フルーツバスケットの日常   作:ハーメルン’s

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おはこんばんにちは、楼玖渡です!
第二回目の投稿です!


第九話 思い出の一冊

相生は本を開き読み始めた時、ある事を思い出した。

 

(そうだ、昨日最新の本が入る日だったよね)

 

相生は席を立ち、最新の本が並ぶ本棚の前で本を見ていた。そしてお目当ての本を一冊手にして表紙を開いたその時、何かが落ちた。

 

(あっ!)

 

相生が落としたのは貸し出しカードだった。相生は貸し出しカードを拾い上げ、名前の書き込み覧を見た時に大声を出してしまった。

 

「えぇ~嘘でしょう?」

 

そして相生は皆の注目を浴びる。

 

「誰ですか?大声で!」

 

「す、すいません!」

 

「気をつけてください!」

 

相生は深々と頭を下げ、ゆっくりと頭を上げた瞬間に日高と目が合った。その目は確かに睨まれていた。

 

(またあいつか)

 

日高は本に目を向け読み始めた。

相生は再び貸し出しカードを眺めた。そこには日高隗飛と名前が書いてあったのだ。

 

(昨日入った来た本をもう借りて返してるなんて!)

 

日高の借りた本は、実は相生のお気に入りの本だった。

そして"誰でも面白い"と思える一冊としてリクエストしていたものだった。

 

(一番に借りてる)

 

その時、日高は本を閉じ軽く伸びをして立ち上がり相生の後ろを通り過ぎようとした時、小声で話かけた。

 

「お前五月蝿い、騒ぐのいい加減に止めろ!」

 

相生はまた大声で言ってしまった。

 

「貴方のせいでしょう!」

 

日高も吊られ大声で言ってしまった。

 

「俺がお前に何したんだよ!」

 

その時、図書委員の生徒が二人に近づいて来た。

 

「騒ぐなら出ていけ!」

 

その図書委員の顔は満面な笑みだったが声は完璧に怒っている声だった。そして二人は焦りながら謝った。

 

「すいません!」

 

「気を付けます!」

 

図書委員の生徒は黙ったまま戻って行った。そして相生は日高に貸し出しカードを見せ、また小声で話かけた。

 

「借りたんですね」

 

日高は貸し出しカードを受け取り見た。

 

「この本確かに借りたが何だよ?」

 

「1日で読んだんですか?」

 

日高は何も答えずに貸し出しカードを相生に返し、持っていた本を元の場所に返した。

 

「だったら何だよ?」

 

「面白かったですか?」

 

「えっ?」

 

日高は相生の真剣な表情を見て答えた。

 

「どうだろうな」

 

っと、言いながら日高は本を眺めた。適当な回答に相生の顔は険しくなった。しかし日高は本を眺めたまま言った。

 

「何回か読むと面白くなるかもな」

 

そして日高はまた本を選び初めながら、相生の後ろを過ぎた。

 

「それどう言う意味ですか?」

 

相生の言葉に日高は足を止め振り返った。

 

「お前も読めよ、そしたら意味わかるかも」

 

(いや、これ私が…)

 

「その本、結構お勧めだ」

 

「えっ?」

 

その時、相生は日高が薄く微笑んでるように見えた。

 

「そ、そうですか」

 

その言葉を聞いたあと、日高は他の本棚に移動した。

 

(あんな顔、初めて見たかも…)

 

相生は思わぬ一面を見たような気がした。




第二回目、読んで頂きありがとうございます!
今回は二人を会話を少し多めにしました。
そして短め!

誤字・脱字あればご連絡お願いします。

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