「う、おぉぉっ! ゴッドハンドォ!」

 

黄色い巨大な右手が、分裂したボールをまとめてキャッチ。

 

「なにっ!?」

「よしっ、皆行けぇ~!」

 

ピッピー!

 

「え、えぇえ!」

 

前半終了です。さぁてさてさて。

僕は目金欠流。すぐそこに音無さんと豪炎寺君が来ているのを見逃してはいないのですよ。

 

それに、ゴーストロックの大体の所は分かりましたからね。後半に盛り返しますか。




目金が考案する攻略法とは……。

で、オリジナル必殺技は有りにします。
ただし、目金君は超強い必殺技を覚えるからオリジナル必殺技なんて要らないよね! って感じで行きます。
頭脳プレー頑張れ目金。
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