フルーツバスケットの日常   作:ハーメルン’s

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えー、どうも、名無しだ。
二連続番外編、まぁこう言う事もあるだろ。
詳しくはあとがきで。
では本編へどうぞ。


番外編 朧の休日・弐

 

 

 

 マジか、本当に歩きで行くのか。明日筋肉痛にならないかが心配だわ。

 こんな事なら日常的に運動しておくべきだった・・・・・・・・・。バイト中の運動だけじゃ足りないみたいだ。

 

 

 家を出て早二十分程経つが、こりゃまだ倍は掛かるぞ?本当に何で徒歩にしたの此奴。

 まぁ、此処まで話しながら楽しそうにしてるから良いけど。

 

 

「お兄ちゃん聴いてる?」

 

 

 うん聴いてる訳無いな。

 

 

「悪いな。お前が余りにも楽しそうに話すもんで見惚れちまってた」

「ありがとう!聴いてなかったんだね?」

「はい、すいません」

 

 

 思うんだが笑いながら威圧するのって結構凄い事だと思うんだよな。

 怖くて霞の顔が見れません。

 尻に敷かれてんなあ、俺。

 

 

「まぁ良いけど。そのお世辞は嬉しいし」

「おい、それだとまるで俺が嘘を吐いてるみたいじゃねえか。俺は事実しか話さんぞ」

「分かったよ。素直に受け取るから攻守交替しないで」

 

 

 そこまでして欲しい主導権って何?

 

 

「んで、何の話してたんだ?」

「うん。今日ってお会計全部お兄ちゃん持ちだよね、って話だよ」

 

 

 おや、まだ怒ってらっしゃる?

 やっぱ此奴結構根に持つタイプだよなあ。

 ところで財布に幾ら入ってたっけ?

 

 

「マジかよ。まぁ別に良いんだけどさ、コンビニ寄らねえか?そこそこ歩いたから喉乾いた」

 

 

 このままだと俺の財布もカラッカラになっちゃうから潤さなきゃ。喉乾いたのも本当だけど。

 

 

「フフッ、冗談だよ。でも私も喉乾いたかな」

「ま、飲み物程度なら買ってやるさ」

「うん、ありがと!」

 

 

 冗談で良かったわあ、いや本当に。

 兎にも角にも、五分も経たずにLAWCONと言うな藍と白の色のコンビニ店に着いた。

 いつもここ来る度に思うんだが、此処良く消されねえな。

 しかもチェーン店じゃないから此処一店しかねえ、つまり本店しか存在しないから簡単に潰れそうだな。

 学校帰りに良く寄るし、意外と品揃えは結構良いから潰れたら困るんだよな。

 そんな心配は他所に霞は店内に入って行く。

 俺も霞の後を追って店内に入ると、丁度いい冷風を全身に浴びた。

 よし決めた。

 

 

 ————————ドンッ。

 

 

「俺は何があってもこの店の味方になるぜ」

「え、は、はぁ、ありがとう御座います・・・・・・・・・」

 

 

 勢い良くレジカウンターに手を着いて俺は店員さんにそう宣言した。

 たった一店のみで他の大企業に挑む心意気に俺は酷く感動した!

 絶対に俺はこの店を裏切らねえぞ!

 勿論店員さんは喜んで俺をくれた。引き気味に。

 

 

「・・・・・・・・・何やってんのさお兄ちゃん。兄がすいませんでした!」

「グエッ」

 

 

 首根っこ掴まれて霞に引っ張られた。

 今のは危なかった。首の骨持ってかれるかと思ったぜ。一瞬だけ意識飛びかけたし。

 

 

「ん〜、どれにしようかなぁ」

 

 

 悪びれねえなぁ、さも当たり前のようだなぁ、慣れてんなぁ。

 俺は自分の分を手に取る。

 

 

「ん?お兄ちゃん、二本も飲むの?」

「此れがあると結構助かるわけよ。逆に此れ飲まねえと持たねえ」

「えぇ・・・・・・・・・なんか最近おじさん臭いよ、お兄ちゃん。年齢詐称してない?」

 

 

 我が妹の中で俺はどう思われてんのか酷く気になる発現だねぇ。

 確かに最近、霞の前ではダラけている事が多いかも知れねえけどな。

 確かに買い物行っては必ずおつまみを買うけれども。あ、酒は飲んでねえよ?

 

 

「言っとくけど、お前の名付け親って俺だからな?」

「知ってるよ、何度も聞いたもん。でもそれ聞く度に思うんだけど、お兄ちゃんって色々規格外だよね。あの二人から産まれたのかが怪しく思っちゃうくらいだし、本当は養子だったりして」

 

 

 此れは本当に酷いな。

 お兄ちゃん否定どころか、まさかの家族否定か。流石に泣きそう。

 俺は必死に涙を堪えました。

 

 

「人を他所者みたいに言うんじゃねえよ、滅多な事言うと首括るぞ?悲し過ぎて泣きそうになったわ」

「で?実の所どうなのさ」

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

「お前、本気で疑ってんのか?」

「・・・・・・・・・」

 

 

 女心は分からねえと最初に言ったが、考えている事くらいは大体の場合顔に書いてある。

 だけど、霞だけは本当に何も読めない。

 今のこの発現だって、どう言う意図なのか、本当に疑っているのか、そして何を思っているのか。

 霞はいつだって俺の想像を超える行動に出る。

 俺は、霞の考えを読めた事は今まで一度も無い。

 だから、どう答えれば正解なのかは分からないんだが、自分の答えを示すのみだ。

 

 

「ああ、正真正銘 “空亡 霧” と “空亡 忍” と血の繋がった息子だよ」

「・・・・・・・・・だよね!」

 

 

 はぁ、結構ドキドキしたぞ。

 なんでコンビニでシリアスしなきゃいけねえんだよ。せめて場所変えろよ。

 

 

「お兄ちゃんってお母さんと性格似てるもんね」

「やめろ。俺は将来お袋みてえな変人にはなりたくねえよ」

 

 

 あの人は色々おかしい。

 規格外ってのはあんな人の事を言うんだ。

 

 

「良し決めたよ!」

「んじゃチャチャッと会計行くぞ」

 

 

 俺たちは会計を済ませてさっさと店を出た。

 さっきみたいな空気がこの後もあるんだったら胃に穴が開きそうだ。

 やっぱ買っておいて良かった。栄養剤。

 俺はその場で飲み切りこの後のショッピングに備えるのであった。




えぇえぇ、名無しです。
今回も読んで頂きありがとう御座います。
いやね、俺も『次の番外編いつだそうかな』って考えてる側から上げることになるとは想定外だよ。
しかもいつ上げようか考えながらこの話書いてたから、急遽上げることになってじみに焦りました。
だからこんな短くなっちまったし、なんか無駄に謎増やした気がする。
まぁ、こんな終わり方したら確実に次があると、と言うか次があるの前提の話になっちゃったよ。
次の作者さんが色々あって今手間取ってるようだから代理で、ぶっちゃけ言うと時間稼ぎで今回俺が上げました。
これ以上色々言うと危ないんでこの辺で。

えー、誤字脱字訂正感想はいつでも受け付けております。
そしてメンバーは常時募集してます!
以上『no-name』でした。
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